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セルシンを点滴していた頃のこと

 まだ双極性障害と診断されてなかったころ、診断名は「うつ病」だったころのことです。

 以前の病院にいたころ、少し具合が悪かったり、(これから具合が悪くなりそう…)と思って不安になったりしたときに、予約外で診察に行き、1時間くらいセルシンの点滴を受けていました。

 その時はそれが当たり前だと思っていたのですが、今の病院になってからは、
 「ここではそういう点滴はしないんです…」
と、頓服のワイパックスを手渡されるだけだったので、すごく驚きました。
 
 点滴をするために行きかえり入れて毎回2時間以上かかっていたのに、家で薬を飲むだけでいいの?こんなあっけないことで?
 
 点滴は2年以上通ったのです。週1回くらい。(治療ではなく、私の不安の訴えで)いま調べると「点滴をした後は車の運転をしないこと」とあります。2年間、車を運転して通ってたので危なかったなと思います。

 今朝、こんなブログ記事も見つけました。

 この記事を読むと、私もなんとなく、はっきり良くなってたのか分からないと思いました。
 病院という守られた環境の中で、ザワザワ人の気配に触れて、ナースに毛布をかけてもらい声をかけてもらい、また(そのときにはとてもつらい状況だった)自宅に勇気を出して帰る…。そのための心を休める時間だったかもしれないと、自分でもよく思っていました。 

 以前の病院にもドクターにも感謝する気持ちは同じです。ずっと長い時間診てもらったからこそいまここにいられると思っています。
 ただ、あのときの治療と今では大きく差があり、私自身学んだことも多いなと思っています。


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