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教員間の横のつながりの本質

私の思う横のつながりの本質

横のつながりを大切にしましょう。と管理職の先生から何度も言われる機会があると思います。

私はこの言葉の本質を今まできちんと理解できていなかったと思います。

そんな私が現在思う、横のつながりの本質とは、子どもを多人数の教員で支援できる体制をととのえること、だと思います。

休職前までの理解

現在は復帰していますが、私はクラスの子どもと関係づくりが上手くできず学校に足が向かなくなってしまい休職しました。この時の私は、副担任の先生は子どもといい関係が作れているのに、どうして私には出来ないのだろうか。私の何がいけないのだろうか、何を変えればいいのだろうか、と自分がどうすればいいのか、ということばかりで誰を頼ることもできませんでした。

そして、横のつながりという言葉は教員同士がお互いに助け合うという意味の言葉だと思っていました。

休職中に考えていたこと

休職した当初は、自分はこの仕事には向いていないんだ、子どもとの関係をうまく作れないのは自分がすべて悪いんだ、と思い退職することも考えていました。

ですが、少し散歩などをしていろいろなことを考えている中で、

世の中の2割は何をしても仲良くなる、6割はどちらにもなる、残りの2割は何をしても仲が良くなることがない

というどこかで聞いたことを思い出しました。これは、自分のクラスで子どもにも話したことがありましたが、自分に当てはめることが出来ていませんでした。この言葉を自分に落とし込めたとき、馬が合わない子もいるのだ、仕方のないことだ、と割り切ることが出来ました。

横のつながりを考える

休職中に自分の中に落とし込めた、自分とは相性の合わない子はどうしてもいる、という事実を受け入れると、では、管理職の先生のおっしゃっている教員間の横のつながりを大切にするとはつまりどういうことなんだろう、という考えが浮かんできました。

これが答えというわけではないですが、現在私の考える横のつながりの本質とは、子どもを多人数の教員で支援できる体制をととのえること、だと思うようになりました。

教員はあくまで、子どもの健全な育成の手伝いをしているという感覚をもっと強く持つ必要があると思います。子どもの健全な育成ができるのであれば、その手伝いをするのが自分でなくても、他の先生でもいくらでもいいと思います。そして、その支援をしやすい環境をつくるために、横のつながりを大切にしましょう、と言っているのではないかと考えています。

もちろん、そうではないよ、という意見もあると思います。私もそんなに経験年数があるわけではありません。まだまだたくさん勉強をし続けていきたいです。

子どもの健全な育成のために、今後はより一層、先生方とのコミュニケーションを取って、横のつながりの強化に努めていきたいと思います。



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