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#17 釈迦ヶ岳から大日岳(1568m)へ 修験場を登り大日如来まで辿り着いたトイプーはお初だったり?! 2022.4.22


YAMAP:https://yamap.com/users/2300837 #YAMAP


前回の続きです。

ソロ登山は心配される事が多い。
実際に山に行くとソロ登山の方が多い気がする。
平日登山あるあるだろうね。

トイプーを連れてると
よく声を掛けていただけてめちゃくちゃ有難い。

声掛け第3位:ここまで登ってこれたの〜?
   第2位:ワンちゃん、喜んでるね♪
   第1位:抱っこしてここまできたの?!

です。


この日は男性ソロ登山の方に
「トイプーと登山、めっちゃ良いですねー
    僕も憧れてるんですよ。
 うちのトイプーは1歳で車を怖がって…
    何歳ぐらいから連れて行けましたか?」


と、具体的な会話は楽しいな。
トイプー連れでどこかで再会とか夢見とこう。

そんな流れで釈迦ヶ岳山頂までの
ポイントポイントで出会ってたオジさまから
「大日岳までは1時間ぐらいだよ」
と話を聞いた。

「そうなのですか?行けるかな...
 釈迦ヶ岳行きながら考えますー」
と話ながら

   (今回は行くパターンになるな)

と何となく分かってた。


でも登山計画から大幅な道草(レベルではないが)
になるので不安も隠せない。。。

なので釈迦ヶ岳山頂で
又そのオジさまと会えたので
「付いて行きつつ、いいですか?」
とお願いした♪

このニュアンス(笑)
道迷いは嫌なので付いて行きたいが
一緒に行く程の関係性でもなく
おまけにペースが全然違うのだ。

この感覚は無理しない登山、と捉えましょ。
過酷な登山での気遣い、、、
しんどいねん(笑) ←正直者めっ!

いやいやお互いの為ですよ。
なので実際のお山にはソロの方が多いのも
頷けます。


さぁ、大日岳までの地図を確認して
気を引き締め直して出発です。


まずは深仙の宿までの緩下り(急な下りの事)。
下り始めて5分ぐらいしたら
「ここを又登るのか?」が頭によぎる。
登山中、何回も思うこの気持ち(笑)


途中の39番目の「靡(なびき)」
【都津門(とつもん)】が登場します。


『靡』、なんて聞き慣れない言葉だろう。
どうも初めまして。

靡とは修験道の行場で1300年の歴史を持つ
山岳修行路だそうです。
大峯奥駈道には75個の靡があって
釈迦ヶ岳は40番目、目指してる大日岳は35番目、
この都津門は39番目だ。

都津門はぽっかりと小さな穴が開いていて
胎内くぐりの行場。
くぐると極楽に行けるとされてる。
が、現在は崩壊して危険な為、
修行は行われていないらしい。
足場が悪すぎるので
眺めるだけに越したことはない。


そして靡38番目の深仙の宿(じんぜんのしゅく)着。
今は避難小屋として利用されている。


ここで火を焚いてご飯を作ったり
寝て泊まったり、自由らしいです。



私も大日岳に挑む前に
トイプーとゆっくり休憩できました。


大日岳に行くとした。
見れば見るほどトンガリ帽子だし
岩肌むき出しの荒々しさが 
実際はどうなってるのかイメージが追い付かない



トイプー連れでもあるので迷わず迂回路へ。



ってか、迂回路も大概なんすけど。
写真じゃ伝わらない
脚が引く急で見通しできない岩道。。。



(あー、ザックとトイプーは
 麓に置いてきたら良かったかも)
と後戻りできない時に気付く的な〜



肩にトイプーを乗せつつ片手にロープを持ちつつ
焦らず落ち着いて1歩づつ確実に…
ほぼよじ登ったんだろうか。
山頂では大日如来が迎えてくれた。


大日岳の山頂でもどなたかに会えるとは知らず
油断してたタイミングでのご対面での如来様は
迫力ありました。


「ちょい待て、
 ここまでトイプーがきたのは
 お初じゃねーか?」

ギネス申請記念



とギネス♪ギネス♪と喜んだのは
ほんの一瞬。
ここまで登ってきたら降りるしかないんだけど
下山への緊張感がMAXになった。


ここは祈るしかない。
大日如来にお願いするしかない。
世界平和とか愛溢れる世の中とか
そんな文言吹っ飛んで

「とにかく無事に
  下山させてください!!!」

と合掌。。。



あー、私の脚が後2・3cm長ければ。
下っていく足場が手探り的な脚探りで
つま先が宙に浮く〜、的な。

 (写真なんかねーよ)


やっと脚が着いたと思えば
その微妙な位置に両足を着地して気をつけ状態。
バランスが悪過ぎる鈍臭さ(笑) ←笑えるのは今だから!


  (撮影無理ですからー)


トイプーに「絶対に大丈夫だから」
と声掛けながら
ここはオロナミンC?リボビタンC?
が必要な場所やな、
とファイト1発を思い出したり。
 (緊張しすぎると人は変な事を想像します)

ここまでではない(笑)


何とか無事下山出来た時は
自分を褒めるしかしない(笑)
YDK、私はやれば出来る子
よく頑張りました!と♡


さぁ、下山の帰路へ。
下山もそれなりに距離があっても
登ってきた道8割という余裕感の
ほっこり感がたまらない。


「下山は何が楽しいの?」
としばしば聞かれる質問です。
何でしょうね?(笑)
下山は体力的にも余裕があるので
ソロ登山の時は休憩もなく一気に降りる事が
殆どです。
楽しい?の答えになってるか分かりませんが
ピストン下山の時なら
今の私は安堵感に尽きるかな。
登りとは逆方向からの景色の眺めも
自分だけのモノ♡とか思ってますね。


そして特別な自分だけのモノ
期待してた情景が目の前に…

動揺が隠せない動画アングル(笑)


やった!野生の鹿との遭遇です。
道の真ん中に1頭、
左サイドは2頭、右サイドに4頭と計7頭。


  神セブン!!!


さすがセンターの鹿、目を逸らさないね〜




他の鹿達はそれまでと変わりなく
草の物色を続けてた。
鹿の縄張りにお邪魔してるのは私なので
鹿たちが次の行動に出るまでジッとしてみた。
2.3分ぐらいかな?
1頭がピーピー声を出し始めて
集団行動の鹿達は
軽やかに山の奥へと帰って行った。

めっちゃ美しい、目の保養ありがとー
家畜やペット以外の動物の数は
数千分の1ぐらいに減っていると言われている
このホモ・サピエンスがごった替えしてる
今の地球で
神セブンの鹿との出会いは奇跡にも思える。


先へ進む。
この橋渡りでトイプーの成長を垣間見れた。


去年の夏に登った葛城山では→©︎Li©︎k
こうでしたもん(笑)



そしてこの動画は
トイプーとの登山あるあるの光景なのです。
トイプーのリードがどこかに引っ掛かると
動けなくなってそこでジッとして
うんともすんともワンとも言わないので
私は私でトイプーが
付いて来れてない事に気付けなくて
「あらっ?どこ行った???」となって
置いてけぼりトイプーを
迎えに行く事度々なのです!(面倒くさっ)


「引っ掛ったらワンと言いなさい!」
と何回も何回も本人(トイプー)に諭してますが
どんぐり眼で尻尾フリフリされてますわ(笑)


他はこうやって先導切ってくれたりして
頼もしい限りになりました。
YAMAPとトイプーのW道案内が
道迷いしやすい私にはベストみたい。


今日も無事に帰って来れました。
これが最高のご褒美でもあります。

そのまま真っ直ぐ帰れば何とか
子供達の習い事前の賄い作りに
間に合う時間でした。

が、運転しながらシンキングタイム♪

電波が繋がる所まで考えて考えて考えた末に
久々に登山後の温泉に行っちゃった!
その前に子供達に電話をして
自分達で食べれる用意をしてもらって。


ってかね、
そんな事になってもいーやろ、
的な準備をしておくのも私の登山の1部。
おかん登山は出発前に抜かりなく。


パッキパキに疲れた身体は
ちゅるちゅるの温泉でリカバリー出来ました。


では今日のnoteはこの辺で。
最後まで読んでいただき有難うございました。
また次のお山で。

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