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2023年私的マイベストアルバム&映画ランキング

2023年もあっという間、一年を振り返る季節になりました!
僕のnoteが年で唯一更新される季節です。
2023年は2022年と比べ音楽を聴いた時間、映画館に足を運んだ回数、ライブを観た回数が全て増えた楽しい一年でした。

この記事は毎年恒例の沢山聴いたアルバム、アーティストをざっとまとめたり、見た映画を簡単にランキング付けするなど、詰め込んだ盛りだくさんの内容になっていますが、ぜひ最後までお付き合いください!

SOJUの2023映画ランキング

今年は総数112本、劇場での新作は58本鑑賞させていただき、昨年よりも映画館やサブスクで映画に触れることができた一年でした。僭越ながら、この記事では今年視聴した新作映画(配信作品も含む)の中からトップ10作品を選びランキングとして紹介させていただきます!!

今年僕が視聴した新作映画一覧↓

  • 非常宣言

  • モリコーネ/映画が恋した音楽家

  • ノースマン/導かれし復讐者

  • イニシェリン島の精霊

  • バビロン

  • フェイブルマンズ

  • アントマン&ワスプ/クアントマニア

  • エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

  • シン・仮面ライダー

  • BLUE GIANT

  • 別れる決心

  • ちひろさん

  • ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

  • ヴィレッジ

  • ガーディアンズオブザギャラクシー VOLUME3

  • ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

  • MEMORYメモリー

  • aftersunアフターサン

  • 怪物

  • ミーガン

  • ザ・フラッシュ

  • スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

  • エリック・クラプトン/アクロス・ザ・24ナイツ

  • 君たちはどう生きるか

  • アイスクリームフィーバー

  • Pearlパール

  • ミッション・インポッシブル/デッドレコニングパート1

  • CLOSEクロース

  • トランスフォーマー/ビースト覚醒

  • バービー

  • DOMINOドミノ

  • HUNTハント

  • MEGザ・モンスターズ2

  • PATHAANパターン

  • アステロイド・シティ

  • 福田村事件

  • グランツーリスモ

  • ミュータントタートルズ/ミュータントパニック!

  • ジョンウィック/コンセクエンス

  • 沈黙の艦隊

  • ホーンテッド・マンション

  • フローラとマックス

  • ザ・クリエイター/創造者

  • アンダーカレント

  • くるりの映画

  • イコライザー/THE FINAL

  • キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

  • ザ・キラー

  • 北極百貨店のコンシェルジュさん

  • SISU不死身の男

  • マーベルズ

  • ゴジラ-1.0

  • 鬼太郎誕生/ゲゲゲの謎

  • ナポレオン

  • 市子

  • 終わらない週末 

  • ほつれる

  • TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー

  • FAIRPLAY/フェアプレー

  • PERFECT DAYS

  • 窓ぎわのトットちゃん

次点『ミュータントタートルズ/ミュータントパニック!』

惜しくも次点となったのは人気キャラクターミュータントタートルズのアニメ化作品。『スパイダーマン・スパイダーバース』や『ミッチェル家とマシンの反乱』等の良作アニメ作品の流れを継ぐ個性的な作風が素晴らしかった!線や背景が淡く、滑らかでアート性の高いアニメーション、シンプルでコンパクトながら深いテーマ性も兼ね備えたストーリーが両立されており、誰でも気軽に楽しめる。
人間たちの生活に憧れる4人のティーンエイジャーカメたちがコミカルでキュート
戦いを通じて4人やその仲間たちが成長し、拒絶され交われないものと捉えていた人間達と信頼関係を気づくラストは感動!ジュブナイルものとして、素朴ながら高いクオリティで表された一作!

次点『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー VOLUME3』

どうしても触れさせていただきたく、次点ということに。
『クワントマニア』や『マーベルズ』等MCUの他作が軒並み評価が微妙かつMCU全体がブーム終結化と呼ばれる中ガーディアンズは相変わらず素晴らしいクオリティの作品だった!ロケットを主役に捉え、前2作のカラフルさを抑え、暗く重厚なトーンで描かれるテーマ性が美しく、ガーディアンズのメンバーが自分たちの進む道を見つけるラストは心が震えた
完璧な完結作!
ジェームズガンのDCでの仕事にも期待!

10位『ザ・キラー』

大好きデヴィッド・フィンチャーの新作。殺し屋お仕事映画。ストイックな殺し屋のミスから始まる逃走撃というシンプルなストーリーだが、ソリッドで淡々とした語り口、(本人は真面目だからゆえ)コミカルなマイケル・ファスベンダーが全部自分にブッ刺さってきた。
ザ・スミスがたくさん聴けるのも嬉しい。

9位『スパイダーマン/アクロス・ザ・スパイダーバース』

間違いなく世界最高峰、スパイダーバースシリーズの2作目。もはや芸術と言ってもおかしくないスタイリッシュでカラフルな画面が終始展開されるアニメ表現の特異さ!マイルズとグウェンを主人公に捉え、彼らのアイデンティティの確立や、家族との関係性について繊細にまとめ切った脚本も素晴らしい
各スパイダーバースでのスパイダーマンも魅力たっぷりで、スパイダーインディアや、スパイダーパンクなど好きにならずにはいられないキャラが盛りだくさんだった
他にも、音楽など、どこを切り取っても世界トップクラスのクオリティの集まった、間違いなく今年を代表する一本となった傑作。早く続編が見たい〜!!

8位『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』

予告編の面白くなさそう感を裏切る『こういうのでいいんだよ!』映画。愛さずにはいられないキャラクター達の友情の熱さ、思わず頬が緩んでしまう積み込まれたギャグの数々が光る傑作。こういう映画を観るために僕は映画好きになったのかもしれない。

7位『窓ぎわのトットちゃん』

こちらも予告編の印象とは一転、まごうことなき傑作だったアニメーション作品。トットちゃんら子供達の生き生きとした描写が力強く優しい!木登りのシーンなど、子供の頃の完成でしか味わえない出来事から、画面端で動いているモブの子供の表現まで、全てが丁寧で感激。そしてなんといっても子供目線での戦争描写!
全く説明的でなく、自然と世界が移り変わってしまっている故の恐ろしさ、不穏さが際立っている。反戦映画として強いメッセージ性もあり、戦争には壊せない子供達の感性、芸術の美しさ、自由でいられるトモエ学園の教育が力強く感動した!こういったアニメーションが増えてほしい

6位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

口コミによって人気が爆発したアニメ作品。ホラー、バディものなど多くの要素を綺麗に消化し、クオリティの高いアクションも兼ね備えたハイスペ作品。戦後日本の独特の空気感を再現し、水木イズムの戦争・権力体制批判を上手く落とし込んでいる
憂鬱な展開ばかりだが、鬼太郎という存在の誕生が一筋の希望としてエンディングに持ち込まれるのに感動!こういう作品が話題になってくれるのが本当に嬉しい!

5位『福田村事件』

ラストの長尺虐殺シーンを初め、上映中常に胸が苦しい作品。日本人として、日本の汚点をブラッシュアップして描いたこの映画を観ることができてよかった。朝鮮人虐殺そのものを題材にしているわけではないが、このような映画が制作され、話題になった事実は素晴らしい。
役者陣の熱演が光っているが、個人的には表情の演技が深みを醸し出す東出昌大がベストバウト。

4位『バービー』

みんな大好きグレタ・ガーウィグの新作。めちゃくちゃにシニカルで、フェミニズム映画としても大きな意味のある作品!女性はもちろん、男性にまで『ありのままの自分でいること』を肯定してくれる優しい映画で、エンタメ度も超高い!(ミュージカルシーン最高)
これからもプロデューサーマーゴットロビーとグレタ・ガーウィグの活躍に期待!!

3位『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

衰え知らずという言葉がリドリー・スコットと同じくらいにあうマーティン・スコセッシ御大の新作。約3時間30分の長尺もあっという間の高速テンポ、容赦のない殺害描写も込み込みのバキバキの構成が凄まじい。監督の手腕が冴え渡っている!
顔芸込みで情けなく、簡単に叔父の言いなりになってしまうディカプリオ(最後の叔父への反抗シーンも素晴らしい)、迫害される民族の怒りやディカプリオとの関係性の繊細さを凛とした佇まいで演じ切ったリリーグラッドストーンらキャストがとにかく素晴らしい
デニーロは怖すぎるよ、、
終盤の物語を総括する仕掛けも秀逸ー
『インスリン』の対話シーンは今年屈指の名シーン

2位『aftersunアフターサン』

11歳娘と、離婚した31歳父親の、一夏のバカンスを描いた作品
主人公ソフィが当時気付けなかった、優しくも悲しく、哀愁が付き纏う父親の姿をポール・メスカルが見事に演じきっている、スター性に溢れていた
劇中常に示される死の匂いが切なくて胸が張り裂けそうになる
斬新でスタイリッシュなカメラワークの構図や、90年代中心の音楽の選曲が素晴らしい雰囲気を作り上げている
情景描写と心情描写の美しさに心から感動した!
余韻が凄まじかったのが忘れられないー
大人になりながら何度も見返したい一作。

1位『 BLUE GIANT』

だいぶ前から原作漫画のファンで、映画化決定の一報を聞いた時から期待半分不安半分で待ち望んでいた作品。結果は超超超大傑作!
圧倒的な映像表現と、プロのジャズプレイヤーらによって演奏される音楽によって作り出された演奏シーンの熱量が凄まじい!これに尽きる!
本当に素晴らしい音楽体験ができる作品、一音楽ファンとして何度も涙を誘われた
原作からの物語の抜粋や、終盤のBLUE NOTEライブでの胸熱ポイントもいい
自然体で演技をする声優陣もよかった
劇場でリアルタイムで観ることができて本当に嬉しい!


2023年は良作の数が凄まじく、ベスト10の選考にめちゃくちゃ迷いました、、
来年も何度も劇場に足を運び、サブスクを開き、今年以上に沢山の映画を観られる一年を過ごせますように!!
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SOJU的2023ベストアルバム

boygenius - the record

間違いなく今年を代表する、ジュリアンベイカー、フィービーブリジャーズ、ルーシーダッカスの3人によるスーパーグループの1stアルバム。『Not Strong Enough』は今年ベストソング級の一曲。

カネコアヤノ - タオルケットは穏やかな

言わずと知れた女性SSWカネコアヤノの新作。今年はくるりとのツーマンで初めてライブを観ることができました!バンドメンバーの力量が半端なかった。お気に入りの曲は『やさしいギター』。センスの冴わたる日常を描いた歌詞が心に染みる。

The Lemon Twigs - Everything Harmony 

ニューヨークのダダリオ兄弟によるデュオの4作目。フォーク調の優しく整ったメロディが全曲に散りばめられており、センスの塊でしかない一作。晴れた穏やかな日に聴きたい。

People in the Box - Camera Obscura

ポップでオルタナティブかつ音楽的探究心に溢れたPeople in the Boxの久々の作品。タイトルのおかしな曲群さながら変態的構成とリズム、ギターリフの数々がやばい

スピッツ - ひみつスタジオ

日本を代表するロックバンドスピッツの新作。いまだに早いリリースペースを保ち精力的に活動する彼らのパワーが込められた作品。サブスクで『ロビンソン』の再生回数を超えるなど新たな代表曲となった『美しい鰭』や、草野マサムネの歌詞の魅力が詰まった『さびしくなかった』など、レジェンド格の世代になっても更新され続ける音楽性が溢れた一作。

Blur - The Ballad of Darren

2015年『The Magic Whip』以来の復活を遂げサマソニでの来日も果たしたBlurの新作。アコースティック中心のギターポップという面に重きが行われており、バンドとしてのBlurの懐かしさや新しさを見つけることができる。また新しいアルバムをすぐ出してほしいー

cero - e o

ceroの5年ぶりの5作目。前作『POLY LIFE~』のクオリティを簡単に超える超傑作。実験的かつ都市感を完璧に落とし込んだ音楽性の高さに脱帽。『タブロース』『アンゲルス・ノーヴス』が名曲。

Beach Fossils - Bunny

ブルックリン出身のインディーロックバンド、ビーチフォッシルズの新作。今年トップクラスにハマって聴いたアーティストなので新作のリリースが嬉しかった!晴れた日に世界一似合う軽快で繊細なメロディと爽やかなサウンドは無限に聴いていられる

Sampha - Lahai

ジャズ、エレクトロ、ソウル等の彼のルーツである音楽を軸に、哲学的で感情的なサウンドと、凛としており存在感の素晴らしい歌声に胸を動かされる作品。サウンドのバランスが完璧すぎー
『Only You』が一番好きな曲。

Homecomings - New Neighbors

ホムカミの6作目。生活感やテーマである『隣人』を通し社会を炙り出した美しい歌詞や、透明感や疾走感を持ち合わせたサウンドが聴き心地よく何度も何度も繰り返し愛聴したアルバム。シューゲみも強い『US/アス』が名曲すぎる。

betcover!! - 馬

30分弱という短尺を駆け抜けるような勢いを持ったbetcover!!の新作。特有の荒々しさがとにかくロックで興奮が止まらない作品。

Wednesday - Rat Saw God

モロ90年代オルタナなざらつきを持ったノースカロライナ州の5人組の3枚目。変幻自在かつ大爆音のギターが美しすぎて大好き。来年の来日が待ちきれない!!

Sufjan Stevens - Javelin

亡くなった恋人の喪失感から生み出されたアルバム。優しく切なく伸びやかな歌声がどこまでも美しく、胸を惹かれる。間違いなく現代最高峰のSSW。

ROTH BART BARON - 8

『ジュブナイル』をテーマに制作されたロットの新作。リリースペースが早すぎるんだ、、。工夫の凝らされ、多様な音楽要素を交えた音が常に奏でられている音楽性の高さとポップさが完璧なバランスで同居している作品。

THE NOVEMBERS - The Novembers

ノベンバのセルフタイトルアルバム。彼らの集大成とも言えるべき作品かつ新たな側面も掲示される一作。エモーショナルなメロディや広がりのあるサウンド、うねりのあるグルーブ感がたまらん

羊文学 - 12 hugs(like butterflies)

今年自分が最も熱中したアーティストの4作目。呪術廻戦のエンディングテーマに起用され大ヒットと大ブレイクをもたらした『more than words』も収録。アルバムとしては前作『our hope』の続編的で延長線上に生まれたような作品!一曲一曲が3ピースマジックに包まれていて、研ぎ澄まされた音楽を体験できた。ずっとずっとこういう音楽を作り続けてほしい。

NewJeans - Get Up

こちらも今年どハマりしたニュジの2ndEP。2000年代初頭の空気を見事に落とし込んでみせたアイドル性に魅了される一年だったー。必要最低限のサウンドで展開される曲群はどれもポップで馴染みやすく最高。

PinkPantheress - Heaven knows

前述したNewJeansと共通するようなコンセプトを持つアルバム。サウンドが全部心地よくてずっと聴いていられる。ディズニーチャンネルオマージュのMVもめっちゃいい

家主 - 石のような自由

年末にすごいのが来てしまった。こんなの大好きじゃない理由がない。

Mitski - The Land Is Inhospitable And So Are We

オーケストラの使い方が上手すぎる。ダイナミックかつ繊細でどこまでも連れて行ってくれる。

Olivia Rodrigo - Guts

新たな時代のシンボルとなった若手女性SSWオリヴィアロドリゴの2作目。パワフルで何度も胸を震わせられる。ポップパンクを軸にフォークや70年代ロックなどの多くのジャンルを吸収し、前作からもより大きく進化したサウンドや曲群の数々が詰まってる。

Slow Pulp - Yard

90年代オルタナのスピリットを引き継ぐバンドの2作目。多彩な表現の見れるギターや、安定感のあるうっとりとするメロディが心地よい。

好きな作品はまだまだ尽きませんが、今年何度もリピートして楽しませていただいたものを紹介させていただきました。来年ももっともっと多くの素晴らしい音楽を聴き漁り、ライブに何度も何度も足を運べますように!!


終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます!
多くの偉大なミュージシャンの訃報、相次ぐ戦争など決して幸せだったと言い切れるような一年ではありませんが、今年も最高の音楽や映画といった文化に囲まれ幸せでした!
来年も映画や音楽を思う存分楽しみ、充実した年にできるよう、頑張ります
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