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#189:「意識不明の重体」の重体と重傷と重症の違いは?

よくニュースなどで、「意識不明の重体で・・・」という言い回しを聞きますが、この他にも、『重傷』または『重症』と似た言葉がありますね。
これらの言い回しは、どのように違うのでしょうか?

まず、『重症』ですが、これは基本的には命にかかわる『病気』の場合に用いられます(普通は重症→重篤→危篤の順で用いられる)。
次に『重傷』ですが、これは怪我の時に使われるもので、大怪我ではあるけど、治療すれば大丈夫な状態のことをいいます。

では、『重体』はどうかというと、これは大きな怪我や損傷を体に受けたことにより、命の危険もある状態にあることをいうので、重症よりももっと深刻な時に使われます。
ちなみに『意識不明』というのを説明すると、意識を失った状態が続き、その後に意識が戻るかどうかはっきりわからないことをいいます。
他にも、 意識がなくなるのに加えて外部からの刺激に全く反応しない状態を『昏睡』、一時的に意識を失うけども、その後自然に意識が回復するのは『失神』(『気絶』や、『気を失う』もほぼ同じといってもいいでしょう)という言い回しになります。
同じような言い回しでも、こんなに種類があります。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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