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RMPのあゆみvol.6-最終章・RMPからRMAへ-

こんにちは。REFINE METAL ASSOCIATION(RMA)の小西です。

都市鉱山由来のサステナブルでトレーサブルな貴金属「REFINE METAL」の認知拡大と価値向上を目指し、「REFINE METAL」だけでジュエリーを作る事の意義を広めるべく活動しています。

※都市鉱山=廃棄されたスマホや小型家電の中に含まれる有用な金属資源のこと


前回のvol.5からかなり日が空いてしまいましたが、今回が「RMPのあゆみ」の最終章となります。

RMPのあゆみvol.5はこちら↓

REFINE METAL PROJECTの概要はこちら↓


X金属から証明書を発行していただけるようになり、2020年の5月、humから満を持して「REFINE METAL Collection」が発表されました。

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(画像はhum公式サイトより引用)


これまではインスタレーション等の抽象的な方法でREFINE METALの存在を啓蒙してきましたが、実際にREFINE METALだけを使ったジュエリーのコレクションが誕生したことで、よりわかりやすくリアルな訴求が可能になり、「REFINE METAL」が徐々に浸透していきます。

更にここ1年ほどでSDGsの意識も一般的なものになり、以前とは比べ物にならないほど「廃棄物から再精錬された貴金属」の価値がスムーズに伝わるようになったと肌で感じております。

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(Googleトレンドでの「SDGs」の検索結果。2020年から2021年にかけてグラフが急上昇しています)


そして、プロジェクトは次の段階へと歩みを進めます。


私達はずっと、精錬、金属加工、鋳造、製品加工まで、REFINE METALだけでジュエリーを制作できる体制を整え、そこに誰もが参加できるようにしたいと考えてきました。その為にはもっと大手を巻き込んで、強力なサプライチェーンを構築していく必要があります。

しかし、依然としてREFINE METALのイメージは「humがやっているもの」という域を出ていないように感じていました。実際のところプロジェクトメンバー全員がhumの社員ですので、そう思われるのも致し方ありません。

そして大手であれば大手であるほど、新しい取り組みを始めるときには「相手がどんな存在なのか、どんなイメージを持たれているか、どんな影響があるか」を慎重に見極めなければなりません。


やはり正式にhumとは切り分けて、フラットな立場の業界団体であることを印象付けて活動の幅を拡げよう-。

こうして、2021年5月、REFINE METAL PROJECTは一般社団法人を設立し、「REFINE METAL ASSOCIATION(RMA)」として生まれ変わったのです。


更に、貴金属業界に携わる全ての生産者と貴金属製品を手にする全ての消費者へREFINE METALの価値を正しく浸透させるべく、現在大きなプロジェクトに着手しております。

近日中にお知らせできそうですので、続報を楽しみにお待ちいただければ幸いです。


改めまして、今後は「REFINE METAL ASSOCIATION」としてお見知りおきくださいますよう、よろしくお願いいたします。


【REFINE METAL ASSOCIATION公式サイト】


【プロジェクトレポート】

Facebookのプライベートグループで、RMPに関する未公開の最新情報をお知らせしています。私が所属するジュエリーブランド「hum」での出来事も綴っています。お気軽にご参加ください。


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