告白

実は初めて君を見かけたのは、あのイベントでの席ではない。目黒駅近くの珈琲店の二階から駅の方を見下ろしていると、ピンク色のスカートの君が友人と二人で階段を降りていく姿を見かけた。あー、今日のイベント参加者っぽいな、と連れと話していた。その時から君のことを意識していたのかもしれない。

その後イベントで正式な面会を果たすと、カウンターに飲み物を取りに行くタイミングが偶然重なったね。なぜか列の進みが遅くて、思いもよらず君とたくさん話せた気がする。順番待ちって苦痛にならない瞬間もあるんだね。イベント後、君たちが別のグループに二次会へ誘われてるのを横目で見てたけど僕はそれから君だけにラインしたね。

ーそれから

中目黒でのイタリアンも、すみだ水族館の赤ちゃんペンギンも、横浜のチキンカレーも、金沢での花火も、どれもステキな時間だった。唯一よろしくなかったのが最後に会った映画を観た日だね。あれはよろしくなかった。花火の日に手まで繋いでおいて、はっきりさせないのはズルいよね。ごめんなさい…

正直言うとこの先、君みたいに真面目で可愛くて人間のできた子にめぐり逢う自信は微塵もない。故に、自分でいいのかな…?とも思う。僕は君が思ってるほど立派な人間じゃないよ。頑固で気分屋で面倒くさいし、人生いろいろ引きずっていて迷子。同い年くらいで僕よりいい人なんていっぱいいるから、まだ若い君は僕なんかに関わらず幸せになってほしいとも思う。君を楽しませることはできるかもしれないけど、幸せにする自信がない…

ーでも

くすぶっている僕をひょんなことから後押ししてくれたのが、最後のデートでみた映画だった。「世界はもともと狂っている」「愛が世界を壊す」。劇中の台詞と、映画のテーマだ。もともとカオスな世の中だから、少しくらい自分の思うこと・やりたいことに忠実になってもいいのでは?負のスパイラルに陥っていた僕にはそう解釈することもできた。

僕が一番望むことは何か。それは、まだ君と一緒にいたいということ。どの選択が一番いいかはわからないけどとりあえずまだ君と一緒にいたい。それが僕の出した結論であり、それを今日彼女に伝えようと思う。noteで整理したこの気持ち、口頭でどれくらい伝えられるかわからないけど頑張ってみたいと思う。


P.S. 映画は、「天気の子」です、前作と比べて深みのある映画だと感じました。さらに、本日をもってめでたく二人付き合うことになりました。このご縁大事にしたいと思います。





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