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「不安や悩みと上手に付き合う方法」離婚体験談インタビューvol.1【中編】

「離婚についての経験談を聞きたいけど、直接は聞きづらい、、、」
というお悩みを解決する離婚体験談インタビュー記事の中編です!
※前編の記事はこちらからご覧ください!

中編の今回は、Aさんが実際に離婚の準備を進める中で感じた不安や悩み、そしてその解決方法についてご紹介します!

おひとりで調停に臨まれたAさんが詳しくお話してくださったリアルな悩みは、離婚をお考えの方が共感できるポイントも多いはずです。

参考になる解決策も併せてご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!

インタビュー

では早速インタビュー内容をご紹介していきます!

Q:離婚準備を進める中で不安や悩みはありましたか?

もちろん、不安だらけでした。まず、相手はずっと離婚に反対していたので、そもそも離婚できるのかというところと、親権を含めて自分の希望通りに離婚できるのか、裁判まですることになるのかという点では常に不安でしたね。

あとは自分ひとりで調停に臨んでいたこともあって、書類を作るときは何が正解か分からないという悩みもありました。

おひとりでの準備は具体的にどんなポイントが難しいのでしょうか?

そうですね、調停成立時に作成される調停調書(*1)の内容を決めるのには苦戦しました。面会の回数や養育費の金額、その他の離婚後の条件を決めていくのですが、素人なので何を条件として入れておくべきなのか分からなくて困りましたね。
書類などはやっぱり不備なく作成できているのかが不安なので、そういうときは専門家に相談したいと思うこともありました。

*1:調停調書は離婚調停が成立したときに作成されるもので、当事者同士が話し合って合意した内容が記載されています。

他に何か準備をしていたことはありますか?

特に離婚が現実味を帯びてきてからは、実際に手当をいくら受け取れるのかなどの情報はネットで調べていましたね。
別居中は戸籍上婚姻関係にあるのですが、離婚してひとり親にならないともらえない手当も結構あって、別居中が一番お金がかかる状態だったので、それならなおさら離婚したいという思いが強くありました。


離婚後に受給できる手当や扶助について

ここでは、Re:conから離婚後に受給できる手当や扶助の一部をご紹介いたします!

児童扶養手当

離婚等の場合に子どもを養育する母(父)に対し、支給される手当です。子どもが18歳に到達して最初の3月31日(年度末)までの間、つまり基本的には高校を卒業するまでは受給できます。

支給額は所得やお子さんの人数によっても異なります。所得が多くなると、もらえる金額が制限されて一部受給となり、一定の所得限度額を超えると受給できません。

児童扶養手当の所得の限度額は以下を参考にしてください。

支給額は物価等により毎年見直しがあり、所得額の算出は複雑なので詳しくは市町村役場の窓口まで問い合わせてみてください。

また、児童扶養手当の支払いは、奇数月(1月、3月、5月、7月、9月、11月)に2か月分ずつ、年6回支払われます。

児童手当

児童手当とは、中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している方に対して支給される手当です。

支給額は以下を参考にしてください。

児童手当にも所得制限額はありますが、離婚の事案では制限額を超えるケースは多くはないようです。気になる方は以下を参考にしてください。

また、児童手当の支給時期は原則として、毎年6月、10月、2月で、それぞれの前月分までの手当が支給されます。

特別児童扶養手当

特別児童扶養手当とは、身体や精神に障害のある20歳未満の児童について、支給される手当です。先ほど紹介した「児童扶養手当」とは別の目的に基づいて支給されるものなので、併給が可能です。

・1級(重度)
→療育手帳A・身体障害者手帳1、2級

・2級(中度)
→療育手帳B・身体障害者手帳3級または4級の一部

・所得が一定未満であること
→所得要件は厳しくなく、ほとんどの世帯では受給可能ですが、計算が複雑なのでお近くの役場へお問い合わせください。

支給額は以下の通りです。

特別児童扶養手当は、4月、8月及び11月の3期に、それぞれの前月までの分が支払われます。

就学援助

就学援助は経済的理由によって、就学困難と認められる児童等に対して、市町村が学用品費、給食費、通学費などを援助する制度です。援助の条件や内容は自治体によっても異なるので、詳細に関してはお住いの地域の役所へ問い合わせてみてください。

離婚後のかた親家庭を支援する制度はいくつもあるので、有効に活用していくことをおすすめします。

それではインタビューに戻りましょう!

Q:不安や悩みはどうやって解消したんですか?

役所の弁護士や離婚の制度に詳しい相談員の方に相談をしていました。無料で相談できるのがありがたかったです。あとは、弁護士事務所で30分~60分の相談を活用したり、3回まで弁護士に無料相談できる法テラス(*1)も活用していました。

*1:法テラス(日本司法支援センター)は、国によって設立された法的トラブルを解決するための総合案内所

意外と無料で相談できるところも多いんですね!

探せば結構ありますね。ただ、弁護士事務所は最初の相談でも費用がかかるケースが多いです。法テラスは無料で相談できる回数が終わると、その後は本契約となり費用が高額になるので、相談したいことを整理してから相談にいくといいと思います。

身近な人へ相談はされていましたか?

身近な人に離婚経験のある人がいなかったので、手続きに関するアドバイスとかをもらう状況ではなかったのですが、友達とかには結構話をしていました!周りは応援してくれる人が多かったので、その点はとても助かっていました。

中編のまとめ

中編では、Aさんが実際に離婚の準備を進める中で感じた不安や悩み、その解決策を伺いました!やはり自分から積極的に情報収集をしたり、相談できる場を活用することが大切なようですね。

離婚に関するお悩みの相談場所はたくさんあります。不安や悩みは無理に一人で抱え込みすぎずに、必要に応じて離婚カウンセラーや無料の相談所などに相談してみるのもおすすめです。

Re:conの公式LINEでも養育費の算出や必要書類のチェックリストなど、小さなお悩みを解決するお手伝いをしています。1つずつ不安を解消するためにもぜひご活用ください!

次回は、実際に離婚をしたAさんの今のお気持ちやこれからのことについて、伺ったお話をご紹介します!

公式LINEはこちら:https://lin.ee/wka7yWm


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