途切れた糸を繋ぐ
昨日は住んでいる町内の神社でお祭りがあった。
コロナ禍になる前以来なので間が4年も空いてしまっていた。
その空白の期間に色々な変化があったけど、こうして開催に辿り着けたことは本当に良かったと思う。
人が来てくれるのか?
そんな心配の中、準備や子供会での練習をして当日を迎えた。
お祭り当日はたくさんの人が集まった。
そして来てくれた人は楽しそうだった。
たくさんの笑顔、大きな笑い声がそこにはあった。
コロナ禍による中断前よりはお祭りに来た方は少なかったけれど、予想していたよりも本当にたくさんの方が来ていた。屋台の商品は早い時間に売り切れになった物もあったし。
お祭りに来ていた人が楽しそうだったこともそうだけど、何より良かったのは子供たちが本当に楽しそうだった。
男の子は土俵入り、相撲、女の子は和太鼓の演奏。女の子は手押し相撲もあったっけ。
女の子の太鼓の演目は見ることが出来なかったけど、女の子の手押し相撲と男の子の相撲は見ることが出来た。
お祭り前にやっていた連日の練習風景も見ていたけど、本番での顔つきがそれまでとは違って本気だった。
小さい学年の子はニコニコで、そこにいることが楽しいって感じの可愛い様子だったけど(それはそれで心が和む)、学年が上の子たちの勝負の時の顔は真剣で、勝敗に一喜一憂する様子が見られた。
それに釣られて周りの大人たちも同じように。
いいね、本気。
勝敗が決まる度に感嘆の声があちらこちらから上がる。そして自然とみんなの会話も弾んでいく。
子供たちの相撲の前に赤ちゃんの泣き笑い相撲もあって、こちらも良かった。
にこりともしない子、土俵に上がる前から大泣きする子。
当の本人は全く覚えていないだろうけど、これはこれで一生の記念になると思う。特に親やおじいさん、おばあさんには忘れられないものになる。
(そう言えば自分の子供は二人共無表情だった、笑)
やっぱり本物、本気って良い。
確かに準備や決め事とか、手間も時間もかかった。特に今回は空白の期間が長過ぎて、それまで中心となって携わっていた方々でさえ「えーっと、どうだったっけ?」てなることはたくさんあった。
大人でさえこんな調子だから子供たちはもっとわけがわからない。今年の6年生が1年生の時にやったお祭りが最後だったから、記憶に残っていることなんて殆ど無いと思う。そして5年生以下全員がお祭り初体験。
これがあと1年遅れていたら。
子供のお祭り経験者がゼロでの再開になっていた。もしかしたら子の親でさえも何も知らない人ばかりになっていた。
そうしたらここまで形になったのか。
結果としてお祭りを開催して、個人的には良かったと思う。
お祭りの会場で久しぶり会って話をすることが出来た人もいたし。(自分達のことじゃなくてほぼ子供の話しかしていない、笑)
このご時世で色々と言われる可能性もある中、開催を決断をされた自治会役員さんには感謝です。
今回は規模を小さくしたものもあるけど、今年の良かったこと、そうで無かったこと、色々思うこと、感じることもあると思う。
次はこうしたいね、も。
来年のお祭りは今年よりたくさんの人が集まって、もっと賑やかに楽しめたらいいな。
自分はお祭りの最後に執り行われた相撲甚句にチロっと参加しています。
写真はもちろんありませんよ、笑
注:画像はぼかし加工をしています。