見出し画像

西宮市 越木岩神社を訪問。 らせん状のエネルギーが地上から渦巻く! 古代祭祀場跡の磐座群。出雲系か物部系か? 日本各地の神罰の記録、松江市の神魂神社、羽田空港内の鳥居、田村神社の御神体、金毘羅大権現、大阪市北区の御神木など

◼️2024/4/5

西宮市の甲陽園にあるツマガリのケーキを買いに来たのだが、大勢の花見客もケーキを買いに来ており、断念して、近くの越木岩神社を訪れた。

神社に呼ばれることはたまにある。

甑岩神社(こしきいわじんじゃ)と綴られることもある。

🔸越木岩神社 公式HP 
甑岩にまつわる不思議な話し



越木岩神社内に一歩足を踏み入れた途端、温度が下がったように冷やっと感じた。

かなり神気がある。


越木岩神社の裏手の磐座は別々の存在で神社は神社、磐座は磐座と感じる。ここの磐座は、京都府宮津市にある籠神社の奥宮である真名井神社のような存在ではない。


これまで、様々な磐座や神社、古代祭祀場跡を訪問してきた。

三輪山頂の磐座、宮津市の真名井神社の磐座、亀岡市の出雲大神宮、大津市坂本にある日吉大社の磐座、岡山市の吉備津彦神社裏手の古墳群にある磐座など、数えればきりがない。

また磐座ではないが奈良県桜井市の鳥見山など古代の遥拝場跡も多く訪れてきた。

宗像大社、戸隠神社、伊勢神宮、出雲大社、金刀比羅宮、鳴門市の大麻神社、熊本県幣立神社、下鴨神社、上賀茂神社、宮崎県の天岩戸神社、石神神宮、京都市の日向大神宮、御所市の一言主神社、琵琶湖の竹生島、西宮神社、春日大社、などなど


最強のパワーを感じたのは宮津市の真名井神社、訪問時は今みたいにまだ柵もなく磐座が直接、至近距離で見られた。

次いで、三輪山山頂の磐座群。

この西宮市 甑岩神社の磐座も強烈なパワーがある。真名井神社の磐座もそうだが、地上から螺旋状にエネルギーが渦巻いて上がっている。


ここの磐座は、江戸時代、土地の住民は反対したのだが、大阪城築城に使う為、池田備中守長幸が磐座の巨石を切り出そうとした。しかしながら、石工たちが怪現象に遭い中止されたと記録に残る。


神域を人間が荒そうとすると神罰がくだることはよくある。

例えば、

大阪市北区西天満4丁目にある銀杏の御神木を切ろうとした伐採業者が亡くなった。この銀杏は今も切られずに道路上に祀られている。この場所は元々、太融寺の境内だった。




松江藩の堀尾忠氏は禁足地の神魂神社に入り死亡。神魂神社内は出雲王家の墓だった。


高松市の田村神社の本殿奥にある御神体の井戸は禁足地。何人も見てはいけない。明暦元年(1655)神社から社殿改築を依頼された普請奉行の竹村斉庵(さいあん)は、神官に「社殿下の淵を見たい」と言い出した。神官は「どんな祟りがあるか分からない」として断ったが、「それでも見たい」と言うので、ついに見せたところ、しばらくして気分が悪くなった斉庵は急いで駕籠で家に帰ったが、妻に仔細を語りながら亡くなった。


🔸田村神社境内の龍神


羽田空港内に残る穴守稲荷神社の鳥居。様々な事故や争いで半世紀も移転出来なかった。


金刀比羅宮の本殿裏の禁足地には洞窟があり内部に金毘羅大権現(クンピーラ神)の像が安置されているが、決して見てはいけないにも関わらず松尾寺 第二代僧侶が1500年代に見てしまった。その後、その僧侶は金刀比羅宮近くの愛宕山で松の枝にささり亡くなってしまった。

🔸宥遍 : 神窟を開いて神罰を受け、愛宕山の松の枝に引き裂かれて掛かっていたという(宥遍松)。1570年(元亀1年)10月12日死去。



讃岐は降水量が少ない。何百年も人の命を守ってきた井戸を埋めることを断る業者も多い。念入りなお祓いと息抜きをしたとしでも災いがおこることがあるからだ。高松中央商店街内には今だに井戸を祀る神社が3ヶ所ある。



こう言った神域にまつわる神罰の記録には意味がある。よくよく注意した方が良い。




🔸越木岩神社の磐座は、出雲系の磐座か物部系の磐座か?


ここの磐座は物部系より古い出雲系の人が縄文時代に祭祀をしていた場所のように感じる。

桜井市の三輪山頂の磐座や宮津市の真名井神社の磐座、亀岡市の出雲大神宮の磐座と同様なエネルギーを感じる。つまり、地上かららせん状にエネルギーが渦巻いて上がっているイメージ。

甑岩は女性のシンボルを表し、女性神の依り代、北の磐座は男性のシンボルを表し、男性神の依り代だったと考えられる。 縄文時代、子孫繁栄を祈っていたのだろう。


真名井神社はホアカリ(徐福)と大国主の娘 高照姫の息子 香語山を祀るから出雲系と言える。

大物主 (8代副王 事代主)を祀る三輪山の大神神社や金刀比羅宮も遡れば出雲系。

奈良県天理市の石神神宮は物部系。物部系は布都御魂、饒速日命(ニギハヤヒ)を祀る場合が多い。

京都の伏見稲荷、松尾大社は秦氏系の神社。

上賀茂、下鴨神社のカモ氏は元は出雲系。

宗像大社は、出雲王家の分家。

伊勢神宮は天津神系。天からくだった人たち、つまり、大陸から来た人たち。国津神は、天孫族よりも先に日本に移住していた出雲族の人たち。大国主は出雲王国の第8代主王の八千矛、第8代副王は事代主(大物主)。


※神罰













🔸六甲山系の磐座ライン



🔸甲陽園駅







🔸夙川上流




🔸越木岩町の桜。神社前


🔸越木岩神社の鳥居










🔸越木岩神社の拝殿







🔸参道から見える本殿


🔸大国主西神社





🔸六甲山社


















🔸北ノ磐座










🔸大阪城築城の際に切り出されそうになった巨石。家紋が残る。


🔸家紋を彫った跡























🔸甑岩の説明板








🔸北の磐座の先にも磐座がある。


🔸磐座を埋めたて建物を建設する計画があるようだ。元は夙川学院の敷地だったが、ポートアイランドへ移転した為、この地を業者に売却した。







◼️プロフィール

モリ・ヨシナリ

神戸市生まれ。学生時代はバックパッカー。米国とベルギーでホームステイ。エレクトロニクス企業で海外営業職に従事後、香港、中国にて外資系商社の設立に参画し、副社長を経て顧問。

現在、Bizconsul Office代表。ビジネス英語講師、海外ビジネスコンサルタント、全国通訳案内士 (英語・中国語)として活動中。

趣味は神社巡りと日本の古代史研究。四国遍路通訳ガイド協会会員。

🔸資格
【英語】全国通訳案内士、英検1級、TOEIC:965点(L満点)、観光庁インバウンド英語研修認定講師、TESOL(英語教授法)

【中国語】全国通訳案内士、
香川せとうち地域通訳案内士、HSK6級

【ツーリズム】総合/国内旅行業務取扱管理者、国内旅程管理主任者、認定せとうち島旅ガイド(瀬戸内国際芸術祭2019公式ガイド)



この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?