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コロナ回復後も旅行が気軽に行けなくなる航空業界事情

私は、これまで海外で仕事して、海外で恋愛して、海外で生活をしてきた日本人です。少数派ですが、同様の環境にいる日本人も多いでしょう。

そして私は今、千葉県の実家に基本的に閉じこもっております。

死ぬほどもどかしい気持ちです。私にはリトアニアに、会いに行くべき彼女がいるのです。。

ですが、コロナが終息する頃にも私たちは今までの様に、気軽に海外に飛ぶことが出来なくなる可能性が高いです。

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なぜなら、航空会社が次々と倒産していってるので、コロナ終息後には生き残った航空会社だけで航空業界を立て直してゆくので、競争が緩和されて一気に値上げすると思われます。


そもそも航空事業はビジネスとして優秀ではありません。


完全に自転車操業で利益が上げづらい構造なのです。

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飛ばない飛行機の駐機料

飛ばずとも必要なメンテナンス

飛ばずとも給与を払わなければならない従業員

ロジスティクスや倉庫やホテル、不動産等のグループ企業の運転資金

膨大なコストが運転資金として必要であり、飛ばない飛行機が運んでくる金は皆無です。他に収益が無いビジネスモデルですので。

つまり、膨大なコストだけが流れ続けてゆくのです。

恐らくは、ここで皆さんは思うでしょう。

【飛行機はインフラだから国費使って維持させるでしょう❓❕】(''ω'')ノ

その通りです!!

でも、これまでにJALやANAのようなフラッグシップ航空会社以外に世界中で、いくつものLCCが台頭してきて価格競争が激しくなって近年では安く気軽に海外に行けるようになりました。

これは日本だけでなく、世界中でこの航空事業への多企業参入による恩恵を我々が受けてきました。

競合企業との競争は顧客にとってメリットとなる価格低下とサービス向上が生まれます。要は、これが無くなるのです。

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日本を例えにしましょう。

日本ではピーチやAirAsia / 中華系lcc / JetStar等々の国内線・国際線で発着するLCCの台頭があり、JALやANAは価格を下げて競争優位性を上げています。

仮に、競争相手が少なくなれば互いにシェアを奪い合う程でなくなるので、各社価格を上げてきますね。

これが、我々がなにより影響を受けるのです。


各国の政府も。莫大な予算が必要な自国の航空会社全てを救済する潤沢な財政はありません。。

日本は少なくともJALとANAは政府支援で生き残るでしょう。

しかし、ヨーロッパ圏で非常に発達しているLCCも値上げを初めてフラッグシップ航空会社並みの値段になったら、パーケージツアーも値上がりしますし、個人でチケット購入しても同じです。


安くて近いイメージの東南アジアのビーチリゾートも中々手が出ない旅先になるかもしれません。。

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私は本来であれば、先月設立した会社の事業を軌道に乗せて行くためと、豊かな生活を求めて、今月の5月からジョージアの首都トビリシに引っ越して、各国でのインバウンド関連プロジェクトを進めていたでしょう。

今はこれら全てが無くなりました。

でも、めげては居られないので今できる事を着々を進めながら、別にできる事をかんがえております。


我々は、インバウンド関連のプロジェクトが多く日本政府関連事業を海外でこなす事多いので、大手航空会社や大手旅行会社とチームアップしてプロジェクトを進めることが多いです。

❝その各事業者の予想としては、夏以降に段階的にアジア等の感染者が少ないエリアから渡航が回復してゆくだろう。❞

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このご時世で、いくらネット社会でリモートワークが成立しても、人と物の海外の行き来が無いと、どこの国も生き残れません。

昔と違い、内需での生き残りは限界がありあます。

この状況は貿易が出来ないのと同じですので、多くの国は互いに輸入品で生活が成り立っている為に大きな影響をうけます。

例えば、スーパーのオリーブオイルやワインや加工品やガソリン。

また、観光市場も国の大きな成長戦略であり、私のような末端の一事業者から大手旅行会社まで多くの人出が入り、インバウンドやや国内旅行が成り立っています。

生産者や各業界での海外活動をするビジネスマンの行き来、又は運搬手段が無いと国の備蓄だけでは長くは持たないので、当然ながら人々の精神的な限界と経済の限界が来る前に無理やりでも緩和させます。

これが、夏ころの7月以降というのが大方の予想です。

でも、正直あと2ヵ月である程度緩和されてきても、ヨーイドン❕とは行かないのです。各社、キャッシュが無いのでリソース確保できない事業者も出てくるでしょうし、日本の政府支援は手続きが非常に煩雑でそう考えても持続化給付金や雇用助成金なんか”わざと出しにくく煩雑にしている”としか思えません。

各自治体の助成金も同様です。私も色々と確認して問い合わせましたが、ハードルが高くて千葉県の助成金に申請すら出来ませんでした。w


恐らくはコロナ終息後には世界中で爆発したように、海外旅行の需要が反発してこれまで以上の市場規模になる可能性はありますが、少なくともこの先2年位は航空券の値段がある程度高くなると予想できます。


でも、現実的な所にばかり目を向けるとどうしても現状ではネガティブな事が多く出てきてしまいますし厳しいのですが、私はモチベーションを保つ方法としてはコロナ終息後にリトアニアに真っ先に駆けつけて可愛い彼女に会うのが31歳のオッサン的な思考の楽しみであります。w

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さて、明日は釣りに行こう。

ここ最近、釣りしかしてない。。。


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#アフターコロナ #航空業界 #旅行 #海外 #観光  

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