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車窓から

ちょっと予測はしてたものの
突然と言えば突然だった。

朝、LINEで
別れを告げられた?のだけれど
こういうときでも
過去が私を惨めにさせる

前は別れを電話で告げられて
それでは納得がいかないからと
直接会話を何度か重ねたそう

あ、私には話す価値もないんだ
会う価値もないんだ
ってなんだか馬鹿らしくなって
ただただ、自分が惨めで仕方がない

友人や、親しい人たちは
腹が立つと怒ってくれたし
気にせずに次に!
と言ってはくれるが
私はさようならをしたことへのショックはなく
終わり方があまりにもショックで
惨めで
悔しい

少しは手放したくないと
思ってくれた瞬間はあったのだろうか
少しは必死になった瞬間があったのだろうか

今の私も
出会った頃の私も
何も無い
何も持ってない

何も持っていないのに
何かを手に入れた気がしたのに
また失った
何も得ていなかったのかもしれないけれど
でも失った


どこかほっておけない
頑張りすぎ
無理しすぎ
可愛い
生きてくれていてよかった
約束無しで一緒にいられる関係になりたい

この言葉たちが
だんだん温もりを失って
冷たくなっても
言葉は電子レンジで温めることができなくて

だんだん冷たくなっていく
言葉や想いたちを
冷たくならないでと
抱きしめるしかない

可愛いと思ってもらえるだろうか
と買った服も
コスメも
何もかも
これからは自分のために
他の人のために身に着けていく

今日の身体は変わらずに明日に行くのだけれど
あまりにも自分が惨めすぎて
お互いのお誕生日をお祝いした部屋からは
逃げ出したくなって
今、電車に揺られている

フットワークが軽すぎて怖い
と友人に言われたけれど
違うんだよ
私の逃避に付き合ってほしいの
影を感じると
また過去と比べてしまう
また自分が惨めになる
消えたくなる

存在を認めてくれたように感じた人が
居なくなると
全世界から不要だと言われているように感じる

消えたくなるけど
消えたくないから
この惨めさと戦うために
今は一旦逃げさせて
美味しい、温かいものを食べさせて。

当たり前に明日を迎えるために
私の今日を繋げていくために
また明日も強い自分を演じられるように
明日も私でいられるように
ちゃんと今日を繋げられるように
足跡をしっかりと残せるように


明日、晴れますように。

Lily.

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