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誤診からの脱出 vol.01

 「自律神経失調症」の診断を受けたあなた,こんな症状はありませんか?

・立ったり,椅子に座って同じ姿勢でいるときに,めまい,血の気が引く感じ,腹痛,吐き気,冷や汗その他の不快感が出る。
・疲れたり睡眠不足のとき,採血などで痛みを感じたとき,トイレ後や食後に同様の症状が出る。
 本当は,循環器内科の治療が必要な「反射性失神」かも。


 私は,中学生のころからこうした症状に悩まされるようになり,時には失神することまでありました。お医者さんからは「自律神経失調症」と診断され,心療内科での治療対象とされてきました。でも,時間が経ち,病院を受診するころには症状が消えているので,お医者さんに説明しても,理解してもらえずにいました。心療内科の薬が処方されても症状は次第に悪化。


 幸い,循環器内科を受診する機会があり,「ヘッドアップティルト試験」という検査により「神経調節性失神」であることが分かりました。
命に係わる病気でないため軽くみられがちですが,生活の質が著しく低下することにもなるので,前記の症状が繰り返す方は,是非とも大きな病院の循環器内科を受診して「Head-up Tilt Test(ヘッドアップティルト試験 )」を受けてみてください。
 心療内科ではなく循環器内科です。

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