台湾華語の勉強を始める前に知っておきたいこと

みなさん、こんにちは!
新しい言語の勉強を始める前にその言語についてちょっと調べてみるでしょう。
例えばその言語は「主語+動詞+目的語」の語順、どこで使われている言語などの紹介。
今日台湾華語の勉強を始める前に知っておきたいことについて話したいと思っています。

①台湾華語とは?
台湾では使われている中国語のことです。日本では台湾華語という呼び方が定着していますが他の国ではあまり通じない呼び方です。台湾では台湾華語を「中文」と言います。
台湾語(台湾華語と異なる言語)の影響を強く受けているので中国の中国語とは異なることがあります。

②台湾華語は後から来た言語
最近朝ドラ「らんまん」には万太郎が台湾語を喋るシーンが登場したそうです!
そのシーンを見て「なんかイメージの『台湾華語』と違う」疑問に思った方がいらっしゃると思います。
そして台湾華語は古くから台湾で使われていて、日本時代には使用を禁じられていたと勘違いしている方がいらっしゃいますがそうではありません。
実は台湾では一番多く使われていた言語は「台湾語」でした。
台湾総督府が日本時代に台湾語についての研究の本を何冊か出版しました。
学校では日本語を勉強していましたが台湾語は普通に使われていたという。
ただ1949年に中華民国政府(国民党)が台湾に逃げ込んだ後台湾語は禁じられていました。
その代わりに中国語を「国語」と決め台湾人に勉強させました。
そのため一部の台湾人は中国語を「国語」と呼びます。(私の親の世代はそういうふうに呼びます。)

③台湾華語は台湾の公用語ではない!?
日本と韓国は公用語が一つしかなくて台湾の公用語もきっと一つしかないだろうと思い込んでいる方がいらっしゃいますがそうではありません。
台湾の公用語は台湾語、客家語、台湾華語(中国語)、原住民語です。
ただ事実上の公用語は台湾華語です。
やはり40年間に渡り「台湾華語が公用語」との政策が実行されていたためその影響がすごいでしょう。

以上でした。
最後までお読みくださり誠にありがとうございました。

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