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#347:人間の首の骨は7個。じゃあ、キリンは?

人間の首には頸椎という首の骨が7個あり、通常はそれらが緩やかな前カーブを形成して安定を保っていますが、うつむく姿勢を長く続けていると、この頸椎のカーブが失われて『ストレートネック』による首の痛み、肩コリ等を発症してしまいます。
ところで、人間の首の骨は7個ですが、首の長~い、あのキリンの首の骨って一体何個あるのか知っていますか?(ちなみにキリンの首は大人でだいたい2mくらい)
答えは人間と同じく7個です! 

実はキリンに限らずですが、基本的にホ乳類の頸椎の数は、人間もキリンも、逆に首があるのかどうかわからない小さなネズミとかも、みんな7個です。
ただ、例外として、ナマケモノは6個と9個(種類により違う)、マナティーは6個、さらにクジラの多くは胎児の時は7個の骨が、成長すると1個に融合するというのもあります。

ちなみに、頸椎の数においてはホ乳類よりも鳥類の方がかなり勝っていて、 その数13~25個!フクロウは、あの短そうな首に、人間より多い14個の頸椎を持ち、そのおかげなのか、首をほぼ360度回転することができます。
フクロウなどは見た目は直立みたいだから、ストレートネックにならないのかは不明ですが(笑)、首ではありませんが、人間以外でも胴が長く筋力が弱いミニチュアダックスなどは、その姿勢による腰の負担で、椎間板ヘルニアになりやすいといいます。
いずれにしても、姿勢が悪いといろいろなところに負担がかかってツラい症状が出てしまうので注意が必要です。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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