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編集長・紅葉のおすすめアーティストのご紹介です。
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#男性ソロ

【R35:WORKS】Z世代の感性で紡ぐ、80-90年代ノスタルジー

東京都出身のシンガーソングライター、ニシナオキ。80〜90年代のR&Bやシティ・ポップに影響を受け、エモーショナルなサウンドを創り出している彼の代表作と、そこに込めた思いに迫った。 故郷の風景と、「手で触れられるもの」への思いニシナオキは、これまでに6枚のDigital Singleと、1枚のmini Albumをリリースしてきた。その作品の多くは、東京の街をモチーフにしている。 「生まれ育った街の風景に、自分が考えてきたことを詰め込んで歌うことが多いですね。僕の地元に来

【R35:STORY】東京都、清澄白河発のソロミュージシャン・ニシナオキ

東京都出身のシンガーソングライター、ニシナオキ。80〜90年代のR&Bやシティ・ポップに影響を受け、エモーショナルなサウンドを創り出している彼が、現在の活動に至るまでの経緯とは。 80-90年代に憧れ、コロナ禍のなかで音楽活動を開始ニシナオキは、東京の下町情緒を残す街、清澄白河に生まれた。その音楽の原体験は、幼少期のドライブだ。 「母の運転で、よく祖母の家へ行っていたんです。カーオーディオから、母が好きだったアース・ウィンド・アンド・ファイアーの曲が流れていたことを覚えて

【R33:WORKS】昔ながらの良さを大切にしながら、新しく開かれた「書道」を目指す

国内外での展示やライブパフォーマンスなどで活躍している書道アーティスト・遼太郎(りょうたろう)。彼が東京2020応援プログラム芸術祭『25th OASIS 2020 Osaka & TOKYO』へ出展した代表作『響動(どよめき)』や、書道への思いを聞いた。 代表作『響動』と、書道アーティストとしての矜持遼太郎の代表作は、東京2020応援プログラム芸術祭『25th OASIS 2020 Osaka & TOKYO』へ出展した『響動(どよめき)』だ。 「これを書いたのは、芸術

【R33:STORY】書道アーティスト・遼太郎

国内外での展示やライブパフォーマンスなどで活躍している書道アーティスト・遼太郎(りょうたろう)。東京2020応援プログラム芸術祭『25th OASIS 2020 Osaka & TOKYO』への出展を皮切りに、本格的な活動を開始した彼は「新しい挑戦を積み重ねて、書の文化を次世代に残したい」と語る。その活動の内容に迫った。 自分にしか残せない書道があると思った神奈川県厚木市出身の遼太郎は、小学生のときに書道教室へ通い始めた。 「一緒に通おうと誘ってくれた友達はすぐに辞めちゃ

【R27:STORY】過去の自分に希望の光を。 未来の自分が誇れる現在を。/いくまろ

配信を中心に活動しているビジュアル系シンガーソングライター・いくまろ は、「ビジュアル系は売れない」という周囲の言葉を鵜呑みにして、長い間、自分の本心に蓋をしてきた。「もう後悔はしたくない」と語る彼の生き様に迫った。 12年越しに立ち返った原点京都府宇治市出身のいくまろは、子どものころから音楽を聴くことが好きだった。毎週見ているアニメの主題歌に合わせ、エアギターを楽しむなど、楽器の演奏にも興味があった。 音楽への思いが明確になったのは、中学生のころだ。 「クラスメイト達

【R27:WORKS】 ビジュアル系のブランド作りと、 自身の思いを昇華した楽曲群

配信を中心に活動しているビジュアル系シンガーソングライター・いくまろ は、「より多くの人にビジュアル系を知ってもらいたい」という思いを胸に、楽曲制作はもちろん、雑貨のデザインや小説の執筆など、幅広い分野に挑戦している。その作品の内実を聞いた。 ビジュアル系×〇〇「ビジュアル系の間口を広げたい」と語る、いくまろ。オンラインショップには、Tシャツやリュック、トートバッグ、サコッシュ、缶バッジ、アクリルキーホルダーなど、彼自身がデザインを手掛けた商品が並んでいる。 「コンセプト

【R26:WORKS】モテる音楽を追求し、即興性を愛する  ライブに生きるミュージシャンの在り方

東京都を中心に演奏活動をしているディミトリ・ワイル。「モテたくてピアノを弾き始め」たと言い切る彼は、プロのミュージシャンに混じって腕を磨き、現在はビジネスマンとしても働いている。彼なりの音楽との向き合い方とは。 音楽はモテの源泉ワイルの活動の軸は、ピアニストとして現場で演奏することだ。 「昔は作曲などもしていましたが、やめました。自分が歌をやっていたら、もう少し真剣に取り組んだかもしれません。でも、自分の声が好きじゃないし、歌でモテるっていうのは、何か違うんですよね」。

【R26:STORY】サラリーマンピアニスト /ディミトリ・ワイル

東京都を中心に演奏活動をしているディミトリ・ワイル。「モテたくてピアノを弾き始めた」と言い切る彼は、プロのミュージシャンに混じって腕を磨き、現在はビジネスマンとしても働いている。「一定のクオリティで音楽を続けることと、社会人としてキャリアを積むことは、両立できる」と語る彼の生き方に迫った。 何のために、何を弾くのかドイツ生まれのディミトリ・ワイルは、3歳で来日し、東京都で育った。 「父はアメリカ人で、楽器関係の仕事をしていました。ピアノはもちろん、サックスやフルート、バイ

【R25:WORKS】豊かな感性から生み出される、 精密で印象的な作品の数々

シンガーソングライター、フィンガースタイルギタリストを主軸としながら、コンポーザー、トラックメイカー、小説家など多数のフィールドで活躍する、三浦(みうら)コースケ。彼の仕事の流儀や、執筆した小説に仕掛けた工夫、代表曲と呼べる楽曲たちの内容について聞いた。 仕事の流儀と、小説について「寝る時間が多い方が、作業効率は上がります」と断言する三浦。「12時間寝て、起きて飯食って、寝ます。半日寝てます」。 しかし、制作に集中すると、まったく寝なくなることがある。 「3rd ful

【R25:STORY】夢の続きのその先へ ・三浦コースケ

シンガーソングライター、フィンガースタイルギタリストを主軸としながら、コンポーザー、トラックメイカー、小説家など多数のフィールドで活躍する、三浦(みうら)コースケ。サッカー選手になることを目指していた彼は、20歳から音楽を始め、メジャーデビューを目標として活動。YouTubeに投稿した動画が評価され、国内外で演奏ツアーを行い、現在のスタイルに至るまでの物語と、その志とは。 サッカー漬けの青春から、音楽の道へ山形県出身の三浦コースケは、プロサッカー選手になることを夢見る子ども

【R16:WORKS】「自分ができること」を磨いて、ピアノ演奏で生きていく

シンガーソングライターの伴奏や編曲、ミュージカルのライブやゴスペルのバックバンドへの参加など、幅広く活躍するピアニスト、山本佳祐(やまもと・けいすけ)。彼の活動の数々と、ワンマンライブや企画ライブの内容について聞いた。 幅広いジャンルでの演奏から作編曲まで年間300本を超えるイベントで演奏している山本。 シンガーソングライターのライブで伴奏を務めたり、ミュージカルの楽曲のみを演奏するイベントでピアノを弾いたり、ゴスペルのバックバンドに参加したりと、様々なジャンルで活躍して

【R16:STORY】雰囲気に寄り添うピアニスト・山本佳祐

シンガーソングライターの伴奏や編曲、ミュージカルのライブやゴスペルのバックバンドへの参加など、幅広く活躍するピアニスト、山本佳祐(やまもと・けいすけ)。「福岡生まれ山口経由千葉育ち」と自己紹介する彼がピアノと出逢った経緯と、今後の展望を聞いた。 人とコミュニケーションをとる手段として福岡県で生まれた山本は、3歳のとき山口県に引っ越し、小学校1年生までを過ごした。2年生の春に千葉県市川市へ移り、5年生の夏には八街市へ。高校卒業後、東京で暮らすようになってからも、4回の引越を経

【R15:WORKS】新たな武器となるクリエイティビティと、誰も体験したことのない表現を求めて

ギター弾き語りシンガーソングライターであり、映像クリエイターやデザイナーとしても活躍する西村亮哉(にしむら・りょうや)。彼が制作した作品群と、今後の展望に迫った。 映像クリエイターとしてやりたいこと「昔から、自分で映像を撮って編集するのが好きだったんですよね。プライベートで旅行したときとか、中高生時代のバンドでライブをしたときとか。バンドのライブ映像は、まだYouTubeに残っています」。 撮影編集の仕事を請け負っている西村。現在携わっている『Here I am -10年

【R15:STORY】アートとデザインの臨界点を探し求める・西村亮哉

ギター弾き語りシンガーソングライターであり、映像クリエイターやデザイナーとしても活躍する西村亮哉(にしむら・りょうや)。「自己表現だけを追求することに虚しさを覚えた」と語る彼は、他者表現と創作とのバランスをとるべく、今春から美大で学び始めた。そんな西村が「人生の中で大切にしたいと考えていること」を聞いた。 好奇心旺盛だった少年時代福島県郡山出身の西村は、幼稚園の卒業文集に、将来の夢を『歌手』と書いた。「どうしてそんなことを書いたのか、さっぱり分からないんです。歌うことが特に