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孤独になりがちなPdMを後押しできる存在でありたい-読むカジュアル面談 徳永 脩-

こんにちは!採用広報です。「読むカジュアル面談」シリーズではカジュアル面談や一次面接に登場する担当者の人柄や日頃考えていることを、面談前に理解いただけるよう、紹介いたします。

今回は、MFBC-CTO室 プロダクト戦略部を率いる徳永 脩(とくなが しゅう)さんにインタビューしました。

MFBC-CTO室 プロダクト戦略部 部長
徳永 脩

新卒でシステム会社へ入社し、基幹システムのユーザー向けカスタマイズ事業に従事。2021年11月にマネーフォワードに入社。プロダクトマネージャー(PdM)として新規サービス開発を担当。現在はMFBC-CTO室 プロダクト戦略部の部長として、20を超えるプロダクトを持つ『マネーフォワード クラウド』の横断課題解決に取り組む。

ーー前職までのお仕事内容について、教えてください。

新卒でパッケージソフトの開発会社に入社しました。担当したのはERPパッケージソフトで、販売、購買、在庫、生産、原価などの管理が対象でした。個社ごとにカスタマイズができ、カスタマイズの要件定義から導入、稼働支援までを担当していました。

例えば販売管理ソフトであれば、売上に密接に関わるため、お客様が行っている業務を深く理解する必要があります。そのうえで、どんなサービスであれば業務を滞りなく進め、売上を計上できるか、どのようなカスタマイズが必要かを考えていくような仕事でした。

パッケージソフトは何種類もあり、業種に特化していました。業種に特化したパッケージソフトを展開していると、お客様からはその業界に詳しいプロとして認識されます。そのため、それぞれの商習慣を理解する必要があり、私は鋼材やアパレル、食品業界などを担当しました。最終的にはチームマネジメントも経験し、新卒から12年ほど勤めました。

ーーマネフォに入社したキッカケを教えてください。

実は、私がJリーグの横浜F・マリノスのサポーターだったことがキッカケです。(横浜F・マリノスが入社のきっかけになった話については、以下のnoteもご覧ください。)

マネーフォワードが横浜F・マリノスのスポンサーをしていた縁で、マネフォ広報担当のSNSをフォローしていたんですね。SNSでは日々さまざまな情報が流れていたのですが、当時、クラウドERP本部長をされていた峰島さんのnoteをたまたま読み、「日本で初めてクラウドのERPをつくる」という熱い思いに引き込まれました。(当時読んだ、峰島さんのnoteはこちらです。)

私がいた会社でもERPパッケージを展開していたのですが、ERPをSaaSで実現するという内容に引き込まれました。というのも、パッケージソフトのカスタマイズ開発を経験する中では、複数の企業に同じ追加開発を提供することも多くあり、もっと効率的な開発ができるのではないかと感じていました。その点、すべてのお客様に同じものを提供できるSaaSの仕組みに興味が湧いたんです。

また、マネフォが手がけているのは会計領域で私は未経験でしたが、「ユーザーの業務理解が重要」という点に共通性を感じました。

当時、私は転職を考えていたわけではありません。しかし、マネフォに強い興味をもち、「どんな会社なのか確かめてみたい」と考えたんです。面白い会社なら転職しようと思い、カジュアル面談を受けました。

峰島さんにお会いしたところ、noteのイメージ通り、クラウドERPの未来を信じて見据えている人だなと感じました。その後に会った方々からも「どうやってサービスの質を上げていこうか」「マネフォのプロダクトをもっと良くしていきたい」という話を聞き、社のバリューである「User Focus(ユーザーフォーカス)」が非常に浸透していると感じましたね。

ーーマネフォに入社して驚いたことやギャップはありましたか?

温かい人が多いというイメージは入社前とギャップがなく、スムーズに馴染んでいけました。

一方、サービス開発については、外から見えていたよりも入社後の方が難しさを感じたというのが本音です。私が入社した2021年当時は『マネーフォワード クラウド』は9年目のサービスでした。9年目の「クラウド会計」という意味ではトップクラスのシェアを獲得していましたが、会計ソフト全般で捉えると、マネーフォワードは後発のサービスです。

「数十年続いている他社のプロダクトにどうしたら追いつけるだろう。」「提供するプロダクトの質を上げて、より多くのユーザーに届けるためにはどうしていこう。」と、さまざまな課題をクリアしていく必要があると感じたことを覚えています。

ーー現在のお仕事内容について、教えてください。

プロダクトの基盤系サービスを開発するプロダクト戦略部の部長を務めています。プロダクト戦略部に所属する10名ほどのプロダクトマネージャー(以下PdM)を統括しています。

『マネーフォワード クラウド』には20を超えるプロダクトがあり、ターゲットとするユーザー層も幅広いです。そのため、それぞれのサービスに合った基盤を提供し続けていく必要があります。

最近では、これまで以上に、従業員数が多くトランザクション数の多い大企業やセキュリティ要件の厳しい企業にご利用いただくケースが増加しているため、そういった企業にも安心して使っていただく状態にしていくことが求められます。

もうひとつ重要なことは、新しいプロダクトがより早く成長していくための基盤作りです。

各プロダクトが共通基盤を使って開発を進められれば、開発工数の削減や、提供する機能の統一などができます。さらに、新たなプロダクトが生まれるときはよりスピーディーな開発が可能となり、プロダクトの質を上げる部分に集中できるようになります。

ーープロダクトマネージャーとしてのこだわりや心がけていることはありますか?

基盤を開発しているので、全体感をもってサービスをつくることが重要です。多様なユーザーが利用しているものの、実際に使ってくださるユーザーは一人ひとり違うことをイメージし、サービスを届けることを大切にしています。

PdMとして一番うれしい瞬間は、セールスやカスタマーサクセスなどから、「プロダクトを利用したユーザーの業務が改善されたり、課題が解消された」と聞いたときです。私たちは仮説や価値提供を考えたうえで開発をしているため、その仮説が当たって、ユーザー企業の方に喜んでもらえたときがうれしいですね。

また、個人的には話の面白いPdMでありたいと思っています。PdMは、お客様との打合せや社内外でのイベント登壇など、興味をもって話を聞いてもらいたい場面が多いです。せっかく聞いていただけるのであれば、聞き手がより興味をもって面白いと思ってもらえるような話をしたいですし、そのために事前に相手のことを深く知ることを心がけています。

ーープロダクト戦略部をどんな組織にしていきたいですか?

PdMは最終的に自分一人で何かを決断する場面が多く、孤独なポジションだと言われます。役割上そうあるべきだと思いますが、情報をシャットダウンする必要はありません。だからこそ、プロダクト戦略部はPdMが悩んだときに相談できたり、他プロダクトの事例を聞けたりする場でありたいです。

プロダクトをどう育てていくべきかは、プロダクトごとのフェーズやユーザー層によって違います。また、PdMはこれまでの経験によって強みや弱みが一人ひとり違う。そのため、PdMから意見を求められたときは背中を押しながら、それぞれに合ったフォローやアドバイスをするよう心がけています。

カンパニーCPOの廣原さんは、「PdMはプロダクト成功のためになんでもする人。すべてのものをプロダクトとして捉えたら、すべてやるのが当たり前だ。」とよく話しています。(廣原さんのこちらのnoteに詳しく書かれています。)

私自身は、組織をひとつのプロダクトとして捉え、プロダクトをどうしたらよりよくできるのかという視点をもつことを意識しています。チームだからこそ自分一人では実現できない成果を出せるし、チームが成長すれば、より多くのユーザーに価値を届けられる。皆が幸せに働けている状態があってこそ、届けられる価値が最大化すると考えています。

ーー『マネーフォワード クラウド』のPdMの魅力

『マネーフォワード クラウド』には20を超えるプロダクトがあります。日本において、バックオフィス向けのSaaSプロダクトをこれだけ提供している企業はないと思います。基盤の開発という視点で見れば、よりよい基盤を提供していくことによって、20以上ものプロダクトの価値を一気に上げたり、強固にしたりできる可能性がある。

多くのプロダクトがあり課題だらけの状況ですが、だからこそ自分の仕事が大きくプロダクトを成長させる可能性がある。この面白さは今しか味わえません。

ーーどんな方にマネーフォワードに来ていただきたいですか?

大変なことがあったり、うまくいかないと、自分ではない何かに責任を求めたり、原因を探したりしがちですよね。しかし、PdMはプロダクトすべてに責任をもつ存在なので、他責にしても結局すべて自分に戻ってきます。だからこそ、自分ごととして捉えられる人が重要です。

担当プロダクトを自分ごととして捉え、自分の言葉で語れる人を求めています。自分の言葉で話すには、まず理解して話す必要がある。理解するためには自分の頭でしっかりと考える必要がある。こうした作業を継続してできる人と一緒に働きたいです。

ーー編集後記

いかがでしたでしょうか?
現在、マネーフォワードビジネスカンパニーには、『マネーフォワード クラウド』の価値を最大化しプロダクトマネジメントを推進するプロダクトマネージャー(PdM)として、50人を超える仲間が集まっています。

50人を超えるPdMとともに『マネーフォワード クラウド』を前進させることにご興味のある方は、ぜひご応募ください!

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