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種まき①朝倉未来に憧れる若者が好き#9:84歳社長が死んだら終わる会社

就職先は地方の家族経営の町工場。84歳社長が全てを取り仕切っている。
社長が死んだら、どうなるか誰にも分からない。

最近やっている種まきを紹介していく。
1個目:朝倉未来に憧れる田舎の若者にチャンスを与える

転売やアフェリ、マルチとかやりそうな高卒の兄ちゃんと組む


やる気も行動力もある若者は、いつの時代も一定数いるはず。
優秀な人は、ベンチャー企業を作ったり、社会的な活動をしたりする。
 
では、田舎で、高卒で、工場で働きながら、朝倉未来に憧れるような兄ちゃんは何をするか?
昔は、そういう人でもお店を出したり、会社を作ったり、独立していたと思う。
しかし経済が停滞し、既存企業が安売り合戦をしている中での起業は難しい。
 
そんな事情もあり、最近は、そういう人たちをカモにした情報商材が売れる時代である。
 
 
転売とかをやっている人達をバカにして文句を言ってるだけの人より、行動するだけ100倍マシだが、社会的意味も成功確率も将来性も低すぎる。
 
 
なので、取引先の田舎の工場で働く高卒の転売みたいな事をしている兄ちゃんに声をかけ、遊びで作ったある作品を売ってもらうことにした。
 
1つ100万円で売れたら、50万円渡す。※
できれば海外に向けて売ってほしい。

 
潰れそうな田舎の町工場の商品を海外に売る。
少なくとも、転売やマルチに比べれば、遥かに社会的意味も利益率も将来性も高い。
 
それをSNSに上げて、有名になって、朝倉未来に会って、転売やアフェリなんかより、地元の企業を救うのがカッコいいってなって欲しい。

そして、転売とかアフェリエイトとか仮想通貨とかマルチとか、闇バイトみたいなものに憧れる若者が、少しでも、リアルの商売に振り向いてほしい。

「そういった人たちに、成功ノウハウが詰まった情報商材を売れば、大儲け(笑)」
ってバカが出てくる前に、今から成功までの失敗例を含めたノウハウを全公開していきたい。

あとは、いいタイミングで朝倉未来とつながる方法を仕込んでおかないと。
また、ゲームのミッションが一つ増えた。
 

※写真を載せると特定されるので、やめておくが、想像以上のクオリティー。貧乏な日本なら30万くらいだが、海外に持っていけば、100万円でも安いと思う。
※100万円(僕提案)で売って、50万円(相手提案)は取りすぎ。面白さに負けて、相手が適当に言った値段をそのまま受け入れた。



以下、余談。特に内容はない。

兄ちゃんについて

典型的な田舎生まれの高卒で工場で働く20代後半の兄ちゃん
子どもがいて、家も建てている。

「家族がいなければ」「家が無ければ」今すぐにでも会社を作って有名になりたいと。

ここまでは、どこにでもいる兄ちゃんである。

ちょっと違うのは、何かをするための資金のために、毎晩遅くまでヤフオクを使って稼いでいる。ただの転売ではないが、毎月10万円以上稼げているのは凄い。(ただし、時給に直してはいけないやつ)

それでも、その「何か」はまだ見つけていない。
 
取引先の兄ちゃんで、少し前に出会って、話をして、ホームページの作り方を教えてくれと言ってきた。誰でも出来る簡単な方法を教えようとしたら、パソコンがないと。

ちょっと衝撃。

スマホで何もかも済む時代、パソコンを持ってない若者が多いのも知っていたけど、こういう事をしている人たちはパソコンは持っているものだと思っていた。

そんなやり取りをしている中で、僕の方から100億か1000億円になるビジネスの話があるよ。と伝えたら、すぐに会いに来た。
(本当に怪しい人に騙されないか心配である)

その話は、大きな話なので、いったん置いといて、まずは出来ることからということで、100万円の商品を売ることになった。

他にもビジネスの話は色々出たけど、やっぱり、良く分かってない事が多い。それっぽい事は言うが、少し具体的な話になると、あいまいになる。

そんな兄ちゃんの成長が楽しみである。

朝倉未来に会える日まで、裏でコソコソやっていこうと思う。


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前回


登場人物 会社の人たち

僕:この物語を実況している人。入社3年目のアラフォーおじさん。

社長:50年以上前に創業した町工場の社長:84歳
奥さん:社長の奥さん。お金周りを担当:70代後半
専務:創業時からいる社長の弟。最近間違いが多い:80代
孫くん:社長の孫。最近会社に来ていない:20代前半
娘さん:社長の娘。月に1週間くらい来て事務をする:50代
ベテラン職人:何でもできるがこだわりも強い。社長の義理の弟:70代半ば
取付職人:現場の取り付け担当。最初だけ丁寧:70代半ば
営業:いつも適当な図面を描いてくる:60代後半

中堅職人:新卒で就職したが独立、従業員ではないが、手伝ってくれている:50代

登場人物 社外の人たち
兄ちゃん:取引先で出会った「何者」かになりたい田舎の工場で高卒で働く兄ちゃん。商品の販売をお願いした。

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