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#39:太る原因がビールの飲み過ぎってホント?

冬の寒い日は鍋料理を囲んでビールで乾杯!
第6波でマンボウが発出されても、とにかく飲まれているビールなのですが、よく、「毎日ビールばっかり飲んで太っちゃったんだよ」」という人がいます。たしかにビールはアルコールで、飲み過ぎると太ってしまうイメージがいかにもありますが、本当のところはどうなのでしょう?

実は、ビールだけを飲んで太るということはほとんどないというのが答えです。例えば、ビールの大ジョッキ一杯の熱量は、およそ240kcalなのですが、お酒のカロリーのほとんどは他の食品のそれとは違い、体内に貯蔵されないで優先的に熱として消費されてしまう性質をもっているのです(エンプティーカロリーともいう)。お酒を飲むと体があつくなってくるのはそのせいです(ビールは冷やして飲むため、わかりにくいですが・・)。ちなみに、先程の大ジョッキ一杯240kcal中、体に貯まる熱量は最終的には、わずか90~100kcalくらいだそうです。

さて、これでビールはいくら飲んでも安心・・・と思ってしまうと、大きな落とし穴が待っています。それは、ビールといっしょに食べるおつまみ類です。お酒の熱量が最優先に燃焼されるということは、こちらの方は普通に体脂肪として蓄積されていくので、飲むとつい気が大きくなって食べる量も増してしまうという人は十分注意をしましょう(実は、ビールの飲み過ぎで太ってしまうという人の大半の原因がこれ!)

また、アルコールはただの水よりも消化吸収の違いで量がたくさん飲めるのも事実。いくら太らないといっても過剰摂取は胃にも肝臓にもよくないのはいうまでもありません。なんでもほどほどが一番ということです。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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