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白の添え歌 その他の物語(無料)

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少しつたなく怖ろしく『学校のこども』

2020年10月6日 昼寝研究所寝言レポート#2385 はい、今日も弱まっているので適当に流します。 …

赤井五郎
3年前
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音の響かない曜日と思う

むー。 忙しくて、何もする気が起きない…… ビールも切れました。ワインも切れました。 なん…

赤井五郎
3年前
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理知や理想も俯きがちと

2020年5月13日 昼寝研究所寝言レポート#2241 長い間聞いているポッドキャストに『青春あるで…

赤井五郎
4年前
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中編小説【白の添え歌~後編】(文字数16637 無料)

前編からの続きです いくつかの謎  今日のように晴れた朝のことでした。バーマンという牧師…

赤井五郎
5年前

中編小説【白の添え歌~前編】(文字数9556 無料)

北へ向かう男  鮮やかに晴れ上がった空の下には、青に挑むような白が広がっていた。  白の…

赤井五郎
5年前
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短編小説【花囲み】(4287文字 無料)

「ニキ、嵐が来そうだよ。早く帰ってきなよ」  母はそう言ったが、彼女は盆を抱えて簾を開け…

赤井五郎
5年前
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中編小説【誰かが扉の鍵を~後編】(文字数13921 無料)

(前編からの続きです)  僕は階段を降りていった。  女性の笑い声が聞こえる。  食堂の扉を静かに開ける。  テーブルを挟んで座っていた探偵、そして助手が振り返る。  ああ、どういう表情をしたらいいのだろうか。  探偵は僕の様子を見て「さては記憶が戻ったのか」と訊ねてきた。それを否定し、助手だという女性の顔を見ながら「でも事件の謎は解けました」と答えた。 「ほうほう。それはそれは」  探偵は僕に椅子をすすめ、助手に微笑んでみせた。 「実に興味深いじゃないか。ぜひご高説を窺い

中編小説【誰かが扉の鍵を~前編】(文字数16212 無料)

 おそらくは母の顔を思い出していたのだと思う。  大丈夫かと何度も繰り返される声。ああ、…

赤井五郎
5年前
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短編小説【流れる星に思うこと】(3452文字 無料)

「ねえ、逆立ちってできる?」  わたしは双一郎に聞いた。 「できないよ」  そう思いました…

赤井五郎
5年前