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「共に答えを探すパートナーでありたい。 」企業ごとに異なる採用課題への向き合い方。

こんにちは。
Reesusの小野です。

Reesus(リーサス)」は、3-think株式会社が運営する、スタートアップ企業のための採用総合支援サービスです。

近年、国内のスタートアップ業界が益々盛り上がると同時に、「採用」を取り巻く環境も大きく変化してきています。そんな中、Reesusへのスタートアップ経営者の方々からの採用に関する相談も増加傾向にあります。
そこで「Reesus」とはどんなサービスなのか、Reesusというサービスが生まれた背景や現在地点、実現したい未来ををお伝えしていきたいと思い、このReesus公式noteを開設しました。
また、Reesusのことだけでなく、私たちが常に向き合い続けている「スタートアップの採用」についてもお届けしていきたいと考えています。

第2回目のnoteは、スタートアップ経営における採用の在り方と、それを実現するためのReesusの考え方・スタンスについてお話ししたいと思います。

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採用は目的ではなく手段

スタートアップにおける採用の難しさ

マクロ視点では社会情勢の変化やテクノロジーの進化、グローバル化、労働人口の低下などがあり、人材に対する考え方や組織のあり方を問い直す時代が来ています。普段の仕事を通じて、採用を取り巻く環境もめまぐるしく変化していることを実感しています。コロナ禍の影響もあり、働き方や雇用形態の多様化が加速していますし、採用媒体や手法、ツールも新しいものが生まれては消えていく、というのが現状です。

また、国内のVCやCVC、エンジェル投資家といったリスクマネーを提供してくれる存在が直近5年程でも急増し、起業家にとってはひと昔前よりも格段に資金調達がしやすい世の中になりました。そういった背景もあり、昨今ではスタートアップの採用競争力も高まり、勤務する人の平均年収も大企業とも見劣りしない程に向上しています。どの企業も欲しがるような魅力的な人材に振り向いてもらうためには、様々な面での魅力付けから「候補者から選んでもらう会社」になる必要があります。このように、採用に関してはスタートアップと大企業の垣根のようなものは、ほぼなくなったと言っても過言ではない時代となったと思います。

日々、事業や経営に関する多くの意思決定をしている経営者にとって、そのような転職市場の変化を柔軟にキャッチアップしながら、ハイレベルな採用活動を推進していくことは容易ではありません。それは、社内の人事・HR担当者も同様です。社内の人事・HR担当者は、組織の内側の課題(組織開発、人事制度企画、カルチャー構築など)に向き合うことへの重要性が増し、採用領域に対しても、より高い専門性と実行力が求められるようになってきています。そもそも変化の渦中にあり、採用に割けるリソース自体が不足しがちなスタートアップではなおさらでしょう。多くのスタートアップが採用に苦戦しているのには、このような企業規模を問わない労働環境や転職市場の変化と、スタートアップ特有の組織事情が影響しています。

そこで大切なことは、「採用すること自体が目的ではない」ということです。

採用はあくまで事業を成長させるための手段のひとつです。スタートアップが中長期スパンで描いている未来を実現させるために何を選択するのか。Reesusは、採用の観点からそのための提案をしています。

Reesusはスタートアップ経営者の「採用パートナー」

事業や会社の成長に資することが大前提です。例えば、正社員の採用ではなく外部委託が適切だと思えばそのようにアドバイスします。成長のために最適な手段として、正社員の採用や業務委託(副業やフリーランス)の活用、或いは外部会社に委託するケースなど、様々な選択肢を検討し、Reesusとしてサポートするというスタンスです。自分達のサービスを使ってもらいたいがために、押し付けのような提案をするような事は絶対にありません。

私たちはスタートアップの「パートナー」として、採用領域のあらゆる課題を解決する存在でありたいと考えています。そのスタンス自体が本質的な価値で、テクニカルな部分はその次。ダイレクトリクルーティングにおけるスカウト返信率を向上させるノウハウなどももちろん提供可能ですが、短期的な施策を売りにしているわけではありません。ノウハウや手法をクライアントに提供し、その実行部分を受託するというような仕事の仕方はしたくはないと考えています。

経営者と共に、中長期視点で経営課題に向き合う

抽象度の高い課題・相談は大歓迎

Reesusへ寄せられる採用課題の多くは、抽象度の高いものばかりです。しかし、むしろ私たちはそれを歓迎しています。「何だか採用がうまくいってないんだよな」「これから採用活動を本格始動したいけど、どうしたらいいか分からない」という状態でご相談いただく方が、Reesusとしてのバリューを出せますし、私個人としてもそっちの方が燃えます(笑)。

つまり、経営・事業課題に向き合い、採用における戦略設計から関わらせてもらいたい。既にやることが決まっていて、「この部分だけお願いします」と切り出して依頼いただくよりも、抽象的な問題意識から具体的な課題を抽出し、それを解決していくための戦略・施策を決め、実行と対話を繰り返しながら一緒に前進していけるスタートアップと共に成長していきたいです。私たちはスタートアップの課題をHR観点から解決し、事業成長に貢献することを通じて、社会にいい影響を与えることを目指しています。

企業ごとに見合った戦略・実行プランを提示する

採用課題を解決するためのセオリーや戦略に決まったものはないと思っています。適切な施策は会社によって千差万別です。例えば、どの採用媒体を使うべきか。どの転職エージェントと連携すべきか。なにが最適かは企業やその企業が置かれているフェーズ、カルチャーによってもバラバラです。そのため、会社ごとにフィットする方法を一緒に見つけていくプロセスが重要で、Reesusとしての価値もそこで発揮されると考えています。

繰り返しになりますが、採用を目的にしないことが重要です。私たちは、経営課題に対して必要なソリューションが何なのかというところから一緒に考えます。例えば、いざ採用をはじめる時に一般的には、「20代後半、◯◯業界での3年以上の営業経験」といった募集人材の経験・スキルの定義から入るケースが多いと思いますが、私たちはより上流から着手することが必要だと考えます。どのような経営・事業課題があり、その課題を解決するために必要な組織の状態や役割を定めた上で、それを実現できるのはどのような人材なのか、その人材を採用するために最適な手法は何かと考えます。

一貫した「採用すること自体を目的にしない」というスタンス

私は人材エージェントをしていた頃から、この会社にはこういう人が必要だろう、合うだろうというのを見極めるのが得意でした。当時は得意ではありながらも、フレームワークのような仕組みにできていたわけではありません。ただ、いま振り返ってみると顧客との会話から経営課題から逆算し、考えていたのだと思います。一見すると、クライアントから提示された要件からは的外れな人を紹介することもありましたが、結果的にその人が採用されて、大きな成果を出すこともあり、中には業務委託からスタートして最終的にそのスタートアップの役員にまで就任した人もいました。

「採用すること自体を目的にしない」ということは、当時から一貫しています。そのため、年単位での中長期的な付き合いとなる経営者が多いです。HR領域の専門家だからと言って、上から目線でのコンサルティングや、アドバイスだけをするのは好きではありません。手を動かすことも得意ですし、泥くさいこともいとわないスタンスです。ただし、経営課題の解決・将来的な事業成長に寄与することには、とにかくこだわっています。

答えを一緒に探す中長期的なパートナー

中長期に渡って採用の土台を作る

経営課題の解決についてご相談いただけるようになると、必然的に、中長期的な視点や戦略を共有しながら、パートナーとして伴走することになります。会社としてどうありたいのか。先を見据えた土台作りが何よりも大事です。時間はかかりますが、最初から一緒にしっかりと仕組み作りをしていきます。私自身も会社を経営しているので、同じ経営者の視点から、気持ちに寄り添った話ができます。この「経営者として共感する」という部分が評価されて、選んでもらっている実感も少なからずあります。

もちろん短期的な採用施策の役務提供もできますが、効率的なダイレクトリクルーティングを行うことや、転職エージェントとのコミュニケーションを密にするみたいな話ではなく、心から採用したいと思える候補者と出会えるための土台作りにこだわりたいですね。

共に伴走しながら「第三者視点」で採用をデザインする

先に述べたように、まだ具体的にまとまっていなくてもかまいません。事業課題や会社として求めている人物像を伝えていただければ、それに対して必要な施策をReesusがデザインします。採用とは、実はクリエイティビティが要求される仕事であり、課題解決についてHowの部分から一緒に考えられる力が必要です。Reesusには、そのための機能を盛り込んでおり、そこに全力を注ぎます。

もちろん、短期的な採用目標を達成することも骨の折れる仕事でプロフェッショナルな領域ですが、私たちはもっと抽象度の高い課題に向き合って、一緒に事業を作っていく感覚を大切にしています。私個人もその部分に面白みを感じるタイプなので、そういう存在でありたいと思っています。

私たちはパートナーとして「第三者視点」を大事にしています。採用は自社の文脈を押し付けるような“ひとりよがり施策”ばかりだととうまくいきません。例えば、「真面目な人が多い会社です」と発信している会社があったとします。でも、真面目という言葉の中には様々な意味が込められているかもしれません。スタートアップとして目指している世界観を適切に世に発信するために、そもそも真面目という言葉が適切なのか?というところから第三者の視点で考え、アドバイスすることができます。

採用課題を抱えている経営者の皆さまへ

正直にお伝えすると、最初から狙い通りの採用ができることは少ない。失敗もします。ただ、試行錯誤のプロセスも含めて起業家、スタートアップと伴走するのが私たちのやり方。年単位の仕事を積み重ねていくと、コンテキストを共有した上で仕事を進められるので、経営課題を解決しやすくなります。

そのため、採用とは一見すると関係のないご相談も大歓迎です。その課題が、HR領域をテコ入れすることで解決できるのであればReesusを使ってほしいというスタンスです。共に答えを探すパートナーになるためにReesusというサービスをつくりました。私たちの、こういった考え方に共感していただける、ひとりでも多くのスタートアップ経営者と一緒に仕事をしていけたらと思っています。


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