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「みんなが一人のために」チームで繋いだ利用者様との絆のepisode

こんにちは、人財企画・原口です!

相変わらず真夏日が続いていますが、朝晩には秋の涼しさを肌で感じられるようになりましたね。
9月は曙橋事務所と浜田山事務所の2拠点がオープンし、合計24拠点となりました。

本日は9月1日に行ったオールスタッフミーティング(ASM)の様子と西東京ユニット(田無事務所)のエピソードをご紹介していきます。


1. 情報共有で意識のアップデート

代表の大河原から、今月はコロナが5類に分類されたことによる環境・価値観の変化についての話がありました

9月に入り暑い日が続いています。秋は意外と雨の日が多く、体調を崩す方も多いので、体調管理やスケジュール調整など行ってコントロールして下さい。

また、コロナが5類に分類されて、3か月が経過しました。
今までは厳重だった感染対策や社内フローも従来とは大きく異なり、戸惑う方も多いと考えられますが「新しい価値観」を念頭に意識をアップデートしていくことが大切です。

当社ではルート整備表や役割分担表などで、皆さんが休みやすい環境を強く意識して運営しております。

拠点内でも、日頃からお互いに何かあった場合の話し合いなどをして、それぞれの不安や認識のズレを解消していくことで安心して業務を実施できるかと思います。

代表 大河原のASMメッセージ

新しいことでもチーム内で共通認識をもつことで、柔軟かつ安定した対応ができますよね!
ぜひ意識して実践していきたいと思います(*^^*)

2. 田無事務所のepisode

今月は西東京ユニットの田無事務所から、利用者様との関係構築に関するepisodeの共有がありました!

田無事務所スタッフ

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田無事務所では、今期の事務所目標として「みんなが一人のために動けるユニット」という目標を掲げ日々業務をしています。

これは、昨年掲げた目標が「一人がみんなのために動けるユニット」であり、一人一人が責任を持って業務を行ってきました。
目標を達成し、次のステップとして今年⻄東京のスタッフが成⻑するために何が必要か考えた際、「one for all , all for one」の言葉をヒントに「みんなが一人のために動ける」ことだと考えました。

一人のスタッフの困っている・悩んでいる事に対し、ユニットみんなでサポートし、イキイキと働ける環境づくりをしていこうという事です。

その中で今年実際に起きた、介入拒否されてしまった利用者様への対応とスタッフへの関わりについてご紹介したいと思います。

利用者様は70代の女性、リカバリーとしては2019年から関わってきた方です。

脳梗塞や軽度認知症などの疾患があり、ADLは寝たきりで旦那様と二人暮らし、サービスではリカバリーの看護師とリハビリの他、ヘルパーさんが介入しています。
ご本人の性格上、ご主人・訪問担当者への依存度が高い方でした。

今年の1月、リハビリスタッフの入職に伴い、訪問担当者の交代をお願いしました。

同行訪問前の説明から、同行期間が終わるまでの間は大きな問題や拒否はなく、引き継ぎが出来る状態だと考えていました。
しかし、引き継いだ新入職員が1回目の単独訪問を終えて事務所に戻ってくると、利用者様から拒否があり、触れることすらできなかったと報告を受けました。

その後も何度か訪問するも、同じように利用者様から介入・接触の拒否があり、スタッフからは「訪問することが難しいかも‧‧‧」という声も聞かれ、リハビリチーフとして、思っている以上にスタッフと利用者様の間に溝ができていたことを認識しました。

そこでまず双方の意見を聞くため、ヒアリングを実施しました。
相違がないようヒアリング担当の役割を決め、利用者様にはケアマネジャーと担当看護師が、新入職員にはリハビリチーフがそれぞれヒアリングをしていきました。

利用者様から聞かれた意見としては「慣れた担当者がいい」「私の身体のことを分かるのは、前に担当していた人だけ」「力が弱くマッサージが良くない」等が挙げられました。

新入職員に対しては、現状のモチベーションや精神的な部分を確認し「このまま介入ができないのは自分としても悔しい」「今後のためにもなんとか介入をしていきたい」等と前向きに考えてくれていました。

ヒアリング内容を整理した上で、前任のリハビリ担当者やリハビリチーフが同行訪問を実施。
利用者様・スタッフの双方が慣れるまで実施することを前提に、まずは1ヶ月の同行訪問期間を利用者様へ提案しました。
合わせて、私達の訪問内容も振り返っていき、介入内容の整理をしました。

また、ケアマネジャーへお願いし、モニタリング訪問の回数を増やすことや、こまめにヒアリングをしていただきました。

その後、ご本人やケアマネジャーから介入が終わるごとにいただいた要望を担当者と協議し、修正した介入内容を次回の訪問時に活かすことを繰り返し行っていきました。

考えられる問題や利用者様からのご意向に基づく計画、同行による訪問でのOJT、多角的なヒアリングやケア内容の修正を繰り返した結果、当初ご提案させていただいていた期間で利用者様からの受け入れの承諾をいただいた上での単独訪問ができるようになり、利用者様とスタッフの間で関係を構築することができました。

今では利用者様から「この人(新入職員)が休みならリハビリキャンセルします」と信頼も寄せられており、少し依存的な部分も見られる反面、不満な言動もなく安心して在宅生活を継続して送ることができています。

スタッフからも、「諦めずに介入を続けてよかった」「何もせず担当変更していたら、ずっと心に違和感を抱えて仕事しなきゃいけないところだった」とポジティブな発言が出るようになりました。

私達は専門職という立場として真摯な姿勢で利用者様に関わることが大切です。それと同時に、ともに働いているスタッフもまた大切な存在であり、丁寧な関わり方が必要だと考えています。

理念にある「もうひとりのあたたかい家族」となって関わり、利用者様の人生が豊かになる、スタッフがいきいき働ける環境を作るために、今後も田無事務所は取り組んでいきたいと思います。

3. おわりに

今回の田無事務所のエピソードは、新入職スタッフと利用者様だけでなく、スタッフ同士やケアマネジャー様ともより深く関係を構築できた素晴らしい事例だと思います☺

訪問スタッフを変更するでもなく、強引に介入を進めるでもなく、チームで解決しようとする姿勢はまさしく「みんなが一人のために」ですね!

こうした取り組みができるのも、スタッフ間でも信頼関係が芽生えるようなコミュニケーションが意識されている証だな、と感じました。

当社では、2024年春・夏に向けて看護・リハビリ職の採用活動を積極的に行っています!
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