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胃腸をちょこっと元気にする方法、夕食断食とゆるっとグルテンフリー生活

2016年から夕方断食を、2020年からゆるっとグルテンフリー生活を続けています。

胃腸の健康のために始めたわけではありませんが、結果、朝ごはんが入るようになったり、固いみぞおちが柔らかくなったりしたので、胃腸が弱い方、胃腸に不調のある方の役に立ったらいいなという気持ちで書いています。

胃腸をちょこっと元気にする方法(1)夕食断食


●夕方断食とは?
夕食断食とは、字のごとく、夕食を食べないこと。
人によっては、朝ごはんまで18時間空けたほうがいいと仰る方もいらっしゃいますが、
私は、最低12時間(朝7時に食べるとして、前日夜7時までに済ませる)、
平均15時間(朝7時に食べるとして、前日夕方4時から食べない)です。

●夕方断食を始めたわけ
2016年、わたしが夕食断食を始めたわけは『血を造りたかったから』です。

小学生の頃から貧血で、体温も35度台。
夏がとにかくツラく、動けなくて、36歳の頃、本当にどうにかしたいと思い、出会ったのが、

堀江 昭佳 著
『血流がすべて解決する』

という本でした。
堀江さんは、出雲大社参道に構える漢方薬局の4代目さん。

著書の中で、

・造血や細胞の修復は、寝ている間にしか行われない
・寝る前に食べると、食べ物を腸に送ることに、まずは時間が取られる
・寝ている間、なるべく長く造血や細胞修復の時間をとるためには、空腹で寝始めることが必要

と書かれていました。

そして、著書では、
(1)夕食は控えめにしましょう
(2)控えめが分からなければ食べないも有です
(3)一旦、一週間だけ夕食を抜いてみると、体が軽くなるのが分かります

と書かれていました。
そこで、私が選んだのは(3)
当時、貯金が30万円もなかったので、節約にもなると思ったのです。


●一週間だけ夕食を抜いてみた結果
・朝、7時頃、起きられるようになった
・起きて食欲があって、朝ごはんを食べたいと思えるようになった
・体重が1kg減った

一週間、苦行以外のなにものでもありませんでしたが、朝ごはんて、美味しかったんだ!と思いました。
小学生の頃から、朝ごはんが胃に入りませんでしたが、朝からご飯と味噌汁、朝からカツ丼などのヘビーなものも入るようになりました。

副産物として体重が1kg減ったこともあって、その後一ヶ月続けることにしました。
ただ、昼食を食べてから、朝まで何も食べないのはツラかったので、最終食事ラインを夜6時にしました。
自分の感覚的に、空腹を感じるのが、食後4時間後だったので、
夜10時に寝るとして、4時間前の夜6時という決め方です。
それでも、たくさん食べては意味がないので、夜6時に食べるのはヨーグルトやスープ程度。

最初の一週間も苦行でしたが、その後も苦行以外のなにものでもありませんでした。
体調をなんとかしたかったのもありますが、本当にお金も仕事もなかったので、なんとかこれだけはがんばろうという根性で続けた感じです。
あと、2ヶ月、3ヶ月と続けていくと、4ヶ月連続1kgずつ体重が減ったことも、モチベーションUPになりました。

体重は、その後、減らなくなりましたが、私の夕食断食の理由は『造血』なので、減量は気にせず続けると、数ヶ月して、また体重が減り始め、結果、一年で56→48kgになりました。
(その後、グルテンフリー生活を始めて、夏場46kg程度、冬場48kg程度です)

●夕食断食一年の結果
・朝6時頃、起きられるようになった(仕事の日、休みの日、関係なく)
・起きて食欲があって、朝ごはんを食べたいと思えるようになった
・体温が35度台→常に36度台に
・夏場のツラさが軽くなった、夏場も動けるようになった
・体重が8kg減った(56→48kg、身長161cm)

残念ながら、造血に関しては解決せず、健康診断の採血結果では、アウトかセーフか境目のところですが、朝起きられるし、夏も動けるので、私としては満足です☆

●現在の夕食断食
2016年に始めて、2023年現在、毎日平均して15時間ほど空腹時間がありますが、昼3時頃には、食欲が出てこない、食べたい気持ちにならないから食べていないので、特に苦はありません。
今は、逆に夜に食べると、お腹が気持ち悪くて寝付けないです。
水やお茶は、寝る前も飲んでいます。



胃の温度は37℃くらいと言われています。
胃に食べ物が留まることは、真夏日に生ゴミを放置するようなもの。
胃はなるべく早く腸に食べ物を送らないといけません。
胃に食べ物が入ってきたら、胃はすぐに仕事をしないといけないのです。

10時間食べないと言っても、その後2時間消化作業をするとしたら、胃が休めるのは8時間。
胃弱で消化に時間がかかる人なら、胃が休めるのは6時間かもしれません。
人間も休みたいですよね?胃も休ませてあげませんか?

食べ続けると、胃は働き通しです。
空腹時間は、胃に休みをあげること。
夜ちゃんと休んでもらって、朝働いてもらおうと思っています。

胃腸が弱い方、胃腸に不調のある方、一度10時間くらい夕食断食をしてみてはいかがでしょうか?

胃腸をちょこっと元気にする方法(2)グルテンフリー生活


●グルテンフリーとは?
グルテンフリーとは、小麦粉不使用の食品のことです。
私は、40歳を過ぎて、小麦粉(グルテン)に反応するようになってから、極力小麦粉を控えて暮らしています。
グルテンフリー生活を始めたというより、そうなりましたという感じです(苦笑)

●グルテンフリー生活のきっかけ
喉に違和感を覚えたのは38歳の頃でした。
唾を飲み込んでも飲み込んでも、喉のつかえが取れず、耳鼻咽喉科に行き、その後胃カメラ検査をしても異常なく。

およそ一年経って、東洋医学の梅核鬼(ばいかくき:梅の種が喉につかえて取れない感じの症状)ではないかということで、漢方薬局さんで漢方を処方していただき、半年ほどでようやく落ち着きました。

が。

40歳を過ぎて、パンを一口食べた次の瞬間、喉のつかえを感じ。
一口以上食べるのをやめると、30分後くらいで、喉のつかえは収まりました。

パン?小麦粉?
そういえば、社員食堂でうどん食べたあとも、喉のつかえを感じたなあと思い出し。
それから、数日して、クッキーを食べたときも、喉のつかえを感じ、小麦粉使用の食品を食べるのをやめました。

●一週間、小麦粉を食べなかった結果
小麦粉使用の食品を食べるのをやめて、一週間。
喉につかえを感じなくなりました!
そして、みぞおちが柔らかくなりました!
20代から、みぞおちは押すと硬くて痛いもの、というのが当たり前で、人間全員そういうものと思っていたので、とてもビックリでした!
(さらに、3ヶ月続ける頃には、体重が2kg減りました!)

●グルテンが体に負担をかけるわけ
小麦粉(グルテン)を悪者にする気はありませんが、
いろいろ調べる中で、体に負担をかける物らしいということを知りました。



人間の歴史を紐解くと、人が最初に食べたものは木の実や果実。
そのあとに、狩猟技術を手にして魚や肉、
さらに後に、育てる技術を手にして麦や米。
麦や米などの炭水化物よりも先に、魚や肉などのたんぱく質を食べ始めました。
ですので、人間の胃は、先にたんぱく質を消化することを覚え、最後に炭水化物を消化することを覚えたというのです。
なので、今も胃は炭水化物の消化は最後。
つまり、炭水化物の消化には、時間がかかるらいしのです。

その炭水化物の中でも、最も消化がかかるのが、小麦粉に含まれるグルテンという物質。
パンやラーメンの、あのもっちりの正体です。(もっちり、美味しいですよね…)

この、もっちり。
実は、一番消化に時間がかかるそうで、特に、現在日本で流通している小麦粉のほとんどは、アメリカなどで品種改良され、よりグルテンが強化されたものため、余計に消化に時間がかかり、胃の負担になるのだそうです。
ちなみに、同じもっちりの餅やお団子も、消化に時間がかかります。

ですが、ちゃんと炭水化物を消化する仕組みもあります。それが、唾液です。
唾液に含まれるアミラーゼが、炭水化物を消化する助けをしてくれています。
ただ、アミラーゼに助けてもらおうとすると、20・30回は噛んで、口の中で唾液と食べ物をしっかり混ぜないといけないのですが、パンも白米も柔らかいので、そんなに噛みませんよね?
なので、アミラーゼに助けてもらうことができず、胃に消化作業をがんばってもらうことになるのだそうです。

ですので、小麦粉をやめなくても摂取量を減らしたり、食事時、一口につき20・30回噛んだりすることで、胃への負担を減らすことができるそうです。
小麦粉を含む食品を取らないようにすることは、よほど切羽詰まっていないと夕食断食と同じく苦行ですが、1週間でも、完全にやめたほうが実感できるかと思います。

●現在のグルテンフリー生活
2020年に始めて、2023年現在、小麦粉を含む食品を食べることは、ほぼありません。

麺類はフォーや十割そばや米粉うどんに、パンは米粉パンに、焼き菓子は大豆粉で作るパウンドケーキや米粉で作るスコーンになりました。
(なお、大手製パンメーカーの米粉パンは、米粉入りの小麦粉パンです。トップの写真は100%米粉パンで作ったサンドイッチ)
パンや焼き菓子に目がいかなくなったので、食品売場滞在時間が短くなり、余計なものを買わなくなりました。

また、お菓子は、チョコレート、プリン、大福、おはぎ、羊羮、焼き芋、芋けんぴ、ポテトチップス、アイスクリームが食べられますが、味付けによっては食べれないものもあります。
ウエハースチョコはウエハースが小麦粉使用、ポテトチップスコンソメ味はコンソメが小麦粉使用、クッキー入りのアイスクリームはクッキーが小麦粉使用など。
大福の回りの粉が小麦粉使用の場合もあります。

フォーでパスタもどきも、大豆粉でお好み焼も作れるので、食べるものがないと困ることは、ありません。
ただ、ラーメンだけ、米粉ラーメンを食べてみましたが、私の感覚的にラーメンではなく、代用が見つからないので、数ヶ月に一度少量を食べています。
(麺の量が、私から見て多い場合は、茹でたあと冷凍保存しています)
他のメーカーの米粉ラーメンを試したい気持ちはありますが、コスパと、食べる回数を考えたら、このままでよいかと思っています。

生き方に食べ方を合わせる

個人的に、食べ方=生き方だと思っています。

私は、長生きしたいとは思っていません。
人生100年時代と言われていますが、80歳くらいまで生きられたら御の字。
でも、痛みを感じたり、病気になって自分のやりたいことができなくなるのは、嫌です。
毎日心地よく、美味しいものを食べて、やりたいことをやりたいようにやって生きていたい。
その結果、長生きになったら、それは仕方ないことかなと。

長生きが仕方ないって…とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、私の感覚としてはそうなのです。

なので、
美味しいものを食べていたい、結果太っても仕方ない。
とにかく仕事が好き、だから、食事は携帯食でいい、結果病気になっても構わない。
とにかくこれが好き、毎日食べたい、体に悪いと言われても食べていたい、これが食べられないほうが生きてる意味がない。
動いていたい、だから、睡眠時間は短くていい、結果短命でも悔いはない。
長生きしたい。だから、食にも睡眠にも運動に気をつけたい、結局短命でもベストを尽くした結果なら仕方ない。

どの生き方も選択もOKで、私の場合、生き方に食べ方を合わせたら、夕食断食やゆるっとグルテンフリー生活(完全に小麦粉抜きではないので)が合ってるなと思ったので、継続しています。

そういう生活を薦めたいわけではなく、こういう食べ方もあるよということが、誰かの役にたったら、今回は、 胃腸が弱い方、胃腸に不調のある方の役に立ったらいいなという気持ちで書きました。

ゆるっと読んでいただけたら、幸いです。

※ご注意※
私はグルテンフリー生活をしていますが、血液検査で小麦粉のアレルギー反応が出たわけではありません。
私は、小麦粉を食べたあと、気持ち悪くはなりますが、命に関わることは、恐らくありません。
ほんの少量食べただけで(それこそ混入で)命に関わるような方は、あくまで本内容は参考に留めていただき、実際に食べるか食べさせるかは、医師の指導のもと判断していただければと思います。

お読みくださり、ありがとうございました。


#創作大賞2023 #エッセイ部門

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