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#34 【依存症】依存症における脳の変化の恐ろしさは気づくのが遅ければ致命的かもしれない。


🍀本日のテーマ🍀

【依存症】
〜依存症における脳の変化の恐ろしさは、
 気づくのが遅ければ致命的かもしれない〜

📕全体📕

💫依存症について

◉依存症により起きる異変・特有の症状・なぜ依存症に陥るのか。
「脳の変化からくる症状はとても怖い!」

💫依存症の怖いところについて考える

◉ストレスに弱くなり当たり前にできることもできなくなっていく
◉生きていく上で大切なものの優先順位が変わってしまう・・・。
◉人間らしくあるための機能が低下。
「1番怖いのは兎にも角にも脳の機能低下!」
「依存症は気づけないし認められない、ゆえに抜け出せない・・・」


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本日もお疲れ様です、りあけんです。
さて本日のテーマは、依存症。
依存症がもたらす代償、ということで考えていきたいと思います。

本日1番伝えたいのは、
依存症がもたらす怖いところ!
依存症において何より怖いのは脳の機能が低下してしまう、
という点です。

皆さんは身近で依存症を見聞きしたことなどはおありでしょうか。
自分が経験したことあるとか、あるいは近い人で困っている人がいるとか。
アルコール依存の人は国内には100万人以上いるなんて言われています。
依存症という言葉は聞き慣れていても、
実態は具体的に知らない人も多いと思います。

なぜ人は依存してしまうのだろう。

どうして依存は怖いことなのだろう。

何が依存症の怖さなのか。

どうすれば気をつけることができるのか。

今日の内容は今何かに依存などしていないという方にも聞いて損はない内容かと思います。
僕自身もギャンブル依存に苦しんだ過去があります。
自分の経験も踏まえて今日はお話ししていけたらと思います。
では考えていきます!

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💫依存症について


そもそも依存症というものを改めて簡単に説明すると以下のようになります。

(簡略的な依存症説明)
✔︎依存症の定義
・快感をもたらすものの反復使用により健康や家族社会問題を引き起こすようになった状態

✔︎脳内の変化
・依存物質を見たり刺激を受けると脳内で快感を司る神経系(報酬系)が強く反応
・反復する依存物質の使用や行動のため報酬系の感受性は鈍くなりエスカレート
・自分の行動のコントロール能力低下

✔︎依存特有の症状
・渇望、囚われ:頭に浮かぶ強烈な欲求
・コントロール障害
・耐性
・離脱症状
・気分変容:嫌なことがあるたびに物質や行動に走る
・再発:再び行った際は以前より使い方が悪くなる
・健康社会機能障害

✔︎依存が起こる原因
・依存対象の特性:依存性の高さ
・本人側の要因:遺伝性格
・環境側の要因:対象行動との距離感

他にもあって、
・強いストレスはきっかけになりうる
・その他の精神疾患と相関
・不安が強く神経症傾向にある人はアルコールに依存しやすいことがわかっている。
 (アルコールにより不安の軽減が見込めるから。)

といった感じになります。
この時点でもう怖くなってきませんか?

僕自身、ギャンブルにのめり込んでいた時のことを振り返ると、
見事にその通りだなと、思う点が多くあります。
パチンコ店が職場からの帰り道にあるとか、
自分自身メンタルが強い方ではないとか、
ストレスが溜まるとギャンブルしてしまうとか。
そして耐性も確かについていきました。
レートが上がり、下げると刺激が足りないと感じるようになったり。
完全にコントロール能力が失われていたように思います・・・。
とても怖いことです。。

💫依存症の怖いところについて考える


結論から言うと、最も怖いところは、
脳が変化してしまうと言うこと(脳内に起きる変化)」に尽きるでしょう。

主に具体的なところで言えるところは以下のような点です。
・快感を司る部分の感受性が鈍くなる。
前頭前野(脳の司令塔と呼ばれる。人間らしくあるための機能を司る。行動感情のコントロール、考える・記憶する・判断する力など)の機能低下。
→物忘れ、思考力、感情的、やる気低下などなど

他には、
・ストレスに弱くなり当たり前にできていたことできなくなっていく
 (やらなくなっていくというよりできなくなっていく)
→依存行動で経験というより気分だけを変える、本質的な結果問題に向き合わなくなる。
・生きていく上で大切なものの優先順位も変わってしまう。
→健康、家族、友人、仕事、約束、信頼、希望、生きがい、財産、命など
 それよりも依存行動に走ってしまう。
・自覚するのが難しく、抜け出すのが非常に難しい
などなど。

仮に日常生活に目に見える問題が起きていなかったとしても、
知らぬ間に病魔の魔の手が自分の脳に忍び寄っているということ・・・。
怖いですよね。

僕の場合ギャンブル依存でしたが、
のめり込んでいる時は自分の脳内で
こんな恐ろしいことが起きているなんて気づいてもいませんでした。
ましてや自分が依存症になっているなど思ってもいませんでした・・・。
ギャンブルをしている多くの人は、
(依存強度や実害のある問題の有無は様々としても)
多少なりとも上記の内容、症状など当てはまっているように思います。

依存症は否認の病なんて言われてますよね。
気づかないし認められない
恐ろしいことです・・・。


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📕ハイライトまとめ📕


【依存症がもたらす恐ろしいところ、依存することによる代償】

💡依存症が起きる原因でもある脳の変化、
 依存症になればさらに脳が悪い方へ変わっていってしまう。

💡脳内の変化に伴う諸症状が人生を狂わせかねない。

💡前頭葉という脳の司令塔と呼ばれる部分の機能低下が怖い。
 人間らしさが損なわれるという恐ろしさがある。

💡当たり前にできていたこともできなくなり、
 大切なものの優先順位も変わってしまう。

💡自分自身に起きている異変に自分自身では気づきにくい。
 依存症は否認の病、気づけないし認められない。
 抜け出すことがとても難しいと言える。


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🪶気づきの言葉🪶


🍀🍀🍀🍀🍀

性格とかではなく病気だという理解が、自分も周りも必要なのだということ。

自分が良かれと思ってしていることが、その背後で、
大切な脳を犠牲にしてしまっているかもしれない。

時間が経てば経つほど取り返しがつかないことになり、
後悔に苛まれます。
僕は痛感しています。

相当な覚悟が必要だけど、もはや抜け出さない理由はないです。あまりにも代償が大きすぎるからです。
(仮に何かを好きでしていて依存していたとして、そこから得るものと代償、あまりにも割に合わないと気づくこと)

とある精神病理学関係の人の言葉に、
「この世で最も不幸な家族は依存症者のいる家族であり、
 この世で最も幸福な家族は依存症から
 回復した人と共にある家族である」
というものがあります。

回復とは家族とその人との信頼関係がなせる技だからですよね。
つまり、依存症は人生を狂わせる恐ろしいものである、と同時にその壁を越えたらなら、より幸せにもなれるということではないでしょうか。

🍀🍀🍀🍀🍀

本日は以上になります!
皆さんの、何か背中を押せる気づきや発見になれば幸いです。
日々の生活でより良い気づきがたくさんありますように★
本日も読んでいただきありがとうございました!
それではまた★

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