ゴジラ全作レビュー&イラスト(16)ゴジラ1984
ここからは平成ゴジラシリーズです。個人的には大学生くらいの時にリアルタイムでみた記憶があります。
ヒロインの沢口靖子さん描きました、80年代ってこんな感じのイメージw
平成ゴジラシリーズは、1954年の初代の直接の続編という位置づけなので宇宙人も出ないし、怪獣もゴジラ一匹だしシリアスな雰囲気で完全に初代リスペクト。
ストーリーは怪獣映画というよりポリティカルアクションという趣で、冷戦でNATOとソ連が一触即発など当時の状況をリアルに描いています。
三田村総理(小林桂樹)が非核三原則をたてに核攻撃を拒否るとか『シン・ゴジラ』はかなり本作の影響を受けていると思います。
というわけでまずまずのストーリーですが、スーパーxという謎の新兵器がなんとも、、、、あと沢口靖子の謎演技、、、すごい破壊力。
第一回「東宝シンデレラ」のグランプリ、東宝芸能所属タレントとして
抜擢されたのでアイドル枠でしょうか。
この時代はすでに東宝など撮影所主体の専属俳優制度は崩壊し、なんとなく映画産業が撮影所システムから芸能事務所に移行する象徴のような、、、
冒頭でヨットに乗る田中健のラジオから聞こえる沢口靖子が歌う「さよならの恋人」が80年代シティポップ風で悪くないけども唐突感ありあり
沢口靖子は美しいんだけど昭和シリーズの美しきミューズに比べちゃうと弱いかなあ
監督はあの!珍作!『さよならジュピター』の橋本幸治。この映画もいろいろ言いたいことはありますがまたいつか。
ではでは
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?