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クラウドワークスの”怪しい案件”に引っかからないためには

はじめまして、
ノートをご覧いただきありがとうございます。

WEB系の編集者として活動しております、りょう(@editor_lucky11)と申します。

私の自己紹介ページでは、記事の長さの都合上、「応募する際の注意点」についてお伝えできなかったため、こちらで詳しくまとめさせて頂きます。

私はクラウドワークスを3年ほど利用してきましたが、悲しいことにどこを見ても労働者をモノのように”使い捨て”にしたり、多重下請けの実情を隠してライターを”買い叩き”にしたりするクライアントがいるものです。

そして、このようなクラウアントのターゲットとされやすいのが『駆け出しのライターさん』です。

どのような謳い文句に気をつけるべきか

これからWEBライターとして活動される方に辛い想いをさせたくありませんので、私の経験を元に「注意すべき謳い文句3つ」と「応募する前に見るべきポイント」をお伝えしたいと思います。


※「この表現を使うクライアントが全て悪徳!」と断言するものではありませんので、ご了承いただけますようお願いいたします。

初心者・主婦・学生さん限定!案件


クラウドワークスで文字単価を指定せずに検索すると、主婦さんや学生さんを限定とする案件を見かけることがあります。

中には、「質の悪い記事でもとにかく量産して欲しい」という意図で募集される場合もあるので、注意してください。

主婦さんをターゲットとしている場合なら、下記のような文言で心を掴みにくるでしょう。

・主婦さん限定即採用!
・子育て中のママさん大活躍中!
・スキマ時間でコツコツ稼ぎませんか?

この案件が「育児・子育てメディア」であれば、問題ありません。

ですが、エンタメメディア・占いメディア・美容メディア・商品紹介サイトであれば、なぜ主婦さん限定とするのか、私には全く理解できません。

次に初心者や学生さんをターゲットとする場合、上下関係が発生しているケースがほとんどですから、下記のような注意事項を記載される場合があります。

・必ず週に2記事納品できる人!
・どんなFBでも丁寧に対応できる人
・〇〇時間以内に返信できる人

上記を「赤文字&太文字」で強調する…非常にあるあるなことです。

たとえこのような案件で採用を頂いたとしても、きっと厳しいFBを受けるでしょう。

少しでも言いつけに背けば、低評価を受けてしまうかもしれません…。
(基本的にクラウドワークスは、個人間のトラブルに関与しないため、低評価を受けても自己責任となります)

募集内容には人間性が現れますので、もし強い命令文を見かけた際は注意してください。

SEO・AIノウハウが学べます!案件


正直に言います、そんな上手い話なんてありません。

「スキルアップをしたい」という向上心を利用して、長く使いたいのだと思います。

募集文では、下記のような表現で興味付けするでしょう。

・高額ライティングスクールはおすすめしません
・ライターとして活躍するプロが教えます!
・学びながら高収入を得ることも可能です。

クライアントが講師としての実績を積みたいのであれば、納得できます。

しかしそれなら、正直にその旨を記載しますし、そもそもコンテンツ制作ではなく「モニター」としての募集となります。

おそらくSEOスキルが学べると言っても…

「無料ツールでサジェストKWと関連KWを拾って、タイトルや見出し、本文に入れ込みましょう」「メタディスクリプションを設定、画像のaltタグを設定しましょう」

このくらいかと思います。

SEOやAI活用のテクニックを学ぶことは決して悪いことではありませんが、そこに重点を置くと上位表示を狙うためだけコンテンツとなり、コンテンツを作成する本来の目的を見失います。

基礎からSEOライティングを学びたい場合は、WEBマーケティングに強い「バズ部さん」や「レイニーさん」から情報を得ることを私はおすすめします。

月収〇〇万円稼げます・高単価!案件


正直、私が一番苦手なタイプです…(汗)

金は人を変えてしまう…きっとこのような表現を使われるクライアント様は自身を稼がせてくれるライターさんを探しているのでしょう。

つまり、悪質なアフィリエイトメディアである確率が高く、注意が必要です。
※アフィリエイトメディアが悪いというわけではありません。

月収を目標とされるライターさんを惹きつけるため、募集内容には、下記のような収入シミュレーションを記載する場合があります。

・月に15本納品される主婦さん:月収8万円
・月に30本納品される学生さん:月収18万円
・月に60本納品される専業ライターさん:月収30万円

たとえ上記の収入が本当だったとしても、スパムやヘルプフルコンテンツアップデートに左右されますから、契約も短期的になるでしょう。

特に近年は、ブラックハットなやり口が淘汰されつつあるので、そのようなメディアで高収入は望めません。

Googleは、今回のアップデートで”独自性のないコンテンツは40%減少する見込み”と言及しています。

つまり、キュレーションサイト等で問題視されていた既存記事の寄せ集め、いわゆる『コタツ記事』が通用しなくなるのです。

投資ビジネスやスクールビジネスなど、何においても言えますが、そもそも「稼げます」と断言するものは怪しいと思ってください。

良心的なライティングスクールはちゃんと存在しますので、良い面ばかりではなく欠点も素直に伝えられているか、講師の人柄や評判は良いかなど、深くリサーチした上で決めることをおすすめします。

【まとめ】応募する前に見るべきポイント


「注意すべき謳い文句」についてお伝えしてきました。

しかし、実際にどのようにして良い案件を見極めれば良いのか、悩む方も多いでしょう。

私なりの視点となりますが、応募する前に以下の3点を確認しておくことをおすすめします。

・発注者の評価コメントは良いか
・プロフィールに企業名が載っているか
・どのようなライターが取引しているのか

多くの場合、良いクライアントには良いライターさんが取引をされています。

発注者の評価と企業名は大前提として、取引中のライターさんも見ておくことをおすすめします。

また、今回は「謳い文句」に焦点を当てて解説しましたが、下記の案件にもどうか気をつけてください。

・まだ実績ゼロなのにスカウトメールが来る
・テスト執筆の量と報酬が明らかに見合わない
・本件と関係のない副業やスクールを勧められる

もし、「本当に応募して良いのか不安…」とのことでしたら、私(@editor_lucky11)にDMで聞いて頂いても構いません。

「誰かにとっての正義は誰かにとっての悪である」というように撲滅したいとまでは思いませんが、せっかく勇気を出して始められたライターさんに辛い思いをさせたくないので、注意喚起としてまとめさせて頂きました。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。

みなさんが良いクライアント様と出会い、ご活躍なさることを心より願っています。

愛しのマイペットより


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