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ついに取得!近年注目されている「えるぼし認定」

こんにちは!人財企画の原口です。
この度、Recovery International株式会社は企業認定制度の一つ、「えるぼし認定」を取得いたしました!

今回は「えるぼし認定」についてのお話です。

これから転職を考えている人の一つの指標にもなるかもしれないので、目を通してもらえると嬉しいです(*^^*)

1. 「えるぼし認定」とは

皆さんは「えるぼし認定」をご存知でしょうか。
これは2016年に施行された「女性活躍推進法」という法律にもとづいており、厚生労働省が定める一定の基準を満たした企業に「えるぼし認定マーク」が発行されるというものです。

基準は「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5つがあり、えるぼしの基準を満たしている項目数に応じて取得できる段階が決まります。

「えるぼし認定」のロゴは全4種類

・5つ全ての基準を満たす:3段階目
・3~4つの基準を満たす:2段階目
・1~2つの基準を満たす:1段階目
・5つ全てのプラチナ基準を満たす:プラチナえるぼし

この「えるぼし認定」ですが、2023年2月1日までに1831企業が取得しており、リカバリーはその中で2段階評価になっています!

2. 医療・福祉業界で「えるぼし認定」を取得している企業について

近年では医療・福祉業界でもえるぼし認定取得の動きが強まっています。

医療・福祉業界は他業種に比べて離職率が高く、人手不足の状況が続いていることは皆さんもご存知でしょう。
もしかしたら、既に転職経験がある人もいるのでは?

転職活動を進める上で多くの人が重要視しているのが労働環境ですよね。

しかし、どの求人媒体にも書いてあるのはポジティブなことだけで、実態を掴むことは難しいように感じます。その中で「えるぼし」を含め、企業認定制度を取得しているという事実は求職者側にも安心感を与えますし、企業側としても大きなアドバンテージになります。

こうしたことから、女性比率の高い職種では「えるぼし認定」含め、女性の社会的活躍推進サポートのアピールに注力する企業や施設が増えてきました!

3. 訪問看護ステーションが「えるぼし認定」を取得するということ

「えるぼし認定」を取得する企業は年々増加していますが、実際に訪問看護事業で取得に至った企業が何社あるかご存知でしょうか?


そう、1831企業ある中で17社のみ!
更に都内だけに絞ると、たった4社なんです!

訪問看護事業は大小様々あり、全体で見れば13,000件以上です。
しかし、廃業率が5.8%と他業種に比べると圧倒的に高く、新規開業数の半数近くのステーションが廃業または休止となっています。

廃業・休止の理由としては様々ありますが、大きな要因は「人的要因」「財務的要因」の2つが挙げられます。
わかりやすく言えば、「人材確保が難しく、定着しないこと」「定着率向上のために人件費が高いのに、レセプト業務が複雑で正しく報酬が得られないこと」です。

看護師やセラピストの負担ばかりが増えるのに会社自体は貧乏になってしまう。働きやすさとは無縁ですよね。

一方で、えるぼし認定を受けたすべての企業は厚生労働省の運営する「女性の活躍推進データベース」に、認定に関する実績を毎年公開するため、労働環境改善に関する取り組みを数値で見ることができます。
更に、未取得でも認定取得を目指している企業も実績公開が必要なので、応募先の意識調査にはうってつけなんですよ(*^^*)

つまり、訪問看護ステーションが「えるぼし認定」を取得するということは、企業の継続性・安定性のアピールにもつながるわけです。

4. これから目指す、リカバリーの姿


これまでのブログでもお話したように、リカバリーは「日本一働きやすい訪問看護ステーション」を目指しています。

実際に社内アンケートの実施や訪問ルートの整備、チューター制度の導入、一人1台の社用スマホ貸与など、限られたリソースの中からではありますが一人ひとりの価値観に寄り添えるような施策を試みてきました。

えるぼし認定は取得後も基準を満たし続けなければ失効しますし、取得していても実際に働いているスタッフが働きやすさを実感していなければなんの意味もないですよね(^_^;)

リカバリーでは引き続き、日本一働きやすい訪問看護ステーションを目指す道中で「えるぼし認定」の三段階目取得が目標となりました。
しかし、それは「すべてのスタッフの働きやすさを追求した結果」であることが前提であることに価値があると考えています。

5. まとめ

今回、リカバリーでは「継続就業」の基準を満たすことができず、2段階目の評価という結果ではありましたが、これは決して今までやってきたことが無駄だったということではないと思っています。

むしろ、見方を変えれば「これまでの施策は5項目中4項目を満たすことができるものだった」と前向きに捉えることもできるのではないのでしょうか。

質より量ではなく、量より質。その追求の先で「継続就業」を含めた全項目の基準を満たす日が遠からずやってくるように、我々バックオフィスのスタッフも働きやすい環境づくりに尽力したいと思います!


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