見出し画像

⑥「安定者」〜心と視座の眼差し力」〜 №.14

リーディングという心の力を使うには、『視座』を学んでおく必要があります。

心は周りに居る親や家族など、交友関係により育まれる物で、習熟しきって解答そのものがダイレクトにわかるほど、面白く楽しい気分にさせてくれるものです。

人は人の笑顔を見たいもので、笑わせてあげたい、喜ばせてあげたいと思いやる働きがあり、その歓喜させたいテーマが「テーブル」となり議題に挙げられ、その席に座る心たちのことを「視座」と扱います。

大切な人や、関わる人たちを楽しませる為に、視座同士の相談をして表現する話題が、この視座がもたらす心の力です。

視座は1〜9つあり(正確には27)、基礎的な心の中における相談の仕組みについて解釈を補い、知恵として人に話せるようにしておくと、リーディングを習得する助けになります。

⑥安定者

1,力関係

尊敬する人(親や憧れの人など)が、尊敬しているかどうにより、自分もそれに習うか、もしくは自分で相手の力量を測り、上下関係をはっきりさせたがります。
1,信じてくれる力、2,共にいてくれる力、3,働きかけてくれる力、4,望んでくれる力、5,理解の助けをくれる力、6,力づくで従わせる力、7,環境を与え食わしてくれる力、8,思いもつかないことを与えてくれる力、9,好きでいてくれる力、により序列を考慮する視座です。
尊敬されるべく立ち振る舞いを意識しており、実力と共生関係が築き上げられるかによって必要か不要かを判別するところがあります。
1,解らせる力、2,確認して補足する力、3,必要と呼びかけお礼(感謝など)する力、4,意見を聞き入れ、指示に反映させる力、5,知恵を与え優秀に育てる力、6,終わったことを許し笑顔に変える力、7,任せて共に学ぶ力、8,愛される力、9,託せる力、を自身の力と比較することで立場を考えるものです。

2,特徴

友好的な関係を築き上げたいもので、目下でも同年でも目上でも良好であろうとする働きがあり、感覚的に接することを好みます。
立場や能力など無視して、共に遊び楽しむことを念頭に起き続けることが出来、過ぎたことを引きずることなく一瞬一瞬の喜びを求めて笑い合いたいとし、悲しみや落ち込みから助け出したいと思って動く視座です。

3,能力

その道に秀でた実力を求めるもので、1,強さ、2,明るさ、3,面白さ、4,楽しさ、5,賢さ、6,優しさ、7,素直さ、8,一途さ、9,純粋さ、の力の度合いにより心を動かしたり、動かされたりする視座です。
コミュニケーションに表れるもので、感受性の強さや、要領の良さ、理解力の高さ、経験値の豊富さが人となりに表れるものです。許しの多さがこの眼差しの力を高めることとなり、異文化交流や、畑違いの現場を体験したり、人の面倒をどこまで世話してきたかによって磨かれるものが光るか、鈍るかしていくものです。

4,性格

好きなように感じ、好きな解釈を育て、感覚のまま受け答えする視座です。
善し悪しの基準も自分のフィーリング(同じような感覚や興味を持つ者同士連れ合うこと)に従い、楽しければ良いといった認識の視座です。
好むか、好まないかは、出会ったその場から判別され結論を出されている為、先入観から届けられる情報が判断力の全てとなりやすく、第一次印象を良くした方がいい解釈はこの視座から来るものです。
屈託なく物事を受け入れ、それでいて楽しく過ごすものだと捉えており、いつも笑っています。

5,変化

自分の捉えていた価値基準を超える人との出会いや、情報に出くわした時、認識の基準が変わった時に変化を受け入れることが出来ます。
育ってきた環境下における常識から脱落し、1,虚無感、2,不安感、3,絶望感、4,乖離感、5,自滅感、6,消耗感、7,喪失感、8,無理感、9,倦怠感、などの重圧に押し潰され、そこから立ち直ると決意出来た時、見知らぬ情報と出会うことが出来変わり始める視座です。

6,適応

自分で選んだ環境だと納得している場合は、楽しく過ごせる視座です。
不本意さや、納得の行かない環境の場合では、全てにおいてやる気やモチベーションを上げたくなくなり、全力で拒絶し続ける姿をさらして誰とも言えない誰かに助けを求め続けるところがあります。その場合、自由を渇望し、足掻き、抵抗し、不満を吐き出し、言い訳するような姿をさらしてしまうのもこの視座の働きです。

7,価値

「笑えること」が第一基準とするもので、「笑っている」=「幸せに辿り着いた」といった解釈でいられる為です。幸せに到る方法論なら、どんな苦難でも乗り越えて実力として身につけることに価値を見出す視座です。
希望や夢が好きで、成りたいものになる為に実直に貫こうとするもので、何かしら疎外され、邪魔され、隔てられ、閉じ込められている場合は、理解されない姿で見ることになるものです。大事にしているものの為に、精一杯のことをして越えられない壁を越えようと必死になる働きがここにあります。

8,未知数

今以上の何かを求めるのはロマンがあり、可能性があり、自身の能力や価値を引き上げてくれる何かがあると信じられると思い、飛び込んで行く視座です。
既存のものや、常識的な規律などに窮屈さや、面白くない感覚を強く感じる為、そこから抜け出す方法論があるなら、取り組んでみたいと挑む働きがあります。自分の不足感を補うような夢には、従ってしまいたくなる衝動があり、倒れても倒れても突き進む力がここにはあります。

9,大切にしているもの

親であれば我が子や、子であれば託された思い、恋人や夫婦なら愛する者であり、信じる条件やなどの誓約や盟約など、後に退けない死守しなければならないものなどがあります。
楽しい一時であり、故郷や居場所などもあり、譲れないと感じられるものとして、心から安らげることや、自分を救い出してくれたものや、価値観を変えてくれた相手などを自分の身以上に大切にしたくなる視座です。

10,総合評価

自由を愛し、快楽や、面白いことを重視する感覚派の視座です。
ひょうきんさや、おちゃらけることや、真面目な雰囲気を不真面目さで笑いを巻き起こすことに目がなく、いつでも笑いに包まれようとするものです。
一見何も考えていないような馬鹿な姿をさらす者の、その実よく考えており自分の力でみんなを幸せにする為に笑わせたい為に出来る限りのことをしている姿です。
悲惨な体験や、苦難を乗り越えている人ほど、笑いの大切さや見せかけの重要さを知らせてくれるもので、辛さを幸せにして返す力があります。

安定者の眼差し

安定者が持つ性質や傾向です。安定者は、バランスを取る為に暗い雰囲気なら明るくしたがり、落ち込んでいるような人なら励まして盛り立てようとする力がある為、復活させようとする働きがあるので「安定」する者とした名称をつけています。

好意を受け入れ、悪意をはね除ける視座でもあり、反発心など束縛を嫌い、規律にもがき抗い、自由に自分自身を個性的に表現したい性質があります。

誰がなんと言おうと、自分は自分だという姿勢を貫こうとする思いがあり、自分の感覚や感じ方を絶対視する傾向があります。「力が全て」と感じやすいものの、様々な物の見方や価値観を育てることが出来ると、多彩な感性を育むことが出来、芸術的センスやビジョンをもたらすことが出来る愛嬌のある視座です。

ノリノリのイメージがこの視座です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?