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スコトーマは信念によって生まれる


 今日は、スコトーマについて書きます。
 
 スコトーマとは、眼科用語であり、ひいては心理学でも使われるようになりました。
 意味は、心理的盲点。
 
 私たちは、見たいものしか見ることができないのです。

 例えば、鍵を無くしたと思って、ひたすら探したのに見つからない。
 しかし、鍵を探すのを諦めた瞬間、ふと鍵が見つかった。
 そんな経験は、誰にでもあると思います。

 これが、スコトーマです。
 私たちは目の前の物ですら、ろくに見れていません。
 
 嘘だと思うなら、あなたが毎日身に付けている腕時計をスケッチしてみてください。
 
 絵が下手とか以前に、あなたが今までろくに、腕時計を見れていなかったことが分かるはずです。

 これは、別に責めている訳でも、あなただけに当てはまる話でもありません。

 地球上の全ての人が、スコトーマと共に生きています。
 
 コーチングでは、あなたが成功できない理由は、スコトーマが掛かっているからだと説明できます。
 あなたが成功できないのは、成功する方法がスコトーマとなって、認識できていないからだ、と。
 
 私たちは、見たいものしか見ることはできません。
 
 こう言うと、
 「私は成功する方法がとても見たいのに、見れていないよ!」
 と仰る方もいるかもしれません。
 
 しかし、正確には、私ではなく、が見たいものしか見ることができないのです。
 脳が見る必要が無いと判断した情報は、見れないのです。
 
 この脳の機能を、RAS( 網様体賦活系)と言います。
 
 この脳の判断基準は、意外なほど単純です。
 即ち、信念に沿うかどうか。
 
 この場合の信念とは、「私は○○を信じる!」という主張ではありません。
 あなたが当たり前だと思っている観念。
 要は、あなただけの常識です。
 
 例えば、あなたは朝ごはんは毎日食べるもの、と思っているかもしれません。
 そして、それを当たり前だと思っているかもしれません。
 しかしそれは、あなたの信念で、あなただけの常識です。
 
 何故なら、忙しいからではなく、自身の健康の為に、わざと食べない人が世の中には数え切れないほどいるからです。
 
 しかし、あなたが朝ごはんは毎日食べるもの、という信念を持っていると、そういう情報が認識できなくなります。
 その情報は、あなたの信念に沿っていないからです。
 
「何を達成するかは、ほとんどの場合、何を信じるかによって決まります」
 
 これは、コーチングの元祖、ルー・タイスの言葉です。
 
 年収が500万円が信念になっている人物は、年収1000万円になる方法が見えません。
 あなたの脳が、その情報を必要としていないからです。
 
 たとえあなたが、どれだけその情報を欲したとしても、脳が必要としないのなら、意味はないのです。
 
 だから、大切なのは、脳に必要な信念を刷り込むこと。
 
 あなたが金持ちになりたいのから、「私は金持ちである」という信念。
 あなたが美しくなりたいのなら、「私は美しい」という信念。
 
 先に、信念を脳に刷り込み、そして行動する。
 これが、コーチングのプロセスです。
 
 何も準備をせず、やみくもに行動しても意味はありません。
 かといって、行動しないのは論外です。
 
 だから、どれだけ脳に、自らが欲する信念を刷り込むかが重要になります。
 それが、ゴール設定です。
 
 その為に必要なのが、セルフトークです。
 意識するべきなのが、アファメーションです。
 
 セルフトークの重要性を知りましょう。
 
 もし、あなたが金持ちになりたいのに、「金が無いんだよね」と言っていては、いつまで経っても金持ちにはなりません。
 
 言葉の影響が凄いことは、誰でも分かると思います。
 ならば、それを味方につけて生きた方が得です。
 
 あなたが使う言葉は、他人よりずっと、自身に影響します。
 あなたの言葉が、あなたを創り上げるのです。


 
 「思考は運命を変える」

 思考に気をつけなさい
 それはいつか言葉になるから
 
 言葉に気をつけなさい
 それはいつか行動になるから
 
 行動に気をつけなさい
 それはいつか習慣になるから
 
 習慣に気をつけなさい  
 それはいつか性格になるから
 
 性格に気をつけなさい  
 それはいつか運命になるから


 マザー・テレサの言葉です。
 

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