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採用面接の「無愛想」は致命的ではない

こんにちは、ヤマタクです。

弊社オレコンはWebマーケティングの会社ですが、フルリモートで事業していることもあり、「リモートワーカーの採用・人事」に関する引き合いも多くなっております。

特にスタートアップや中小企業の経営者さまは、事業の拡大と人員増加を同時に進めねばならず、「猫の手もかりたい」状況の方が多いようです。

こういったお困りごとに寄り添うため、『採用マーケッター養成プログラム』というサービスを提供することで、人材の募集から面接、オリエンテーション、そしてオンボーディングまでお手伝いしています。


愛想がないと採用人事に向かないのか

現在ある経営者さまが、自社の採用人事担当者としてリモートワーカーを雇いたい、とのことでその業務を代行しております。

早速、素晴らしい人材が1名見つかり、経営者さまもご満足の様子でした。私たちとしても一安心、というのもつかの間。次の1名の獲得に難航しています。

弊社オレコン式の採用基準では「合格」ということで、太鼓判を押している人材がいますが、経営者さまは不安を感じられているようです。

理由は「愛想があまり良くない」ということ。採用人事の担当者でなければ問題はないのに、と残念そうでした。


愛想よりも大切なもの

求めていない人材像が明確にある場合は、『自社で働くリスク』を動画制作して応募者に視聴いただくなど、面接前に「ふるいにかける」方法があります。

「弊社で働くとき、愛想があまりよくないと困りますよ」ということが応募者に伝われば、心当たりがある方は面接を辞退するでしょう。

もしくは、本当に働きたければ、愛想よく振舞うよう心がけるのではないでしょうか。

ただオレコン式採用基準の中では、愛想よりも重視しているスキルがあります。例えば、メールなどの文章力です。

特にリモートワーカーは対面よりも、コミュニケーションツールとしてメールやチャットのやりとりが多くなるからです。

丁寧でわかりやすい日本語が書けるだけでなく、相手を思いやる文章や伝える力が大切だと考えています。


無愛想な方がリターンが大きい可能性も

私たちは、「ちょっと無愛想」といった、人によって判断が変わりそうな要素は面接の評価基準にしない方が良いと考えます。

「愛想の良い人が好き」な方もいれば、「無愛想な方が真面目そうで良い」と考える方もいます。面接時の感情に左右されることもあるでしょう。

そもそも「愛想がいい」という概念は人により異なり、誰もが同じ基準で判断ができるよう数値化することは難しいものです。

面接時の印象だけを見て判断していく採用方法は、自社の採用基準だけでなく、社内教育の改善にもつながりません。

応募者の方々と接する採用担当者の愛想が良いのに越したことはありません。しかし、理想の人物を待ち続けるよりも、社内教育で変わる可能性のある方を採用する方が効率良い場合もあります。

例えば人事評価としてこんなチェック項目を入れてみてはいかがでしょうか。

・相手より先に「お疲れ様です」と笑顔で言えた

・相手の目を見て話せた

・相手の話をうなづきながら聞けた

小学生でもできることですが、気がつけばできていないソーシャルスキルです。1つでもできれば評価し、1円で構いませんから時給アップしてあげましょう(下記記事をご参照ください)。

「会社として行ってほしいことを達成したら昇給する」と脳に刻むオペラント条件づけをすることです。

オペラント条件づけとは、報酬などに適応して自発的な行動をするように学習させること。

長い目で見て社内の教育体制を向上させたいとお考えであれば、採用基準から見直していかなければなりません。しかし、必ずや採用人事における大きなリターンが期待できます。


無愛想は重要な問題ではない

採用担当者が無愛想であるということがそれほど問題ではないこと、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。

弊社の実績を見ても、愛想があまり良くない採用担当者の面接が原因で応募者の辞退率が上がったことはありません。人事担当者が無愛想だからと、新しいスタッフが辞職するケースも皆無です。

文章力に長けていることは大切ですが、あとは本人に改善していく意欲があるかどうかを評価していただければと思います。

会社によって理念や課題などが異なります。採用や人事に悩みや疑問がある方は、ぜひお気軽にお知らせください。TwitterのDM、またはFacebookメッセンジャーでどうぞ!

今後も採用人事のほか、リモートワーカーの働き方支援などについても理解を深めていただけるよう発信していきたいと思います。

オレコン式採用人事に少しでも興味をもってくださった方は、ぜひフォローいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました!






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