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「外から見た稼働中の刑務所」の巻

 筆者が在米当時、大人気だったテレビドラマ『24』や『プリズンブレイク』は日本でも人気だったと聞く。
 子供のころは、『じゃじゃ馬億万長者』とか、『奥様は魔女』とか、『かわいい魔女ジニー』とかをよく見たもんだ。コメディ系が多かったように思う。大学生のころは時々深夜にやっていた、『ソープ』とか『マッシュ』を見ていた。憧れのアメリカン・ライフスタイルを感じたわけではなく、どれもこれも、日本にはない毛色の変わったコメディーとして好きだった。バックの笑い声につられて笑ったような気がする。渡米中に一番好きだったのは ”Seinfeld” 。筆者が一番好きで、帰国してからわざわざDVDセットを取り寄せた。そして次点は ”King of Queens"。
 "Prison Break"は結構面白かった。ハラハラ・ドキドキの繰り返しは心臓に悪かったが、前述の "Seinfeld" に1回だけ、チョイ役で出ていた役者が、重要な役回りになっていたのを見ながら、時の流れも感じていた。

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 ただ、設定が最初から決まっていなかったと見えて、シーズンが進むにつれて訳がわからんようになって、しかもワンシーズンが短すぎて、途中で嫌気がさしてきた。それでもまだ、"24" の荒唐無稽さよりはましだったが。
 実物のプリズンの中は、サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズで見たことはあるが、あれは廃刑務所というか、刑務所跡なので誰でも金さえ払えば見にいける(観光シーズンは船のチケットが取れないので要注意)。まだそのころは、カリフォルニアに住むとは思っていなかったので、不覚にも、刑務所使用のスプーンを土産に買ってしまった。しかも今は手元にもない。網走監獄のあとも観光地にあっているらしい。興味はあるが、ある意味、サンフランシスコよりも遠いところにある。
 当然のことながら、稼働中のの刑務所に入るのは難しい。
 勿論、入ったことはないし、何らかの許可を得て入れても、勿論写真はだめだろうが。
 さて、この項で掲載している一連の写真(撮影日不詳)、外から見た本物の刑務所「ソラノ郡刑務所」だ。一番近くの町からは車で5分ほどのところで、住宅地も結構近くにある。日本人はほとんどいないが、すし屋も近くにある。 

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 張り巡らせた有刺鉄線や、監視塔が刑務所のそれだとわかると思う。 

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 高速道路を運転しながら撮ったので、クオリティーが悪いのは許して欲しい。車を止めて撮ると、確実に逮捕される。
 監視塔に有刺鉄線のある高い壁(は見えないけど)。あの『プリズンブレイク』でおなじみのシーナリーだ。
 え、遠すぎてわからんって? 
 "Damn it!"(@Jack Bauer)

拙ブログ『無闇にアメリカに来てはいけない』より「外からプリズン・ブレイク」(2010年10月11日 21:24付)に加筆修正した。

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