見出し画像

#223:夜寝ていて足がつることがありませんか?

こむら返り(正式には腓腹筋痙攣)は、就寝中にふくらはぎ周辺の筋肉がけいれんして痛くなる状態です。
主にふくらはぎの冷えや疲労、ミネラルの不足などが原因で起こり、どちらかというと冬に多いといわれていたのですが、何故か猛暑と熱帯夜の続く夏に足がつった人が増えます。(当院のお客様のみならず実は私自身もそうです)

どうしてなのでしょう?
まず私自身の見解で恐縮なのですが、暑いととっても寝苦しく感じられます。そこでまず考えられるのは、まずはやっぱり『冷え』。
寝苦しい夜は、エアコンをつけっぱなしにして眠ることも多いと思います。なので、体の中心は布団をかけていても、つい手足は布団からはみ出てしまう状態が就寝中長く続くと(しかもエアコンもかかっているし)、次第に足は冷えてしまい足がつってしまうという訳です。
そしてもう一つの原因として考えられるのが、汗をかくことによって体内のミネラルが不足してしまうということです。寝ている間にコップ一杯分の汗をかく・・・と何かのCMでやっていました。
汗によって体内のカルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラル分が不足したり水分が不足したりして、筋肉が十分な代謝を行えないと、神経が異常な興奮状態になり筋肉が痙攣を起こす可能性が高くなるのです。(ふくらはぎの他に、背中の筋肉などもつりやすい)
これらを解消するには、定番ではありますがエアコンの温度設定と、コップ一杯のミネラルウォーターを寝る前に飲むといいでしょう。(実際に当院のお客様にすすめたところ症状がなくなりました)
ぜひやってみましょう。

ところで、なってしまったこむら返りには、痛くなった足の親指を手で自分の方に向かって反らすのが一番簡単な方法なのですが、寝ている時に突然襲ってくると、痛くて起き上がって悠長に手で・・なんて余裕ありません。
そこで、寝たままでいいので、痛くない反対側の足の踵で痛い方の足の親指を反らしてください。つまり、つった足の親指に「踵落とし」をするのです。これで、痛みが少し治ってくるので、起き上がって今度は手でしっかり反らして痛みを止めるようにすればよいのです。
なってしまったら、ぜひやってみましょう。(季節に関係なく、頻繁に夜中に足がつるようならば、骨盤の歪みが関係することもあるので、一度骨盤の調整とかを試してみましょう。)

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?