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#263:ホルモンって何?

「ホルモンって何?」っていうことで、今回は男性ホルモン等も全部含めたホルモンについて・・(ちなみに焼肉の方は含みません!)  
よく、「ホルモンバランスが・・・」などというのを耳にしますが、じゃあ、『ホルモン』って一体どういうものなのでしょうか。

概要としてホルモンとは、体の情報に対してある変化を起こさせるために、体内の特定な器官で作られる、『生理的活性物質(物質的には無色透明)』のことをいいます。語源はギリシア語の、『刺激する』・『興奮させる』・『覚醒させる』の意味。
もっと簡単に、例えば女性ホルモンならば・・・体の内外部に起こる情報(この場合は生理や妊娠、その他)に対し、体内のある特定な器官(卵巣)で合成、さらに分泌されると血液等によって体を巡り、その標的となる部位(子宮や乳房、その他)への効果を発揮させ、その活動や作用に影響を与える物質ということで、

わかりやすく、ホルモンとは・・・
『体の中で作られる起爆剤のようなもの』・・というのは少々強引過ぎでしょうか
(専門家の方、どうかご容赦を。)
・・・で、これらホルモンでよくきかれるの代表的なものは、脳下垂体から出る成長ホルモンや、膵臓からの血糖値を下げるインスリン、男性っぽくさせる男性ホルモンは睾丸等々・・
50種類以上あるといわれ、これらのホルモンは、多過ぎても少な過ぎても体に何らかの影響が出るために、分泌量の調節は脳がその時々の状況によって、絶妙にコントロールをして指令を出しています。
なお、分泌量はホルモンによってちがいますが、我々の常識外のはるかに少ない量でも体には大きな影響を及ぼします。
例えば以前に述べた女性ホルモンは、一生涯に何とスプーン1杯(!)位しか出ないといわれます。こんな超微量でさまざまな女性っぽい働きをするのはまさにすごい燃費!(ちょっ
と違うけど)・・・驚きです。
ちなみに男性が分泌する男性ホルモンの方は、1日に7mg位で、女性ホルモンれ程ではないですが、でもこちらもこの量で『男っぽさ』がつくられるのはとっても凄いことではないかと・・・。)
ただ、これらホルモンは、加齢やストレス等によって分泌量や調整量が崩れると一気に体に問題が出てきてしまうものなので、何か異常がみられたら、すぐに専門医にかかるなどして、体調をいつも気にしておくようにしましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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