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僕の仕事について~振り返りを添えて~

僕の仕事は「生活相談員」だ。

ソーシャルワーカーといえば分るだろうか。

「生活の相談事や困りごとを聞いて、専門知識を持って解決するのが仕事」というイメージを持ってもらって構わない。だいたいあってるし、細かくは間違っている。


経験年数としては、介護・福祉業界に就いてもう15年が過ぎたくらいだ。20年にはならない。生活相談員としての業務歴は10年くらいになるだろうか。

専門的な技術の面などは、今日は割愛する。長くなるからだ。

※ちなみに、配置基準というものがあって、生活相談員はだいたい介護福祉系の施設に1~2名は絶対にいる。そして、その働き方はどこも違う。

例えば僕が働いているデイサービスでの「生活相談員」の大まかな業務の内訳は、「送迎・身体介護・フロア業務・相談援助・書類作成」に分かれる。

勤務時間が8時間として、そのうちの業務時間の比率でいうと、

「3:2:2:1:∞」である。

書類作成=∞と書いたのは、介護保険に関わる業界はとかく書類が多い。やろうと思えば無限に時間をかけることができる。

「介護の本質は計画に基づく体系的な関りをもって、本人の自立力とQOLを向上することである。計画の基盤たる書類は大切なのだ。えっ、書類がない? ならお金返してくださいね。」

という決まりが介護保険制度の根底にあるので、凝りだすともう止まらない。チェック項目がビックバンを起こす日も近い。新たな宇宙の誕生だ。

話がそれた。

僕は今でこそ、管理責任者に管理してもらいながら共同で作業しているが、自分が他部署で管理責任者だった1年半は、書類管理からすべて行い、体を壊す勢いで残業していたし、酒量も増え、心がくじけた。

介護の業界とはいえ企業体であるので、売り上げが必要である。

そして僕は結果を出せず、降格、異動した。およそ1年ほど前のことだ。

1年間、自分の生活のことを見つめなおし、生活相談員とは、僕自身の専門性とは何かを1年問うてきた。少しずつ整理していけると思う。


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