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お客さまの生産性向上と成長がミッション。急拡大するマネフォのBPaaS事業で働く魅力

こんにちは!マネーフォワード ビジネスカンパニーの採用広報です。

バックオフィス向けSaaSプロダクトを提供する「マネーフォワードビジネスカンパニー」では、現在20を超えるプロダクトをリリースし、日本のバックオフィスを支援しています。

今回は、『マネーフォワード クラウド』を活用したBPOサービスを企画・運営する、カスタマーリレーション本部・ビジネスプロセスイノベーション部の来田さんと田中さんに、サービス概要や課題、今後の構想、ビジネスプロセスイノベーション部で働く魅力について聞きました。

カスタマーリレーション本部 ビジネスプロセスイノベーション部 部長
来田 卓哉

2016年に新卒で中小企業向けのコンサルティング企業に入社し、士業事務所向けコンサルティング案件に従事。その後大手外資系コンサルティング会社で複数のBPO関連のPJ経験を経て、2024年4月にマネーフォワードに入社。現在はビジネスプロセスイノベーション部内におけるBPaaS事業の戦略策定やその推進を中心に担当。

カスタマーリレーション本部 ビジネスプロセスイノベーション部
田中 清佳

IT系メーカーでワークフローシステムの導入および保守運用業務に従事した後、税務系コンサルティング会社でSaaS系会計システムのカスタマーサポートの立ち上げ、運営を担当。2019年にマネーフォワードに入社し、『マネーフォワード クラウド経費』のカスタマーサポートを担当後、2020年からはBPOサービス立ち上げ、企画、運営に携わる。現在は主にセールス担当と共に顧客提案のサポートや受注後のカスタマーサクセス領域全般の業務を担当。


『マネーフォワード クラウド』のBPOサービスについて

――まずはお二人が担当するBPOサービスについて教えてください。

来田:マネーフォワードは、主に「経費精算」「債務支払」の2つの領域でBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを展開しています。

『マネーフォワード クラウド』のBPOサービスの特徴は、従来のBPOが担ってきた業務代行的サービスに、当社が提供するバックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』をかけ合わせた「BPaaS事業」であるということです。

BPOサービスというと、お客さまの業務内容を丸ごと業務代行するのが一般的だと思います。一方で私たちのBPOサービスは、SaaSサービスを利用した業務代行により、お客さまのバックオフィス部門が抱える業務課題を解決するサービスとなっています。

――一般的なBPOサービスと比べて、具体的にどんな違いがあるのでしょうか?

来田:例えば経費精算業務のBPOの場合、一般的なBPOと比べて「お客さまとBPO会社の間での領収書等の証憑のやりとりがない」「経費申請内容の確認や差し戻しの際のコミュニケーション管理がラク」なことが大きな違いです。

当社のBPOサービスでは、経費申請、申請内容の確認・差し戻し、承認、そしてそれに関連するコミュニケーションがすべて『マネーフォワード クラウド経費』上で完結します。具体的には、『クラウド経費』を通してお客さまが経費申請し、申請の内容を当社にてチェックします。確認・差し戻し等の連絡は『クラウド経費』内にあるチャット機能を通して行うため、連絡を取り合っていたメールやチャットスレッドを探すなどの手間がかかりません。

このように、経費申請から承認までの業務を『クラウド経費』上でシームレスに行うと同時に、電子帳簿保存法にも対応しているため紙ベースのやりとりがなくなりペーパーレス化できる点が特徴です。
また、クラウドサービスのため、環境さえ整えばどこでも業務が可能となります。こうした点で、コロナ禍を契機に注目された企業課題である間接業務のBCP(事業継続計画)にも寄与します。

経費精算領域におけるBPOサービスについては、こちらのページに詳細を記載しているのでご確認ください。

――生産性向上以外にもバックオフィスのさまざまな課題に貢献しているんですね。他に特徴はありますか?

来田:当社にはBPOの実業務を行うチームがないということも特徴の一つです。BPOの代行サービスにおけるオペレーティブな業務は当社の委託先に依頼しています。

ではマネーフォワードは何をしているかというと、「導入支援」という形で、BPO稼働前に各種運用上のルールを確認し、委託先でスムーズに業務を実施いただけるための準備をしています。BPOの実業務は委託先にお任せすることで、私たちは業務運用の改善やお客さまのBPOサービスの利用促進に向けたサポートに注力できるようになります。

田中:導入支援は、BPO稼働後、インシデントの抑制やお客さまがスムーズにBPOを利用いただくにあたって非常に重要なプロセスです。例えば、経費精算の承認にしてもお客さまごとに経費科目は異なるため、認識をしっかり擦り合わせる必要があります。

それだけではなく、暗黙知となりやすい経費申請業務の運用ルールを当社とお客さまとで策定することで、属人化しやすい業務の標準化にも役立っている実感があります。この運用ルールについては、稼働後も定期的に見直しの提案をさせていただくこともあり、お客さまからは「税務上の重要論点を見出すことができた」というフィードバックもいただいています。

多忙な経理担当者の業務を当社が代行することで創出できた時間を有効活用していただけたのかなと思うと、とてもうれしかったです。

来田:このフィードバックは僕も鮮明に覚えています。一般的なBPOであれば、業務代行領域における効率化の観点からお客さまへの提案を行います。

一方、当社は効率化の観点だけでなく、経理作業の課題を分析しお伝えしたうえで、お客さま内での認識を統一するルール化の提案も行います。単純に業務を代行するだけでなく、お客さまのバックオフィス業務の生産性向上に寄与することを目標としてサービス設計していますし、今後さらにこの部分の価値提供を伸ばしていけるようチャレンジしていきます。

ビジネスプロセスイノベーション部について

左から来田、田中

ミッション

――BPOサービスの企画・運営を手掛けるビジネスプロセスイノベーション部のミッションを教えてください。

来田:企業の持続的な成長のためのキードライバーはバックオフィスにあると考えており、「バックオフィス部門の改革を通したバックオフィス業務の生産性向上」が私たちのミッションです。

いまの日本企業が抱えている最大の課題は「生産性の向上」にあると考えています。この課題をバックオフィス部門にあてはめると、主に「採用難」と「複雑化する企業経理業務」が生産性向上を阻む背景にあるのではないかと思います。各種統計を見ても労働人口の減少に加え、専門職である経理人材不足により、「採用難」にますます拍車がかかっているのが労働市場のマクロトレンドです。

そんな中、昨今は電子帳簿保存法やインボイス制度の導入など、企業経理に影響する法改正等への対応も迫られてきました。

間接部門にて従事するバックオフィス担当者は、こうした外部環境の変化と向き合いながら、同時に経営層からは以下のような業務改革や生産性向上を求められます。

・年次・月次決算の早期化
・各種業績指標の精度向上やそのレポートデータの早期作成
・在庫や債権・債務データなどを下にしたワーキングキャピタル分析の実施 など

過去に事業会社の経理部門に関わった当事者としての正直な感想は、「それをやる時間も人手もない(TдT)」です(笑)。

なので、こうしたテーマは外部のコンサルティング会社のようなプロフェッショナルファームに依頼されるのだな・・・とつくづく理解しました。

しかし、プロフェッショナルファームに依頼する分、相当のコストが必要であることは言うまでもなく、多くの企業ではこうした選択肢は取りづらいのが実情です。一方でバックオフィス担当者は、「採用難」「複雑化する企業経理業務」といったアンコントローラブルな外部環境との間で常に苦心しているのが現場課題であると理解しています。

こうした課題に直面し、ご苦労されている企業の方々にこそ当社のBPOサービスを活用いただきたいですし、お客さまのバックオフィス部門の生産性向上に貢献するのが私たちのミッションです。

――実際に当社のBPOサービスを通じて企業の生産性向上を実現した事例はありますか?

田中:はい、実際に生産性向上を実現いただいた事例があります。詳細はこちらのページに記載していますが、従来の単純作業を当社に委託することで、事務作業の負荷が軽減され、コア業務にかける時間を創出できた、という声をいただいています。

課題

――当社のBPOサービスやビジネスプロセスイノベーション部が抱えている課題について教えてください。

田中:2020年にサービスを立ち上げた後、2023年のインボイス制度開始に伴うシステム入れ替えの時流に乗って、当社のBPOサービスも『マネーフォワード クラウド』とのセットでのニーズが高まり、この時期を境に大きくお客さまが増加しました。一気に拡大した顧客数に伴うさまざまな要望やペインに日々接するいま、改めてサービス戦略を構想し直す必要性があると思っています。

来田:サービスリリースから一定期間が経過し、さらなるサービスのアップデートを踏まえたエクパンション戦略は当社にとっても、何よりお客さまにとっても非常に重要なターニングポイントであると言えますね。

今後の構想

――今後のBPOサービスの構想について教えてください。

来田:繰り返しになりますが、「経理人材の採用難」と「労働人口の減少」を起因とする間接系業務BPO市場は拡大しており、このトレンドは堅調であると各種統計からも伺えます。

一方で外部環境、特に競合環境では、BPOサプライヤーとしてマネーフォワードは後発企業です。そのため、自社特有の価値をお客さまに提供していく必要があります。そこで冒頭説明したBPaaS事業がポイントになるのですが、SaaS×BPO×Business Transformation(DX)の掛け合わせによるバックオフィスの課題解決を通したDX推進にチャレンジしていきたいと思っています。

こんな方と一緒に働きたい!

――ビジネスプロセスイノベーション部が現在求めている仲間について教えてください。

来田:一言で言えば、「自ら課題を発見し、その課題に対するイニシアチブをもって解決をリードするとともに、その変化を楽しむことができる方」を求めています。

田中:一言が長いですね(笑)。

来田:すみません(笑)。

田中:でも、「変化を楽しむ」って重要ですね。

来田:本当にこの点は特に重要ですね。当社のサービスはステークホルダーが多いので、その分、コミュニケーションの積み重ねを通した粘り強いアクションを起こし続けられるか、は本当に重要です。

背景として私たちが所属するマネーフォワードビジネスカンパニーはいわゆる「THE MODEL(ザ・モデル)型」の組織であり、サービス企画・セールス・カスタマーサクセスといった業務ごとに部門が分かれて日々関係者へのコミュニケーションを行っています。

BPOサービスは部門横断で展開しているため、自分に閉じた課題が極めて少ないです。だからこそ、課題を見極め、課題解決をリードするにあたっては、その変化を楽しむメンタリティは必須と言えます。

(この点のより具体的な当社事業はぜひこちらの記事をご参照ください!)

何より、変化をポジティブに捉え、リードしていくということは、対お客さまとの折衝においても重要です。

――「変化を楽しむ」点はBPOサービスを手掛ける部門の特性としては重要ですね。その他、期待されることはありますか?

来田:私たちの部門では、主に「ソリューションデザイン」と「オペレーションデザイン」という業務分類があります。

ソリューションデザイン:
マクロトレンドや当社のケイパビリティなどを踏まえ、BPaaSサービスのソリューション企画およびソリューションアーキテクチャを行う。またPdMやセールスチームなどと連携し、アカウント獲得のためのセールス促進活動を行う。

オペレーションデザイン:
ソリューションデザイン領域で設計されたサービス構想をもとに、デリバリ視点でのオペレーション設計を行う。また、デリバリ稼働フェーズにおけるサービスのQCD向上やチャーン防止に向けたオペレーション改善を行う。

上記の業務に関わるご経験や関連する知見などをお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひチャレンジしていただきたいです。特に経理業務の知見がある方は、顧客企業におけるペインの解像度が高いと思いますので、ご入社後、自身で課題のイニシアチブを取りやすいため、経理業務の知見があれば、なお望ましいです。

この点は、募集職種ごとに詳細な要件を記載していますので、記事末尾の求人票を参考にしていただければと思います。

――最後に興味をもってくださった方へメッセージをお願いします。

来田:BPO事業を手掛ける会社が数多くある中で、BPaaS事業を手掛けるマネーフォワードのマーケットポジションは、豊富なプロダクトラインナップと事業展開を考慮するとまさにユニークと言えます。加えてBPaaS事業は当社のさらなる業績拡大に向けた重要なファクターとなる中堅企業向け事業の一翼を担うものです。

これまでお伝えしてきたように、マネーフォワードのBPaaS事業は一つのターニングポイントを迎えているいま、山積する課題はありつつも、ご自身で裁量もって変化のイニシアチブを取ることができるのは、何より魅力的な環境といえます。

ビジネスプロセスイノベーション部のメンバー

来田:一方で正直なところ、BPaaS事業は2つの意味でハードルが高いことはお伝えします。

一つは、当社のSaaSプロダクト理解が必須であること。もちろん、入社後のフォローアップ研修などで、プロダクト理解を深めるためのトレーニング機会は数多く用意しております。

もう一つのハードルはユーザーペインの解像度の高さが求められるということです。バックオフィス部門がどういった業務でペインを抱えており、そのペインを当社のSaaS×BPO=BPaaSで解決できるかをイメージすることが必要です。

この点は、先にあげた過去の知見などをぜひ当社に活かしていただきたく思います。特に顧客ペインの解像度の高さは、ユーザー理解はもちろん、各種部門とのソリューションデザインのための議論において必須のケイパビリティのため、参考としていただければと思います。

田中:なんともハードル上げますね(笑)。もう少しポジティブなメッセージもほしいです(笑)。

来田:自分でも話しながら思っていました・・・。ツッコミありがとうございます(笑)。

ハードルを上げた手前ですが、当社のBPOサービスにご感心ある方は、一定の経理業務の知見と現在ご勤務されている企業内でのペインを大なり小なり常に感じているかと思います。

そうした課題がある状況に対し、BPaaSサプライヤーの立場として当社のアセットを踏まえてどういった価値貢献の仕方があるかを考え、そのアプローチにワクワクできる具体的なイメージを少しでも抱くことができれば、ぜひチャレンジしていただきたいと思います!

まずはカジュアル面談からでも結構です。下記フォームよりお気軽にご応募ください。

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