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オフィスの地震対策とは!

この度の石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。被災した方々が、一日でも早く安心した暮らしに戻れますよう心よりお祈り申し上げます。

直近の地震予測では、首都直下型地震や南海トラフ地震など、巨大地震の脅威が秒読み段階ではないかと言われています。そのような状況下、勤務時間中に巨大地震が発生した場合、オフィスにおける地震の防災対策が必要不可欠となります。今回は、その「オフィスの地震対策」について、ブログにしてみました。

1. 地震対策の必要性


災害時において、従業員の安全を確保し、自社の災害リスクを軽減することは企業の社会的責任の重要項目とされています。
オフィスの地震対策はその一環として、複合機や事務棚などの転倒、落下、移動などによる被害を軽減し、けが人を出さないことが重要です。さらに、地震発生後、従業員をはじめとする  帰宅困難時への対応に備えておくことが大切です。
企業が自ら被災後の経済活動や救護活動を円滑に行えるように備えておくことは、社会にとって非常に重要なことです。

2. 安全対策のポイント


オフィスレイアウトを工夫し、複合機や事務棚などの固定を行います。床や壁への複合機や事務棚などの 固定は、床や壁の仕様によってその性能が大きく左右されますので、レイアウトで出来る限りリスクを軽減した上で実施することが推奨されています。

具体的な固定方法は、各メーカに相談することも重要です。助言をもらい、確実な固定方法を検討しましょう。また、固定だけでなく、同時に避難経路に転倒や移動するものを置かないようにします。避難経路の幅は1.2m以上確保することが望ましいです。
さらに、デスクまわりやオフィスの中央に背の高い家具を置かないようにします。

常に防災意識を持って、日頃から災害時に起こることを想定しておくことが重要です

3. 複合機や事務棚固定の必要性と固定方法


複合機や事務棚の移動によって、ぶつかることによる負傷や、通路を塞ぐなどの避難障害が生じる可能性があります。レイアウトの工夫に加え、複合機や事務棚の固定は長周期地震動に対する備えとしても欠かせません。
   
複合機や事務棚の固定方法は、床、壁の材質・工法により適切な判断が必要です。固定工事にあたっては必ず専門家にご相談ください。

4. 日常の運用ポイント


 離席する際は椅子を机の中に入れておきます
 デスクの下は、緊急避難場所となる場合があるため、人が入れるスペースを確保します
 できる限り物は置かないようにします
 パソコンなどのOA機器はベルト・ワイヤー・ゲル等の耐震グッズで固定します
 オフィス内は整理整頓し、事務棚の上などには者を置かないようにします
 脱出や救助活動のための工具は整理・整頓し、日ごろから点検しておきます


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