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#4 かけがえのない人間関係・環境に身を置くことの幸せ。権利意識と利他心との境界線。

この3日間は、かけがえのない人間関係があることの幸せ、そして、その環境をどう築いていくかということを考える出来事がありました。

①仕事納めに会社の忘年会
150名以上の方が集まりましたが、余興などもあり、終始、笑顔や笑いにたえない時間を過ごすことができました。普段、なかなか話すことができないパートさんなどから話を聞けたり、日頃のお礼も伝えることができ、良い締めくくりでした。
居心地が良すぎて、また飲み過ぎてしまいました汗

②毎週土曜日の7時から集まって週次PDCAを回しているメンバーと、2024年の目標発表会。
今年の2月からスタートしましたが、毎週、仲間から刺激・気づき・承認などをもらって、本当にありがたい環境です。それぞの目標を共有したので、これからの週次PDCAも加速していきそう。

③高校時代の部活(こう見えて、ラグビー部なんですが)の忘年会
卒業してから、ずっと続いており、毎年年末の恒例行事になっています。コロナ禍で中止になっていたので、4年ぶりの開催。
私自身が双子なんですが、双子のもう一人も同じ高校で、かつ、同じ部活なので、忘年会で会いました(笑)
男子高なんですが、高校時代からすでに20年以上も経過していますが、相変わらず男子校のノリで童心に戻れる楽しい時間です。

感じたことは、ここでのコミュニティーは自分にとって「かけがいのない関係性」であり、とても居心地が良いということです。かつ、刺激的でもあります。

会社経営をしている方やマネジメント層の方であれば、会社においても、こういった、かけがえのない人間関係・チーム創りを目指している方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで、家族的な経営を目指して、社員のために良かれと思って動こうとしても、「反応がない・裏切られてしまう・期待に応えてくれない」という気持ちもあり、躊躇されている方もいらっしゃいます。

レイ・ダリオ氏の『人生と仕事の原則』において、『やりがいのある仕事とかけがえのない人間関係を培う』という章があり、非常に参考になる考え方が書かれていましたので、共有します。

福利厚生を普通の会社の人間味のないものではなく、家族にするようにしたということだ。ある面ではとても気前よく、ある面では個人の責任でやることを期待した。
社員を拡大家族のように扱うと、彼らも互いに、そして組織全体でも同じように振る舞うものだとわかった。

共通のミッションに対して忠実であること。ミッションに沿わない働き方をする人に忠実であってはならない。

寛大であることを、公平でないと誤解する人がいる。寛大な行動をすべての人の権利とはき違えている。

質の高い、長期的人間関係、強い責任感のある人の集団を望むなら、権利意識が忍び込まないようにすべきだ。

公平と寛大との境界線をどこに引くかをわきまえ、公平を上回るところに引くように。
各人は、公平を上回るように働くべきだ。つまり、自分にこうしてほしいと求める以上に他の人に配慮するという意味だ。
普通のビジネスでは他人やコミュニティの利益よりも自分自身の利益に焦点を当てる。「私はもっともらうべきだ」と言う代わりに、「君はもっと受け取って然るべきだ」「いや、君こそ」と互いに言うようであれば、寛大なよい人間関係を得られるだろう。

これを読んで、居心地が良いのは、
・見返りを求めていない
・同じ世界観や価値観を共有している
・気前の良さと自己責任のバランス
といった要素があるからなんだと気づきました。

会社の基本方針として『自利利他』を大事にしていますが、
自分の利益ありきではなく、他人の幸せや利益に貢献することが、巡り巡って自分の利益につながるという意味です。

もちろん人間なんで、自己中心・自分の利益・自分さえ良ければという誘惑や葛藤は常にありますが、
皆で『自利利他の精神』を大事にしようと常に意識・努力しているからこそ、権利意識を抑えて、まずは自分から有益性を発揮するようになっていくのではないかと思います。

2024年も驕らず、怯まず、弛まず、日々自分自身を省みながら、良い人間関係を育んでいこうと決意新たにしました。

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