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カキオコの本拠地にいった話。

"the World is my oyster"とはよくいったもので
牡蠣という柔軟な素材はどんな料理にも合う。
※本当の意味は異なります。念の為。

生牡蠣・蒸し牡蠣・焼き牡蠣で素材のうまみを堪能するのも
牡蠣鍋・牡蠣のトマトソースパスタ・シーフードガンボなど味付けがはっきりした料理も美味しい。
カキフライでタルタルあるいはレモンやソースでいただいても美味しい。

牡蠣大好きな私は昨年、岡山旅行へいったとき、初めてカキオコなる食べ物を知った。
最上稲荷の帰り(無謀にも行きは炎天下を徒歩で行った。徒歩はおすすめしない。)タクシーに乗った際に運転手さんへおすすめってあります?とベタな質問をし、教えてもらった。
かきおこ、音だけ聞いた時、牡蠣・怒を連想しガンガン焼きか何かかと推測したが全然違った。
牡蠣が入ったお好み焼きのことだった。
小麦粉・ソースそして牡蠣、合わないわけはないのに今まで考えてもみなかった料理だ。
備前一宮駅まで送ってもらい、桃太郎線で岡山に向かいながら食べれるお店を探した。
岡山駅周辺でお好み焼きが有名なお店に行きファーストカキオコを食べた。
本当はこの日牡蠣が切れていたそうで食べられなかったはずなのだが、「ちょっと待っとって〜」と10分後に牡蠣を手に大将が現れた。日生の牡蠣で食べさせたかったとわざわざご家族分の牡蠣をとってきて作ってくれたのだ。優しさ……!
そんなハートフルな大将の作るカキオコはめちゃめちゃ美味しかった。カキフライと違い、油が少ない分牡蠣の旨みとソースの相性を存分に味わうことができひとりで唸った。
他のメニューもとても美味しくてずっと食べていた。いいお店だった。
帰り際、今度また岡山に来ることがあったら日生でカキオコたべてみなよ!とおすすめしてくれた。

そして、今年「日生でカキオコを食べるべし!」を胸にカキオコの本拠地である日生へ乗り込んだ。
お店は調べに調べて「もりした」というお店へ伺った。
理由は簡単。THE PINBALLSの大好きなベーシスト森下拓貴(敬称略)とおなじ名前だったから。だって他のお店も全部美味しそうだったんだ……ここまでくるとネーミングにときめけるか否かしか選択肢はないじゃないか……。森下はいつだって裏切らない……。

余談はさておき、「もりした」はおかあさんとおねえさんの2名体制の地元密着型のお店。ささっと鉄板を前にしたカウンターに通してくれた。
目の前で焼かれる牡蠣、手際のいいヘラ裁き。絶対美味しいに決まってる!と確信を持つ。
味付けもおねえさんがやってくれた。半分をソース・半分を醤油(!)
醤油をたべてから、ソースをたべたほうがいいかも!と教えてもらい、それに倣って食べた。
醤油味でいただくカキオコは、牡蠣の旨みがさらに際立って美味しすぎる。口の中に牡蠣の旨みとキャベツの甘みが広がり、焦げた醤油の香ばしさたるや。ずっと食べていたかった。
ソースもさらっとしているので邪魔しない。そしてなによりとれたての牡蠣で作っているから口の中で牡蠣の旨みが弾ける。
大将の言う通り日生でも食べてよかった。どっちも美味しいけど!

夜ご飯は大将のお店でホルモン焼きそばをいただいた。
いつもは初夏にいくが、来年は2月にも嬉しいことに岡山へ行く用事ができた。
また、たくさん岡山グルメを堪能したいと思う。



#ご当地グルメ


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Miku
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