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歯の矯正を振り返る

矯正治療をしている方が最近多く見られるように感じました。
大人でも矯正!とか歯の裏に装置をつけてバレない!とかそういったものも出てますもんね。
そこで私の経験談を書いていきます。


出っ歯に八重歯

小学校も高学年までは虫歯がない綺麗な歯並びの優等生。コンクールなんかで表彰狙ったろ!と思っていた5年生の少年に非情の通知…虫歯がここで見つかり、ノーヒットノーランは失敗。

処置も終わり、数年後。
今度は歯並びでご指摘を受けました。

近所の歯医者さんで見てもらうも、矯正は守備範囲外。
そこで紹介状を手にして初めて矯正歯科を訪れました。

その時知ったのですが子どもの乳歯の段階ではすきっ歯、歯と歯の間に隙間がある状態が理想的なのだそう。
永久歯への生えかわりが遅い背景には、牛乳を水のようにガバガバ飲んでいた小学生時代が影響してる?
…いずれにしても年貢の納め時(?)

この時、上前歯は出っ歯気味でその近くに永久歯がニョキっと横から生えている状態でした。

別に直さなくても…と当時は思ってましたが、前歯の近くにニョキっとある八重歯のポジショニングが徐々に気になってきていたのも事実。矯正治療をすることになったのが高校生になってすぐくらいでした。

お金は大事だよ〜

矯正は健康保険がおりません。
だからこれです…ってわかるか?
まあいいや。

だから高いです....子どものうちなら動かしやすいので安く済むようですが、大人に近づくにつれ動かしにくくなる為にそうなるようで。

なので矯正治療において、お金がつきまといます。歯医者さんと治療過程について説明を受けて、支払い時期についても説明があります。
納得したらサインして治療が始まります。

治療にステップを設けてそのステップごとに数十万払うパターン、一気に百万ほど払って治療を始めるパターンなどがありますが、自分は前者でした。

不正咬合でかなりひどいレベルだと保険適用になる場合もあるようです。

まあ一度診てもらわないとわからないですね

治療といっても歯にブラケットを1つ1つに着けられ、奥歯にはリング上の金具。
それらにワイヤーを留めて経過観察。以上。
そのため、実際の通院の間隔は3ヶ月とか半年に1回のペースでした。
歯が動かないと話にならないわけで、その歯も1週間で数センチ動くようなビックリする動きは見せてくれないため、長いスパンが設けられています。

歯を抜いてスペースを作ることもあります。私は2本抜歯しました!

もちろん、極力抜かないように頑張ってくれます

まあ動きが悪いと抜いてスペースを作るとかになっちゃいますけどね…こればかりは歯頼み。

痛みとの闘い

最初は細い柔らかいワイヤー、段階を経るごとにワイヤーは太く硬めになります。

そして比例するのは痛さ!
締めつけられるような、押さえつけられるような痛さがなかなかのもの。
噛めません。
涙が出る痛さ。
上の歯と下の歯が当たるだけでもう…

感覚としてはピーンと痛みが来る感じ。悶絶ものです。

そうでなくても締め付けられて痛いは痛い

でも毎日痛みに苦しむわけではなく、ワイヤーを調整されて2〜3日くらいの問題です。
あんだけ痛い痛い感じてても、1週間もすればなんともないのはなんかスゴい…

当然、締めつけられるだけでなく少しずつ歯は移動しています。
締めつけられて、移動しているとワイヤーも長さが余ってきます。それだけ歯が動いてると喜ぶところかもしれませんが、そのワイヤーの端が頬の内側にこすれて白くベロベロになったり、刺さる。

そしてワイヤー調整されて痛くなる。痛みが治まってしばらくするとワイヤーの端の攻撃がはじまる....その繰り返しでした。

お餅とかガムも食べれなくはないですが、避けたほうが無難、煎餅などの固いものは小さく砕かないと食べるのに難儀します。なにより装置が壊れるリスクも孕んでいます。
ということで日々の歯みがきは面倒でした。
装置が外せないので装置の隙間を縫って細かく細かくやってました。

装置が外れたら

実際、装置の縛りから解放されたときは快感でした。自分は高校卒業前だったような…2~3年装置を着けていたせいか逆に違和感すら感じたものです。

しかし、装置を外してそのままだと歯は元の位置に戻ろうと動きだします。それを防ぐため、マウスピースのような「リテーナー」という保持装置を着けて経過観察となります。

これに奥歯にひっかける針金がくっついた感じのやつです。
つけると滑舌が悪くなるというおまけ付き…逆にトレーニングにもってこい。

リテーナーは最初は食事中だけ外して、最終的には眠るときだけ着けるようになります。
最初のうちは1日でも着け忘れてると締めつけがキツくなるので、歯が元に戻ろうとする動きをしているのを味わえます。

維持も大切です

普通の矯正治療はリテーナー装着での経過観察が終われば卒業ですが、私は歯肉炎が酷くなっており、20代でも歯周病になるリスクがあるため、現在も定期的に歯石取りに通ってます。

ということで綺麗な歯並び、綺麗な歯を維持することがなにより大切…怠ったらお金をドブに捨てることになってしまいますからね。

現代では成人の約80%が歯周病らしい!

気付いたときには遅い…

歯垢の状態なら歯みがきで落とせますが、固着して歯石になると歯ブラシでは取れません。
この歯石を溜め込むと歯周病に繋がります。

歯垢から歯石に変化するのは約2日とも。

怖い…

そうそう、歯本体もですがリテーナーも掃除しないといけません。歯医者さんでもクリーニングしてもらうこともありますが、自分でもメンテナンスは必要だと思ってます。
歯が元の場所に戻ろうとする力は年中無休なのので長いお付き合いになりますし。

入れ歯洗浄剤でもいいんですけどなんかね…
自分は超音波洗浄機派です。
時計とか眼鏡とかも洗えて汎用性は後者が圧倒的です。

得るものも高い

お金はかかりますが、得るものもあります。

歯並びが綺麗になると自分に自信が持てる!といったメンタル的なメリットもありますが、綺麗な歯並びは歯みがきがしやすくなるので虫歯や歯周病のリスクが減らせること、ちゃんと食べ物が噛める・ちゃんと噛みしめられるので運動能力の改善にも繋がるという機能的なメリットもあります。

矯正中っぽい方を見かけると頑張れ!と心の中で勝手にエールを送っている今日この頃。

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