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孤独を抱きしめることは自分を抱きしめること

 先日、ある方のnoteの投稿で、ポケモンの『カラカラ』のぬいぐるみの写真を見て、「そういえば、お母さんカラカラ好きだったな〜」と、遠い幼稚児の頃を思い出した娘が、「あまりにも可愛かったから」とプレゼントしてくれた。

 ぬいぐるみをプレゼントされるなんて、何十年ぶり?
 でも、確かにポケモンの中では特に『カラカラ』が好きだったし、この寝姿と目尻の涙が可愛い過ぎて嬉しかった。

 『カラカラ』は、水とか火といった属性を持つポケモンの中で、孤独という属性で分類されています。

カラカラの母にあたるガラガラが、ロケット団によって殺され、カラカラは頭にその骨を被っているという。

2013年に放送された『ポケットモンスター THE ORIGIN』より

「カラカラ」の名前の由来は『死に別れた母親を思い出し泣いてしまう時、頭にかぶったホネがからからと音を立てるから。

ポケモン図鑑(ダイヤモンド社)より

2度と会えない母親の面影を満月にみつけて泣き声をあげる。
被っているホネの染みは涙のあと。

ポケモンGOより

 切なすぎる〜〜〜。・゜・(ノД`)・゜・
 そしてこのぬいぐるみは、お母さんの骨を抱きしめて、泣きながら寝てしまったカラカラです。

 たまらなく切なく愛おしいこのぬいぐるみを見て、『孤独』という事に思いを馳せた。

 『孤独』というのは、愛された裏返しだな…と思った。
 愛されたり、可愛がられた経験があるからこそ、孤独を感じるのだ。

 孤独を感じることは、心の粘膜が刺激されるようでヒリヒリと痛い。
 それは、寂しいとか悲しいを通り越して、自分の心を攻撃してくる。
 だから、寂しいとか悲しいで人は死なないけど、孤独は人に死を連想させる。

 それでも、孤独が愛された証だと思える者はそれを力に変えていく。
 そして、孤独を抱きしめて立ち上がる者は強い。

 そんな風に思っていたところで、唐突だけど、昨夜から待望の『バチェラー・シーズン5』の配信が始まり、エピソード1を見た。
 『バチェラー』については、知らない方はググッて下さい。

 そのエピソード1で、バチェラーからファーストローズ(第一印象最も良かった人に与えられる)をもらった、笑顔がとっても魅力的な女性がバチェラーに言う。
 
 「子供の頃に両親が離婚して、親に甘えることができなくて、人に甘えるということがわからなかったけど、この旅では、甘えるということをしてみたい」と…。

 エピソード動画を見た後に、タレントさん達のトークがあるのだけど、その中でも、その女性は好印象で、特に指原莉乃さんは「あのハッピーオーラはスゴイ!」と絶賛していた。

 あの素敵な笑顔は、彼女の武装だったのかもしれない。
 笑顔が素敵な人を攻撃する人はいない。
 だから彼女は、自分の心を守るために、あの素敵な笑顔を身につけたのかもしれないな〜と思った。

 そんな彼女を見て、孤独は辛いけど、孤独は人を強くもするなと、改めて思った。

 孤独を抱きしめることは、自分自身を抱きしめること。
 自分の身は自分で守ろう!

 
 そして、それができると、あんな風にハッピーオーラをまとえるだろうな〜。

 「愛してくれない」とか不満を抱えてふてくされた顔をするよりも、孤独を抱きしめて笑った方が、幸せに近づけるよね。

 なんか…『ハッピーオーラ』という言葉が胸に響いて、私もハッピーオーラをまといたくなった。
 1人暮らしが長くなってきて、時々「あれ?今日は誰かと喋ったっけ?」と思うことも多い日々だけど、そんな孤独を抱きしめて、ハッピーオーラをまとったおばあちゃんを目指したいと思えた。

 孤独ポケモン『カラカラ』のおかげで、私はまた1つレベルが上がった!

 では、また(๑˃̵ᴗ˂̵)

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