具体案編 社長が死ぬまでに平社員は何ができるか?#36:84歳社長が死んだら終わる会社
就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだらどうなるか、誰にも分からない。
#33,34の続き。投稿する順番待ちがえた。。。
#34では、ゲームとして楽しもうとしていたけど、具体的には何をしないといけないのか。
社長は、自分が死んだ時の事をどういう風に考えているのかわからない。
もしかすると、僕の知らないところで話は進んでいるのかもしれないけど、進んでいない可能性も高いので、対策は取っておかなければならない。
ということで、情報整理をしていくことにする。
①奥さんをはじめ、親族と相談
こちらは役員でもない、親族でもない、完全な他人。
社長が死んだら、親族が株を相続するかどうか、考えなければならない。
社長が死んだら、終わらせたら良いと思っていた会社に、孫くんが入社し、引き継ぎたいと言い、僕が入社し、新入社員まで入るようにした。
親族は継ぐつもりはないのに、めんどくさい問題を持ち込んだと思う。
しかし、親族だけでは進まない話もある。
奥さんと相談が必要。
②税理士さんと相談
会社の会計を任せている税理士さん。僕は会ったことないけど、みんな信頼している。孫くんも任せている税理士。
税理士も、お金の管理をしている奥さんも、良く分かっていない借金を僕が見つけたこともある。それも、借金が倍になるような額の話。
孫くんが社長に聞いたら、返さなくていいとか言われたみたいだけど、実態は不明。社長しか知らない話もあれば、社長の個人の資産の話もある。
とりあえず、全ての情報を税理士さんに集め、協議する場を設けたい。
一度話をしたい。
③買収してくれる人を探す
これは、慎重に考えないといけないけど、親族にとっては、大きな不安解消になる。
社長も、かたくなに自分が死ぬまでやろうとしているわけでもない。孫くんが入社するより前に、一度買収話が進んでいたことが有る。その時は相手先の都合で流れたようだが、乱雑に積んである資料の中にM&Aの会社の資料も有った。
詳しくは確認できていないが、銀行や融資を受けている県とのやり取りの中でも、事業承継の話や支援は進んでいるはずである。
ただ、僕は、つまらない上司が来たら、躊躇なく、速攻で辞める。
マジで、面白くない人の下で働くのは、時間の無駄。
それなら、自分が面白いと思える人を探して、その人に先に相談しておくのもありだと思う。
④稼ぐ
借金が有って、儲かってない会社はだれも継ぎたくない。
しかし、儲かって借金も順調に返している会社なら、少なくとも孫くんは継ぎたいはずである。
新入社員も入ってくるので、これはこれでやっていかなければならない。
場合によっては、本体を守るために、事業ごと売る事も視野にブランド構築とかしていった方がいいのかなと思ったり。
稼ぐことに関しては、また別の機会で。
日々の記録に埋もれてほしくない記事↓
84歳社長が死んだら終わる会社シリーズ ↓
”僕”の自己紹介 ↓
登場人物
登場人物 会社の人たち
僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。
社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半
中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代
登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。
インターン生たち:商品の販売をお願いした、就活に悩む学生たち。
問題児:元従業員。独立したがうまくいかず、社長に面倒を見てもらっているいい年したおじさん。
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