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愛されていないと感じると女は野蛮に堕ちる

 たまたま目にした記事が、『バチェラー5』についてで、同感だなと思ったので、まだエピソード3の序の口の段階だけど、ちょっと触れてみようと思う。
 バチェラーJAPANが始まった頃よりも、俄然!人間成長のイメージが濃くなってきている点が興味深いので。

 私が見た記事はこちら↓

ちなみにバチェラーとは↓

成功を収めた1人の独身男性=バチェラーの運命のパートナーの座を巡り、性格もバックグラウンドも異なる女性たちが競い合う恋愛リアリティ番組。

Amazon prime videoより
Amazon prime videoより

 私は恋愛リアリティショーにはあまり興味がなかった。
 でも、行きつけのヘアサロンでたまたまアシストに付いた女の子が、「バチェラー嫌いでも、絶対にバチェロレッテは見た方がいいです。恋愛リアリティショーの概念が覆されている、人間観察ショーです」という、めちゃくちゃ上手なプレゼンをしたので、あまり興味はなかったけど、斜めから見始めて、どんどん沼っていった。

 バチェロレッテはバチェラーの逆転版。

Amazon prime videoより

 バチェロレッテの福田萌子さんは質問力に長けていて、様々な質問を投げかけて、相手の男性の内面に迫っていく。
 結果炙り出されるのは、最も女性が嫌う男性の側面。それは…

 ・自分の話ばかりする。
 ・相手の話しをよく聞かずに、すぐ意見したがる。
 ・理想を語り過ぎる。
 ・自分の思い込み優先で女性の内面を見ようとしない。
 ・良かれと思う押しつけが多い。など…。

 女性達が常日頃思っていることが、小気味良く暴露されていくので、視聴する女性側からは、溜飲が下がる思いだと、めちゃくちゃ好評だった。

 なので、バチェロレッテ2の尾崎美紀さんが、いかにも男性が好きそうな、合コンで一番人気になりそうな、すごく可愛くてよく笑う女性だったので、男性陣は萌子さんの時よりもノリノリで、視聴女性達はちょっと冷めた目で見ていた。

Amazon prime videoより

 それでも、美紀さん自身が、少しも自分の内面を知ろうとしてくれない事に苛立ちを覚えていくので、前半「ケッ」と思っていた視聴女性達の支持を、後半になってようやく得ていく。

 そしてそんなバチェロレッテ2に出ていて、最後の2人にまで残った長谷川惠一さんが、シーズン5のバチェラーとなった。

 前回のバチェラー4のバチェラー黄皓さんも、バチェロレッテで最後の2人まで残った方。
 ちなみにバチェラーシリーズで、出場者と結婚までいったのは黄皓さんのみ!

コロコロブログより

 バチェラーシーズン4の時に、バチェラーが黄皓さんだと発表された時は、視聴女性達は多分みんな絶賛していたけど、今回の長谷川さんに関しては「え〜」が多かった。
 バチェラーというのは、皆が憧れるような王子様的な存在で、見た目はもちろん、経済力もある余裕な独身男性。

 そんなイメージの中で、長谷川さんは高身長でカッコ良さげではあるけど、優柔不断で口下手で弱気なイメージが強かった。
 だからあまり興味を持たない視聴者が多かったけど、蓋を開けてみたら、「長谷川さん、成長してるやん♡」だった。

 前回の旅の中でも少しずつ成長はしていたけど、恋に敗れて、私生活でも起業して、いろんな経験を経て、驚くほど成長して素敵になっていた。

 バチェロレッテの時と、今回のバチェラーの写真では、こんなに違う!↓

 こんな風に人が成長していく様を見られるのが、最近の恋愛リアリティショーの醍醐味だ。
 Netflixで話題になった熟年の恋愛リアリティショー『愛の里』も感動的だった!
 ある女性の一途な思いが叶った時は、恋愛リアリティショーで初めて涙したくらい。

 ああ…説明が長くなって申し訳ありません。
 ようやくタイトルの内容にたどり着けます(汗)

 前述のしんさんの記事にもあるように、今回は描かれ方が女性陣の内面重視になっている。
 今までだって、内面が成熟した女性は多かったはずだけど、エンタメ色が前面に出されていて、女性に嫌われる女性に見える編集の仕方だったりしたけど、今回はそういったあざとい演出や編集がないのが、令和っぽいな〜と思った。

 もはや、あざと女と言われる昭和で言うところのブリッコがおらず、女性に好感がもたれる女性が多い。
 男性の前と女性の前で、態度や声のトーンが変わる女性が少ない。
 シーズン4の時には『第二の田中みな実』と言われるような女性がいて、それはそれで面白かったけど(笑)

 唯一の女性スタジオMC・指原莉乃さんも、「旅を通して女性参加者同士の友情を超えたシスターフッドな絆に“令和のバチェラー”を感じました」と語っている。

 そんな中でも、長谷川さんにとってお気に入りの女性が偏ってくる中で、なかなかデートに誘われない女性達の不満は募っていく。
 やはりこういった番組に参加するだけあって、ある程度自分に自信がある女性は多いから、自尊心が傷ついて、選ばれない不満は「長谷川憎し!」といった愚痴になっていく。

 私が大好きな今は亡き作家の橋本治さんが、以前ご著書の中で、
【女は愛されていないと感じると野蛮に堕ちる】
と書かれていたけど、まさに!という場面が見られる。

 お人形のように可愛いらしい顔が、般若のように歪んでいく。
 それでも、その後に2人だけのデートに誘われると、手のひらを返したように、すぐにまたお人形のように愛らしい顔になる。
 顔立ちがハッキリしているせいか、その変化はまるでジキルとハイドだ。

 でも、偉そうに客観的に言ってるけど、若い頃の私は、まさにそのタイプだった。
 私も、愛情表現が足りないと、苛立って怒ってしまうタイプの女だった。
 だからよくわかる!

 男性は、恋愛中や結婚初期の女性が怒り出すと、「なんで怒っているのかわからない」とお手上げになってしまうけど、女性の怒りの殆どが、「もっと私を見て!」であり、「もっと愛情表現をして!」なのだ。

 特に私は、「好きだ好きだ」と言い寄られて、情にほだされて付き合うパターンが多く、相手にとっては付き合えた瞬間がピークになるけど、私の場合は付き合い始めて徐々に好きになっていくので、相手が下降線を描く中、私の気持ちが上がっていくので、その不釣り合いなテンションで、「なんで?!あんなに言い寄ってきてたのに」と怒ってしまう事が多かった。
 だから、「付き合ってみたら短気な女だった」と思われたと思う。

 そんな状況の中でも、苛立ちや寂しさを抱えつつも、それほど感情を露わにしない女性もいる。
 前回の記事にも少し書いた、ファーストローズをもらった鈴木光さんもその1人だ。

 「愛してほしい」「大事にしてほしい」と思ったら、不満をぶつけたり、怒ったりするのは、本当に逆効果だな〜と、改めてこの番組で人間観察をして思った。
 野蛮に堕ちた女性の顔は…怖いね(汗)
 私も、もっと早く気づくべきだった。
 まあ、後悔は微塵もないけど(笑)

 今回のシーズン5での私の推しは、この3人↓

 緊張で最初は泣いてばかりの大内悠里さんは、女性参加者の中での信頼度No.1♡
 「又聞きで長谷川さんに対して不満を持つより、直接本人に疑問をぶつけるべき。ちゃんと自分の目で判断した方がいい」と、不満を抱える女性陣の中で発言する姿はカッコ良かった!

 正直なところ全然期待していなかったけど、シーズン史上一番面白いかも♡

 といったところで、長々書きましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 では、また(๑˃̵ᴗ˂̵)

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