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推し活は健康に良いらしい
この記事に辿り着いたあなたに「推し」はいるだろうか。
芸能人やアニメのキャラクター、作家、YouTuberなどなど……noteを読んでいる人なら推しnoterがいるかもしれない。
さて、その「推し」を応援する活動、いわゆる「推し活」について書いてみたいと思う。
ひと言で「推し活」と言っても、そのやり方は人それぞれだ。
歌手のファンならライブに行くかもしれないし、ライブ映像を自宅で楽しんでいるかもしれない。アニメや漫画のファンなら、見たり読んだりグッズを買い集めたりするだろうし、noterのファンならサポート、YouTuberのファンならスパチャといった具合に投げ銭をしている方もいることだろう。
ところで、近年介護施設などで「推し活」が注目されているのをご存知だろうか。
このことを私が知ったのは、2年ほど前に見たネット記事だった。
昨年からサッカーJ3・カターレ富山の応援に参加するようになると、孫と同世代の大野耀平選手の夢中に。施設職員は、「要介護度が3から1に改善されたように見える」と話し、大野選手の施設訪問では杖を忘れて駆け寄る姿が見られた。
(中略)
試合当日には、認知症を患っていながら、一度着たユニフォームを見て「これこないだも着ましたよね?」と発言し、施設の職員を驚かせていた。
ちょっと驚くような内容が書かれているが、これはサントリーウエルネスが取り組んでいる「Be supporters!」というプロジェクトで、Jリーグと協働して行われているそう。
利用者は「推し」を応援することで、普段は支えられる側ながら、推し活の間は推しを「支える幸福感」を得ることができるのだ。
また、利用者の満足度が上がることで、介護士さんたちのモチベーションも上がるという、なんとも素晴らしいプロジェクトである。
やはり「推し」って偉大だなぁ。
「推し活」は確かに生きていく活力になりうる。少なくとも私にとってはそうだ。
週末にイベントがあると思えば、嫌な仕事も頑張れたりするし、頑張って働くことで推しに還元できるチャンスが増えると思えばモチベも上がる。
「推し」に会えるとなれば、推しに見られて恥ずかしくないようにしたいから、普段から多少は美容的な部分にも気をつかうようにもなるし、会える日は一段とオシャレに気合が入る(たとえ推しからは私が豆粒にしか見えなかったとしても)。
架空のキャラクターであっても、そのキャラクターを解釈したり、より近くに感じるために勉強したりもするし(実際私は『家庭教師ヒットマンREBORN!』を読んでイタリア語を勉強したし、『図書館戦争』を読んで司書資格をとった)、普段はバリバリのインドアでも何かイベントがあれば遠出する気にもなる。
「推し」ができて人生が変わるというのは、決して大げさな話ではないと思う。
まぁ一人の推しに入れ込んでいると何かが起きてしまった時のショックも大きいのだけど……
(何か起きてしまった時の私の荒れようはこちらから…↓)
まぁ何か起きてしまっても、推しを推している間の楽しさや多幸感は紛れもなくホンモノなので、推しを推すことを怖がることはない。
……ここで本当なら「推しが炎上するなんてイレギュラーなのだから、そんなに心配することはない」と言いたいところなのだが、昨今はどこに火種が転がっているか分かったもんではないので、私にはそんな無責任なことは言えない。
だがしかし、それでも私が新たに推しを見つけては推し活をする。それは推し活をしている時が一番「生きてる!」という感じがするからだ。
推しのことを考えている時は楽しいし、ワクワクするし、とにかく幸せで、何となくではなく、自分はコレのために生きてる!ということを実感できる。
それに、仕事で取引先と上手くいかなくても、駅でおっさんに舌打ちされても、推し活をすればそれら全部忘れられるのだ。
ただふわふわと生きていると、ネガティブな私はふとどうしようもなく人生に絶望してしまったりする。
しかし、新作の公開まではとか、この話が完結するまではとか、次のイベントまではとか……推しのおかげで生きることができている。
文字通り、推しは私の生きる理由なのだ。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、少なくとも何の目的もなく生きるよりもずっとずっと楽しく生きているのは本当だ。
先日、推し活にのめり込むのが怖いと言った友人がいた。
友人よ、推し活は楽しいぞ。
間違いなく人生が豊かになるので、私はぜひ何かを推してみることをオススメする。
生活に困るほど課金するようになってしまった時は流石に止めるから。
(参考)
“推し活”で要介護度が3から1に…「支えられる」より「支える」ことで生命力取り戻すおばあちゃん達ーeltha by ORICON NEWS
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