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【理学療法士】アフターコロナの大学院受験(4月中にやる事)

こんにちは。
公衆衛生学の知識を使って、健康的な社会を作りたい理学療法士のジローです。

学識がある医療従事者がいっぱいになると、これまた健康的な社会に近づくのではと考えているので、先輩理学療法士として、後輩のキャリアアップも支援できればと考えています。

新年度になり、Twitterでは、大学院進学を報告するアカウントで溢れています。
(4〜5年目くらいの人、結構行ってますね。臨床疑問を解決したいとか、今後のキャリアを想定してでしょうけど。)


‖  私も、大学院受験をしてみたいという理学療法士さんいますか?


私は、アフターコロナの今こそ、大学院受験のチャンスかつ一番良い時期なのではないかと思っています。

私は、キャリアの中で2回も、大学院修士課程に行っているという不思議なキャリアの持ち主です。しかも、1回目は10年以上前、2回目はコロナ禍という時期で大学院生活をしていますので、その辺りで情報提供できるのではないかと、これから大学院への進学を目指す方向けに何本か記事を書こうと思います。


まず、臨床5年目の時に初めて、地元のリハビリテーション学を修める大学院を受験した時の事からお話しします!


‖ 大学院選びで失敗したなと思うこと


リハのセラピストは、「リハの大学院」に行くのが普通と思っていました。

また、大学院に行くにも、学費の問題もありますので職場を変われるわけでもなく、「地元の大学」と思っていました。

二つの条件が絞られていたため、研究内容とか研究設備より、その大学一択で、どのように入るかに焦点を当てていたように思います。正直に明かすと、紹介していただいた教授の研究内容に寄せた研究計画書を持っていったように思います。

1回目の大学院が修了してから、あまりキャリアが跳ねなかったのも、この辺りが影響していると思います。


‖ 10年間という時間と、アフターコロナが変えた事


あの頃(10数年前)と、圧倒的に違う事がいくつかあります。

一つ目は、SNSの普及です(自分達の頃は、mixiくらいでした)。
入ってみたいと思う大学に実際に通っている人を、オンライン上ですぐに見つけられるのではないですか?

教室の雰囲気はどうか、実際に週何回程度通う必要があるか、実際に尋ねてみましょう。こちらの身分を明かし丁寧にメッセージを送れば、大抵よく答えてくれるものです。
(その人が、将来の先輩になるかもですよ。仲良くしておきましょう)

また、理学療法士が、このような学問分野に居るのかというのも、SNSで分かるようになりました。理学療法士だからと言って「リハの学部」に行く必要もないですし、教えてくれる先生が理学療法士でなければならない事もありません。本当に興味がある内容で、指導してくれる先生を見つけやすくなったと思います。



二つ目は、オンラインの普及です。

大学院受験には必ず「教室訪問」と「指導教員との面談」が付き物です。大学院の博士課程にチャレンジしようとした時に、いくつかの教室を見学、訪問させていただきました。県外になると、仕事の休みの日に合わせて行って帰るだけで大仕事です。
オープンスクールと説明会がセットになっている事も多いですが、やはり現地まで行く必要がありました。

今は、オンラインで面談をすることが、当たり前レベルになってきているため、より多くの指導者と面談することができると思います。

2年間という、長い時間とかなりのお金を使うわけですから、できれば自分の希望に合った支援を期待できるような指導者と会いたいものです。最初に会ってみて「んんん、、、何か違うなー」と思ったその第六感は、多分正しいです。


また、職場から通える範囲の大学院にであっても、論文提出前の忙しい時では、17時に仕事が終わってから、教授が帰る前までの時間に論文指導してもらってと時間の制約もあり辛かったです。

2回目の大学院の時では、コロナ禍で、授業も論文指導もオンラインがほとんどであったため、移動時間がかなり節約できました。その間に論文を書いたり、知識を深めたりと、オンライン授業が増えたメリットは計り知れませんでした。

私のようにコロナ禍真っ只中の時は、指導する先生方も、まだオンラインの状況に慣れていない様子でしたが、対応できてきていると思いますので、アフターコロナの今こそ、受験のチャンスと思います。


‖  自分の超お気に入りの論文や、憧れの人はいますか?


様々な情報を入手しやすくなっていることと、オンラインも含めると、人と人の距離が短くなっていますので、「あの憧れの人」とのコンタクトを取れる可能性が広がりました。直接メール(メッセージ)は憚られても、その知り合いの知り合いは、意外と近くに居るかもしれませんよ(Facebookでそれも可視化されやすくなりました)。

アフターコロナに大学院を受験することで、私が最初に受験した10年以上前の状況と違い、自分に合った指導者(研究内容もよりマッチし人間的にも指導して欲しいと思える人)との出会いがしやすくなったと思います。場所の制約が緩和されているため、憧れの人から直接指導をいただける可能性がグッと増えたと思います。

そして、何よりオンラインで授業を受けられるようであれば、遠くの大学であったとしても、今の職場を辞めずに、研究のフィールドを残して進学できるかもしれません。



まずは、4月中情報収集を始めてみましょう。
いくつかアテをつけたら、受験に必要な科目を調べて勉強を開始しておきましょう。英語はどこでも必須なのでは?
(私は、8月の英語の試験のために3月末から英語学習を始めたと過去のfacebookに書いてありました)

行ってみたい大学院や、分野が見つかるといいですね。


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