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創業117年目の老舗企業が、変わらないために変えていくべきこと。株式会社橘髙さまの場合。【UIJターンイベント参加企業インタビュー】

※本記事は、11/7(土)に開催予定の就職イベント「適職カンファレンス UIJターン編」参加企業さまの紹介インタビューです。
イベント情報についてはコチラ↓

今回ご紹介する企業は、株式会社橘髙(きったか)さま。
明治期から続く老舗企業である同社では、守り続けていきたい伝統と文化のため、同業他社の戦略を打破する新しい事業を確立。積み上げてきた実績と信頼に驕ることなく、社内に新たな風を吹かせています。

「橘髙さんに相談すれば、何でも揃う。」お客様のその一言のために。

明治期から続く、長崎県の老舗企業である同社。
長崎県内における建築資材・住宅設備の卸売事業では知名度も高く、売上高は25億円を超えるほど(長崎県下ではトップクラス)。TOTOやLIXILなどの正規代理店であることから、業界からの信頼も厚いことが分かります。

また、「人々が生活する上で必要な機器・設備はすべて揃えることができる。」と話されていたのは総務部長の橘髙 裕季さま。その言葉通り、同社の取り扱う商材だけで住宅が建てられることができるのも同社の強み。提案用の分厚いカタログには、数センチのナットから、数十メートルのパイプまでなんと2万品種以上の商材が取り揃えられています。橘髙さまは、「橘髙さんに相談すれば、何でも揃う」と言っていただけるまでになりました。」と嬉しそうに語っていらっしゃいました。

また同社は、ドイツ発の補修剤である”マルチメタル”の日本唯一の代理店。強力な補修剤であるマルチメタルは、巨大船舶の修理や電力会社等の基幹エンジンの補修工事に主に使われているとのこと。
ニッチなニーズではあるものの、全国の業者からの発注を承っています。

打倒、大手の地方進出。卸だけでなく、建築の施工・工事まで一貫して担う事業部を設立。

大手企業の同業他社が長崎県内に支社を進出させてきている昨今、市場競争に勝つために新規事業を発足。今まで通り建築資材の卸売を行いながら、さらに実際に現場に出て、施工・工事を行うことに決めました。

これにより、資材の発注から施工、納品まで営業窓口を統一。クライアントへのスムーズな取引と、効率的なスケジュールの組み立て(外注だと、施工完了日程と作業日程希望が合わないことが多い)、コストの削減までを実現したとのこと。

2020年6月からの工務部の施工事例としては、新築マンションのワンフロアすべて、風呂・トイレのリフォームなど。昔からお付き合いのある顧客から、次々とお声がかかっている状況とのこと。今後は、建築資材の卸売と施工・工事を2大事業に据え、他社との差別化を図るそうです。

求めるのは、”変化と維持”の両方ができる人。

これから社員になる方にお任せしたい仕事は「販路の維持と開拓」
老舗企業として今まで培ってきた信頼と実績を武器に、現在のお取引を継続させていくこと。また、新規にお付き合いしていただく顧客を増やすこと、最終的には売上を伸ばすことが、営業職のミッションです。
また、紹介や口コミが大きな判断材料となるこの業界。横の連携を取って、リファラルでの受注も増やしていきたいと考えています。

仕事の範囲は、まずは長崎県内から。
営業部・工務部人員の増員、顧客への密なアプローチから、内にも外にも強い営業組織づくりを行っていきます。長崎県内にとどまらず、福岡県など九州全域への進出や、はたまた海外への展開も視野に入れながら一緒に挑戦できる方が来てくれたら、と橘髙様も仰っていました。

「もちろん老舗企業として、伝統を受け継いでいくべきところはあります。
しかし、時代や人の考え方は瞬く間に移り変わっていくもの。伝統や文化を守り続けていくために、柔軟に変化し、世のニーズに対応していける方に、ぜひ来ていただきたいなと思います。」

さいごに

今回ご紹介した株式会社橘髙さんも参加する就職イベントが、11/7(土)に福岡にて開催されます。。
会社のビジョンや力を入れていきたいことについて語ることを通じて企業に出会う、 新しいかたちの就職イベントです。
企業側が一方的に話すだけの説明会や、仕事紹介では掴むことのできない職場の雰囲気、事業に対する姿勢・温度感を知ることができます。

もちろん社員だけではなく、兼業や副業、「まずはリモートワークから」といった働き方も歓迎。

気軽に九州の企業を知るきっかけとなれば幸いです。
※新型コロナ感染症拡大防止の観点から、ソーシャルディスタンス等を考慮した運営となります。

(聞き手・書き手:リクパー永松)


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