『意外なECサイトの落とし穴あるある』をECのプロに聞いてみた!②コンセプト編
こんにちは。
ECサイトを監督しているマーケティング責任者の熊川です。
〜前回のおらさい〜
売れにくいECあるある
これまでの流れ
熊川の勤めるA株式会社
良質な国産野菜を、「実店舗」と「自社EC」の両軸で販売
熊川の仕事
熊川は自社ECを中心としたWebマーケティングの戦略立案
事業の現状
会社の状況としてEC経由の売り上げは好ましくない。
>>> そんな中、競合がECで売り上げを伸ばしていることをきっかけに
ついに経営層によりECの見直しの指示が入った <<<
ECサイトの知見がない熊川は、
自社ECが伸び悩んでいる原因も見つけられていない。
専門家から話を聞きたいものの、原因の分析もできていないため
いきなりECのプロと話すことにハードルの高さを感じている。
そんな熊川の前に突如現れた謎の馬は、
熊川に対し「売れにくいECサイト診断」を勧めた!
前回の「オシャレを意識しすぎ問題編」では
すべての「売れにくいECサイトあるある」に
当てはまってしまったA社のECサイトに
挽回のチャンスはあるのか……。
取材協力:株式会社これから様
売れにくいECあるある②
コンセプト(強み)がはっきりしていない
自社で取り扱っている商品が多いからといって、
全て載せれば全てが売れるわけではありません。
自社ECは、取り扱っている商品に対する専門性や、
商品の独自性が付加価値となります。
付加価値が強ければ強いほど、
消費者が他社(大手モールECなど)と比較した際にそのECで購入する理由になります。
大手モールではポイント還元や翌日発送で届く中、
「これを買うなら、このサイト!」と思わせられる
付加価値を感じさせる工夫が必要です。
★コンセプト(強み)が
はっきりせず失敗してしまうECサイトの例
例えば、
アパレル商社が『輸入子供服のECサイト』を立ち上げたような場合に、
同じサイト内で同社が販売している
『紳士向けの革財布』もついでに掲載してその商品は売れるでしょうか。
輸入子供服を求めてそのサイトに訪れたユーザーが、
子供服とあわせて紳士向けの革財布を求めているシチュエーションは想像しにくいため、
売れる見込みはあまりないと考えられます。
先述の通り、
ECサイトに訪れるユーザーは常に目的を持っており、
そのサイトに専門性を求めています。
Googleの評価も、分かりやすく言うとユーザーから評価されるページが評価される仕様となっているので、
専門性の高さは検索エンジンにも影響が出てくると言っていいでしょう。
上記評価によって、検索からのアクセス数が減れば、比例して売り上げの低下につながります。
〜診断結果〜
馬「重要だし、すごく直球なポイントだったね。
A社さんの主力商品って何なんだっけ?」
にんじん……です……。
本社で作ったにんじんジュースが、
『某知らない世界』でにんじんマニアに紹介されて人気になったんですよね。
にんじんジュースはもともと店舗での販売でしたが、
ECでも販売してみたところ、店舗販売の半分も売れていなくて……。
その時期に流通している
にんじんの地方ブランド(各品種)もほぼ全て網羅しているので、
ジュースだけでなく、
にんじんそのものも健康意識の高い方によく購入していただいています……。
馬「っていうかなんで稲刈り機売ってるの?
『こちらも』って言われても、
このサイトでにんじん見てる人は農家じゃなくて一般のユーザーだろうし、
稲刈り機はチェックしないよ。
主力のにんじんの存在も埋もれてるし、確かにもったいない……」
3つ目のポイントも絶対当てはまっちゃう気がして恥ずかしいので、
いっそ早くプロにお会いしたいんですけど……。
馬「次回もやるよ✋」
ECサイトのお悩みは、株式会社これからさんへ
今回の記事で情報をご提供いただいたのは、株式会社これからさん。
ネットショップの作成から広告運用も含めたコンサルまで、
一社で全てを完結できるECのスペシャリスト集団です!
など、ECに関するお悩みがあれば、
ぜひ『これからさん』にご相談ください。
お問い合わせをご希望の際は、
まずはレディくるまでご用件をお伝えくださいませ。
皆さまの代わりに要件をおまとめし、
先方に打診いたします。
次回
最後までお読みいただきありがとうございました!
少しでも面白いな、興味があるなと思っていただけた方は ぜひフォロー、サポートしていただけると嬉しいです✨ よろしくお願いいたします😊