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#203:ローテーターカフって!?

ローテーターカフ という言葉知っていますか?
健康をテーマとしたテレビ番組や雑誌等でたまに出てくる名前なのですが、日本語では『回旋腱板(かいせんけんばん)』という解剖学的な呼び名です。
このローテーターカフ、肩の周りから腕に付く『棘上筋(きょくじょうきん)』・『棘下筋(きょくかきん)』・『小円筋(しょうえんきん)』・『肩甲下筋(けんこうかきん)』というインナーマッスル(体の奥の方にある筋肉)を合わせて呼ぶ、いわゆる「チーム名」みたいなものです。そして、このチームの各メンバーはそれぞれの役目や能力を持っていて、これらが協力して力を出し合うことで、肩の関節をしっかりと支持し、また動きがスムーズになるようにしているのです。

もともとインナーマッスルは、メインである大きな筋肉が過度に動きすぎて故障をしないようにブレーキをかけるように働く『縁の下の力持ち』の役目を主に担っています。打ったり投げたりパンチしたりするような、腕を瞬時に強く動かすスポーツにおいて、ローテーターカフのコンディションをベストに保つのは、肩の故障を防ぐ意味でも、とても大切な意味合いを持っています。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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