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【音楽】夏を感じるアルバム YUI「 HOLIDAYS IN THE SUN」

夏について

まだまだ梅雨が明けそうな気配もないが、7月になり、気温も高くなってきて、夏少しずつを感じられるようになってきた。

また、7月は一年の折り返し地点でもある。
今年は特に早く感じる半年だったのではないか。

ちなみに、一年のちょうど真ん中の日は7月2日であるので、厳密にいうと7月1日は一年の前半に属すのである。もっと言えば、今年は閏年なので、7月1日から7月2日に変わる瞬間が一年の前半から後半へ切り替わる瞬間であるし、閏年でない年は7月2日の午前と午後で前半後半が切り替わるのである。

HOLIDAYS IN THE SUN

「夏を感じるアルバム」と銘打って書き始めたが、前段が長くなってしまった。
さて、私が「夏を感じるアルバム」は「HOLIDAYS IN THE SUN」です。
「さて、今夜私がいただくのはカルビビビンバです。」みたいな言い方になったのはご愛敬である。(こういう余計なことを書いてるから本題が弱くなるのだ。)

「HOLIDAYS IN THE SUN」はシンガーソングライターのYUIが2010年7月14日に発売した4thオリジナルアルバムである。(Wikipediaっぽく書いてみた。)

2010年は、私が大学に入学した年であり、その夏は大学生初めての夏なのだ。普通なら青春真っ只中である。(実際は青春を謳歌していたわけではない。)
そんなこともあって、「HOLIDAYS IN THE SUN」は私にとって夏の印象深いアルバムなのだ。

このアルバムの中には、夏を感じる曲がたくさん入っており、アルバム全体を通しても「夏」というイメージがぴったりである。
一口に夏と言っても、色んなイメージがあるだろう。暑い夏。騒がしい夏。物悲しい夏。ゆっくりした夏。忙しい夏。汗をかいた夏。
その中でもこのアルバムでは、爽やかな夏、元気な夏、幸せな夏をイメージする。

SUMMER SONG

「HOLIDAYS IN THE SUN」の中で最も夏という曲はそのまま「SUMMER SONG」という曲だ。

SUMMER SONG」は夏をイメージする単語がいくつも散りばめられている。
太陽、日に焼けた君、ひまわり、青空、海、夏休み、Tシャツ、花火、夜風、砂浜、波の音、虹。
単語を並べるだけでも、10代の爽やかで初々しい夏を思い浮かべられる。

歌詞の中身にも着目する。
まずはじめの情景は学校だろう。これから後少しで夏休みが始まるという季節の中、気になるあの人と海に出かけたいなという淡い夏の心情も読み取れる。

また、次の情景は、花火大会である。気になるあの人と花火大会に出かけて、一緒に花火を見ながら会話をしている様子である。特に、以下の歌詞は素晴らしい。

花火の音にかき消されてる
君のコトバが夜風と変わる
肝心なとこ聞こえないけど
分かり合えそうさ

最後に浮かぶ情景は、である。
つきあってはいないけど、一緒に海へ行けたのだろう。良かった。良かった。

砂浜に座って日が暮れるまで色んなことを話してお互いを知りあって行くのだろう。日常色んなことがあるけど、キミにあうことで忘れられることもあったり、青春時代の微妙な心情が伝わる。
でもやっぱり、サビ終わりのこの歌詞からやっぱり幸せなんじゃないかなとも思える。

君にあって笑いあって
始まるよ夏休み

Driving Happy Life

次に夏を感じる曲は「Driving Happy Life」だ。
曲名通り、夏のドライブ中にかけたい一曲である。(ちなみに残念ながら私はペーパードライバーだ。)

こちらの曲も夏を感じる言葉が散りばめられている。
夏の冒険、窓開けたら、野外フェス、雲。
(思ったより少ない)

この曲の主人公は、SUMMER SONGよりも大人なのだろう。
運転免許を取り立ての20歳そこそこの女の子がひとりでドライブする光景だ。

仕事をはじめてうまく行かないこともありながら、一生懸命努力しながら成長する女の子だ。
シンプルだが、直接的に人生のうまくいかなさを慣れない運転に例えたのは、誰しも共感できるのではないだろうか。
この曲を聞くと、まだまだ青い自分を応援したくなる気持ちが芽生える。ポジティブになれる一曲である。

その他

夏を感じる曲は他にもある。
「es.car」は歌詞の中に夏を感じさせる言葉が入っているし、「Please Stay With Me」はフジテレビの夏のドラマの歌だった。

さらに、2009年活動休止していたYUIの復帰シングルの「again」や進研ゼミのCMソングの「GLORIA」も当時よく聴いた曲であり、思い出深いアルバムなのだ。

これからも夏が始まると毎年聞くんだろうなと思う。こんな淡い夏の思い出のようなアルバムは他にない。初心を思い出すという点でも、私の人生に影響を与え続けるだろう。

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