見出し画像

ギフティビズムと「愛の波紋」

社名にもなっている「GiFT」という言葉を、
私は、2つの意味合いで使っています。
(ちなみに社名の「i」だけ小文字なのは、
「私」と「愛」をかけてるから)

ひとつは、
人が生まれ持ったその人らしい良さ、
心から愛してやまないこと、
やっていて苦にならない
人よりちょっとだけ得意なこと、
というような「天からのギフト」
という意味のギフト。

もうひとつは、
それを誰かに贈り物するプレゼントする、
という意味のギフト。

私は、全人類がそうならなくても良いんだけど、
「こんな感じの生き方ってなんか良いよね~。
こっちのほうがなんか幸せだよね~。」
って共感する人同士、コミュニティ同士が、
お互いのGiFTをGiFTしあうことで、
気づいたらいつの間にか、
世界が今よりちょっとだけ
美しく優しくなっていたりしたら
最高だなぁ。。
そんな風に思っています。
******
私のライフビジョン↓
https://note.com/reafujikura/n/n2308b1f70ec8
******

そんな「ギフトな世界観」というのは、
私がこんな風に思い始めるずっと前から
世界には存在していて、それは
「ギフトエコノミー」とか
「ギフトエコロジー」とか呼ばれています。

ギフトエコノミーの価値観を体現しながら
生きている人々やコミュニティは、
世界のあちこちに、既に存在しています。
でも、もちろんそう多くはないです。

当たり前だけど、現代の「常識」のほとんどは、
資本主義的な概念がベースになっているので、
「そんなコト言ってたら、搾取されまくるよ!」
という反応が、割とナチュラルなんだと思います。

資本主義でそれは当然の考え方であって、
単純に生きてく上での「戦略」の違い
というだけなので、もちろん
それはそれでアリです。

実際、私自身も、資本主義の世界で
事業をしながら生きています。
若い頃は極貧生活も経験したし
(食べるものに困るとか、
家賃払えないとかは辛いからヤダ!)、
仕事をして、または事業をして、
自分でちゃんと生きてくための
お金を稼ぐことは、
うん、すごく大事です。

ただ、私は、「資本主義だけしかない」
というのは、なんかちょっと豊かさに欠ける
感じがして嫌だし、他に選択肢がない。
というのは息苦しいのです。
(そうゆう性分なだけ)

現代の私たちの生活は、あまりにも
お金に縛られている気がしてならなくて、
「儲かる儲からないがすべて」みたいに偏っている。
そのくせどうも「お金がある=幸せ」
というコトでもなさそうな感じも、
世界の色々を見ていて感じるし、
それで、資本主義以外に、
人がもっとほんとの豊かさを実感して
生きていくための戦略はないものか?
と考え始めたのが、
ギフトエコノミーの考え方に
触れたくなったきっかけでした。

私のNVC(非暴力コミュニケーション)の先生、
レミさんからのお声かけで、
先月から「ギフトサークル」という場に
参加することになりました。
レミさんはギフトエコノミーの世界観に
何年も前から触れて体現している方です。
(ギフティビズムに関するレミさんの記事
すごくわかりやすくて素敵♡)

ギフトサークルは、6週間の間、
ギフトエコノミーの世界観について
世界中の様々な叡智や知見に触れ学び、
毎日のなかでの小さな実験をしてみながら
「ギフトとは、いったいどうゆうことなのか?」
について皆で対話し深め合う、そんな場です。
(控えめに言って最高!!な場です)

まえがき…長くなりすぎました(笑)

それで、先日のギフトサークルでの学びが
とても素晴らしかったので、
少しだけ書きたいと思います。

サークルでは毎回一つのテーマと問いが
シェアされ、それについて対話がなされます。
今週のテーマは「波紋」。
問いは「あなたが広げたい波紋はどんな波紋?
そしてその質感は?」というもの。

対話の中で、こんなやり取りがありました。
※ここで話されている「愛」とは
広い意味で愛という文脈です

******

「愛を受け取ることにどうやらブロック
(無意識に持っている否定的な思い込み)
があるように思う。」

「相手の愛と自分の愛の大きさを
つい天秤にかけちゃう」

「・・・だけど考えてみたら、
そもそもイーブンな愛なんてないのかも。
だって、私たちはいつだって、
自然からなんてほんとにそうだけど、
もらいすぎというくらい
愛をもらっているよね。」

「そうか…愛を量的に図ろうとすること自体が
そもそもナンセンスなのかもしれない。
テーマの「波紋」という言葉と「愛」が
今イメージが結び付いたんだけど、
波紋て、よけることができないよね。
「愛を受け取らない」もなにも、
そもそも愛の波紋はよけられないんだから
もう愛されちゃってるんだよね。
私たち全人類は、愛の湯舟に一緒に
浸かっているようなもので。。
私たちはすでに、
どこから来たかも定かじゃない
たくさんの愛の波紋のなかで
生きているのかもしれないね。」

******

愛もギフトも、極めて抽象的な概念です。

だけど「真の豊かさ」について
探求するなかでは、
深く感じ入るものがあります。

ギフトの世界観というのは、正解はない、
探求の道のりです。

でも「これって豊かだな」と、
心底響きます。

サークルという場で「輪」ができたことで、
美しい世界観に触れたとき
「ひとりでそっと響いている」のではなく
「共感の輪のなかで『響きあう』こと」の
素晴らしさ、「波紋の力強さ」を
本当に本当に、体感しています。

世界が変わるときって、なんか始まりは
こうゆう感じなんじゃないかな?
と、ふと思ったりもします。

最後に、サークルのメンバーのひとりが
紹介してくれたイラスト、
「世界を変えるやりかた」をご紹介。

世界は変わらない。
ひとつ問題が解決されれば
また別の問題が顔を出す。
と考えるもよし。

いきなりは無理でも
自分の周りの半径5Mの人たちを
幸せにする生き方をする人が
増えていったら、今より少し優しい世界になるかも。と考えるもよし。

結局は、どちらを信じたいか。なのかなぁ。
というような気がしています。
あなたは、どんな風に感じますか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?