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「緩やかに繋がる経済圏」としての組織を作りたい。

こんにちは。Reesusの小野です。

「Reesus(リーサス)」は、3-think株式会社が運営する、スタートアップ企業のための採用総合支援サービスです。

近年、国内のスタートアップ業界が益々盛り上がると同時に、「採用」を取り巻く環境も大きく変化してきています。そんな中、Reesusへのスタートアップ経営者の方々からの採用に関する相談も増加傾向にあります。
「Reesus」とはどんなサービスなのか、Reesusというサービスが生まれた背景や現在地点、実現したい未来ををお伝えしていきたいと思い、このReesus公式noteを開設しました。
また、Reesusのことだけでなく、私たちが常に向き合い続けている「スタートアップの採用」についてもお届けしていきたいと考えています。

第4回目のnoteは、Reesus及び3-thinkをどんな組織にしていきたいかについて、お話ししたいと思います。

note|https://note.com/3think_ono
Facebook|https://www.facebook.com/shuuhei.ono/
Twitter|https://twitter.com/3_think_so


どんな体制でやっているか。

現状の組織体制

Reesusは、主にアーリーステージのスタートアップ向けに採用の伴走支援を行っています。企業の1人目人事的な役割として、伴走し事業成長を支援しています。
(詳細は過去記事をご確認ください)

プロジェクトは、採用活動におけるハンズオン支援やアドバイザリー、クリエイティブ、PRなど多岐にわたります。多角的な支援を実現するため、我々のチームでは各メンバーが以下4つのロールに分かれています。

  • リクルーティングディレクター

  • リクルーティングアシスタント(RPO)

  • クリエイティブ(アートディレクター・デザイナー)

  • PR

基本、代表である私が「リクルーティングディレクター」としてプロジェクト責任者及びクライアント対応の窓口を担当し、プロジェクトごとに最適なパートナーメンバーをアサインしてチームを編成。企業毎の課題やニーズに合ったサービスが提供できるようにアレンジしています。

現在、私たちは約10名ほどのパートナーが在籍しています。パートナーの多くは業務委託の形態をとっており、フリーランスで活躍している方もいれば、普段は企業で働きながら副業として参画している方もいます。それぞれがこれまで培ってきた経験やスキルを活かして、自分の得意を持ち寄って最大限のパフォーマンスが出せるよう、各個人が自律した存在であるように心がけています。

どうやってメンバーを集めているか

ここまでは幸いなことに繋がりが繋がりを呼んでくる状態ができており、チーム形成を図ってきました。前職時代の繋がりだったり、中には夫婦で関わっているパートナーもいます。

紹介を受けた方とは、初回に私との面談の中で、Reesusのサービス詳細(創業の想いやコア価値など)や関わってもらいたいプロジェクト概要を説明をします。プロジェクトの状況によってはピンポイントで「このロールが必要」みたいなこともありますが、基本的にはその方のスキルや要件に合わせて、何をやってもらえそうか(本人が何をやりたいか)を擦り合わせていきます。興味を持ってくれてタイミングが合えば、まずはプロジェクトベースに参画してもらっていく、という流れになります。

どんな組織でありたいか。

やりたいからやる。人間やらされ仕事では続かない

私が組織を作る上で重視していることの1つ目は「自律的である」こと。つまり、個々人の関わる目的が明確かつ、それぞれが ”やりたい” を原動力に動いている状態だと考えています。

やりたい理由はなんでもよくて、「スタートアップの成長や事業に関わりたい」や「スタートアップ採用のスキル・経験を積んでいきたい」、「Reesusのような立ち上げ初期のサービスに関わる経験を積みたい」でもいい。なんだったら「本業以外の稼ぎが欲しい」でもいいと思っています。とにかく大事なのは、やらされるのではなくて、目的と主体性を持って、自らが "やりたいからやる" という状態であること。そこに重きを置いています。

「やりたいことをやる。やりたくないことはやらない。」
この考え方を組織作りで重視するのは、私自身が人生の中で大切にしている価値観の一つだからです。この価値観に至ったのは、昔からお世話になっている経営者の方の影響で、よく「自身の幸せは、どういう状態か」の問いを立ててもらってました。そこで、自身の幸せの定義について自問自答していく中で、逆説的に「やりたくないことをやらないためには、どうすればいいか」を志向するようになり、人生・仕事のテーマの一つとなりました。
何事も、目的もなく、やりたくないことをやらされている状態では長続きしません。モチベーションもパフォーマンスも低下する。中長期で見ると事業や自身の成長にもつながらない。(ステークホルダーのための)短期的な売上の追求や、規模を求めたエクイティでの資金調達・IPOも行わないと決めています。

自分がトップに立たない組織が理想形

組織を作る上で重視していること2つ目は、「自分がトップに立ちたくない」ということ。(先に断りを入れておくと、トップのいる組織を否定しているわけでも、優劣があるとも思っていなくて、あくまで3-thinkはトップがいなくても回る組織にしたいという話です)

もちろん、3-thinkという会社のCEOは私なので、役職や法的な責任という意味ではトップは私ですが、プロジェクトによってはメンバーがリーダーシップを持って推進していいし、組織として何かを決定するのが必ずしも自分じゃなくてもいい。ゆくゆくは、自分の責任の範囲の中で、各メンバーが互いの自由に得意を活かしながらやりたいことをやる状態が理想です。

自分は起業家やリクルーターとして、特別優秀な訳ではないですし、経営者の器としても不十分。強烈なパッションやリーダーシップを持っているタイプではない。
それに各領域で自身より優秀な方々がいるので、積極的に任せていきたい。プロとして依頼している以上、アウトプットまで信頼して任せること細かいプロセスで口を出したくないし、最大限任せた上で、一人ひとりのクリエイティビティを持って仕事をする方が最終的なアウトプットの質は良くなると思っています。もちろん最終的な責任はCEOである私が取りますが、過程や手段からメンバーに任せる方が、今の3-thinkのやり方に合っていると考えています。

個々人が緩やかに繋がる経済圏を目指したい

記事で分かりやすくお伝えするための便宜上、「組織」という言葉を使いましたが、私自身は3-thinkを組織にしたいという感覚はないです。

どちらかというと、みんなが何かしら目的を持って集まって「緩やかに繋がっている経済圏」として、或いは、ここにいることが何らかのメリットがあると感じた人の交差点になることが理想です。例えば、Aさんがやりたいことがたまたま3-thinkで繋がったBさんと実現できることであれば、3-thinkでの活動の枠を超えてやっていってもらいたいと思ってます。

未来の働き方の形として、個々人が自身のビジネスを持ち、それぞれの専門性を生かし合い、還元し合うコミュニティが無数に存在する時代になると思ってます。ビジネスの内容は、社会的に価値のあることであれば、事業スケールを追求するでも、個人の趣味の延長でも、慈善活動だっていい。それぞれが緩やかに繋がり合い、複数関わり合うことで、経済圏としての成り立つ。そこの輪の中心にReesus・3-thinkが存在できればと思ってます。

この組織体でどこまでやれるか。

ここまでをまとめると、目指すべき組織の形は以下だと考えます。

組織を作る上で私が重視していることをつらつらと書いてきましたが、どれもこれがベストな状態なのかは分かりません。少なくとも現状でのベストな仮説であることは間違いないのですが、この組織形態がうまくいくかは現在も実験中です。

自分自身もこの事業を創る過程でどう感じるのかを実験していきたいと考えているし、組織もどうなっていくか色々試行錯誤をしていきたいと思っています。

考え方に共感する仲間を募集中です。

そんな3-thinkですが、現在メンバー募集中です。一番大切なのは、この取り組みをトライアンドエラーしながら楽しんでくれる方と一緒にやっていくことだと考えています。ぜひ興味を持った方は、問い合わせフォームでもSNSでも構いませんので、お気軽にご連絡ください!お待ちしてます。


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